星とぽんず。
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#371 [七瀬]
 
 
心配だよ。
心配に決まってんじゃん。



「‥そんなに心配なんだ。林原くんのこと」

ぽつりと言って、
歩志は練習を再開した。


今のあたしには、歩志の不機嫌そうな表情よりも、

林原が気になって気になって、しょうがなかった。
 

⏰:09/08/04 21:58 📱:N703iD 🆔:JmkDUx7w


#372 [七瀬]
―――――――――
―――――
―――


松田‥松田‥――


『林原?』

松田‥――


『どこ?林原ー?』

ここだよ、ここ‥――


『ここって、どこよー?』

⏰:09/08/06 00:15 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#373 [七瀬]
 
白く広い廊下。

前も後ろも、
右も左も、だれもいない。


人一人いないと、こんなに広くて静かなんだ、と感じると、ともに


松田‥――

林原の声が耳に響く。


『もー!
"ここ"って、どこ!?』
 

⏰:09/08/06 00:19 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#374 [七瀬]
 
答えない林原に、苛立つ。


お前のすぐ側――

『えっ?』


俺は離れていかないよ――

あたしの、
不安を包み込むような声。


ずっと、側にいる――

すがたが見えないけれど、林原がいるんだって、思う。

⏰:09/08/06 00:23 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#375 [七瀬]
 
 
たとえ、お前の心が、
他の奴のものだとしても―


なんで、そんな優しい声してるの‥‥林原‥。



だって、松田は俺の‥――



「―――‥‥い」
 
 

⏰:09/08/06 00:27 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#376 [七瀬]
 
 
松田は俺の‥――

ほほえむ林原を最後に


「起きなさい!!」

一気に、現実に戻される。


『う‥〜〜ん〜‥』

「柚子!遅刻遅刻!!」

『もぉ‥休むぅ‥』

ダメ元でも、寝呆けてた
あたしは言ってみる。

⏰:09/08/06 00:31 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#377 [七瀬]
 
 
「なに言ってんの!!
いいから、起きなさい!」

あー、やっぱりお母さんには通じないよね‥。


体を起こそうかなと、思いながらも、布団の誘惑に勝てず、渋るあたしも、

次の、お母さんの言葉で
飛び起きることとなる。



「遠足!今日遠足よっ!」 

⏰:09/08/06 00:35 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#378 [七瀬]
 
 
‥‥‥‥遠足。


『ええぇぇえ!??』


うそーうそーうそー!!!

『なんで、起こしてくんなかったのよぉ!!!!』

あわてて、布団を蹴り飛ばし、体を起こす。


「‥お母さんも、お寝坊しちゃった」
 

⏰:09/08/06 00:38 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#379 [七瀬]
 
 
『‥‥‥』

年甲斐もなく、舌を出す
我が母に、疲れた瞬間。



「とりあえず!早く顔洗ってらっしゃい!」

言われたとおり、階段を降りて、洗面所へ向かった。


『あ‥お姉ちゃん』

「ごめん。今、混んでるから」

⏰:09/08/06 00:46 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


#380 [七瀬]
 
 
パシャパシャと、顔を洗う我が姉のすがたと


「いやぁ〜〜柚子ごめん。次は、パパが並んでるんだぁ」

こんなときでも、ほんわか穏やかな、我が父。


『ま‥まさか‥』

「そのまさかだよ」

お姉ちゃんが、タオルに
顔を押しつけ、言った。

⏰:09/08/06 00:50 📱:N703iD 🆔:DEW.EFwE


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