星とぽんず。
最新 最初 全 
#367 [七瀬]
「うん。すっごい悩んでるように見える」
うっそー。あたし、
そんなに顔に出てたかな?
『いや、そういうわけじゃないんだけど』
ほんとは
そういうわけであります。
「‥もしかして」
:09/08/04 21:36
:N703iD
:JmkDUx7w
#368 [七瀬]
グッと、
顔を近付ける歩志。
ちょうど練習を終えて、
今は、休憩時間。
男の子が運動しているときよりもしたあとの、汗をかいたすがたに、
きゅんとしてしまうのは、あたしだけじゃないはず。
『かっ‥顔近いよっ!』
少し押すと、やっと
元の位置に戻す歩志。
:09/08/04 21:42
:N703iD
:JmkDUx7w
#369 [七瀬]
「来てないから?」
目を反らして言うアイツ。
『‥へ』
「林原くんだよ。林原くん!」
あ‥うん。
実は、ここ一週間ほど、
林原は部活に来ていない。
:09/08/04 21:45
:N703iD
:JmkDUx7w
#370 [七瀬]
おととい、廊下で見かけたし、昨日、学科別授業にも出ていたし、
学校には来てるみたいだけど。
理由は‥たぶんあたし。
「心配?」
『‥‥うん‥』
:09/08/04 21:48
:N703iD
:JmkDUx7w
#371 [七瀬]
心配だよ。
心配に決まってんじゃん。
「‥そんなに心配なんだ。林原くんのこと」
ぽつりと言って、
歩志は練習を再開した。
今のあたしには、歩志の不機嫌そうな表情よりも、
林原が気になって気になって、しょうがなかった。
:09/08/04 21:58
:N703iD
:JmkDUx7w
#372 [七瀬]
―――――――――
―――――
―――
松田‥松田‥――
『林原?』
松田‥――
『どこ?林原ー?』
ここだよ、ここ‥――
『ここって、どこよー?』
:09/08/06 00:15
:N703iD
:DEW.EFwE
#373 [七瀬]
白く広い廊下。
前も後ろも、
右も左も、だれもいない。
人一人いないと、こんなに広くて静かなんだ、と感じると、ともに
松田‥――
林原の声が耳に響く。
『もー!
"ここ"って、どこ!?』
:09/08/06 00:19
:N703iD
:DEW.EFwE
#374 [七瀬]
答えない林原に、苛立つ。
お前のすぐ側――
『えっ?』
俺は離れていかないよ――
あたしの、
不安を包み込むような声。
ずっと、側にいる――
すがたが見えないけれど、林原がいるんだって、思う。
:09/08/06 00:23
:N703iD
:DEW.EFwE
#375 [七瀬]
たとえ、お前の心が、
他の奴のものだとしても―
なんで、そんな優しい声してるの‥‥林原‥。
だって、松田は俺の‥――
「―――‥‥い」
:09/08/06 00:27
:N703iD
:DEW.EFwE
#376 [七瀬]
松田は俺の‥――
ほほえむ林原を最後に
「起きなさい!!」
一気に、現実に戻される。
『う‥〜〜ん〜‥』
「柚子!遅刻遅刻!!」
『もぉ‥休むぅ‥』
ダメ元でも、寝呆けてた
あたしは言ってみる。
:09/08/06 00:31
:N703iD
:DEW.EFwE
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194