星とぽんず。
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#81 [七瀬]
あー、のぼせちゃう!
あたしは、
急いで湯ぶねから出る。
‥なに赤くなってんの。
長いこと、湯に浸かっていたからか、
‥アイツのことを考えてたからか。
鏡の中の、あたしの頬は火照っていた。
:09/05/31 15:33
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#82 [七瀬]
『‥明日‥補習行くよ』
「どうしたの、急に。
さっきまで、あんなにいやだって言ってたじゃない」
『べっ‥別に』
アイツも行くかも
ってわけじゃないから。
『ただちょーっとは勉強する気になっただけ』
「あら‥そう」
:09/05/31 18:28
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#83 [七瀬]
バスタオルで、頭を無造作に拭きながら、
目を大きくしているお母さんに
『おやすみ』
そう言って、
部屋へ向かった。
ドキドキを
胸に秘めながら。
:09/05/31 18:32
:N703iD
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#84 [七瀬]
あ〜‥、
なんか、ほんと久々だぁ‥
この長い長い時間、
電車に乗ったのも、
学校へ足を運んだのも。
一年の補習は、
一階の多目的室で行うらしい。
ちなみに、閣議室は、
三階のいちばん端っこにあって、体育館を3分の1の大きさにした感じ。
:09/05/31 19:10
:N703iD
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#85 [七瀬]
『‥おはようございまーす』
少し緊張気味に多目的のドアを開けると、
長テーブルが横2列、
縦5列に並んでいる。
‥が、
「松田、おはよう」
そこには、マッキーが一人、相変わらずのいかつい顔で座っていた。
:09/05/31 19:16
:N703iD
:U4z37/x2
#86 [七瀬]
『ま‥マッキー』
「久しぶりだな、松田」
多目的室には、
あたしとマッキーだけ。
『ちょ‥ちょっと早く来すぎちゃいましたかね』
だって、誰も来てないし。
「いーや、ちっとも早くない。遅すぎるくらいだ」
そうやって、マッキーは
9時ちょうどを指している時計を指差した。
:09/05/31 20:28
:N703iD
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#87 [七瀬]
てことは‥
「じゃあ、松田が来たことだし、始めるか。補習」
てことは、
てことは!!
『あの‥あたし一人で、
ですか?』
「当たりめーだろーが。
誰も来ないんだから」
や、やややっぱり‥
:09/05/31 20:30
:N703iD
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#88 [七瀬]
こうして、始まった補習。
アイツどころか、
誰も来ていない。
みんな、貴重な夏休みを補習に埋める気はないようだ。
‥って、当たり前か。
もぉ‥‥最悪‥
あたしは、3時間、
この黒板に一人で立ち向かわなければいけなかった。
:09/05/31 20:34
:N703iD
:U4z37/x2
#89 [七瀬]
マッキーが、一生懸命、
数学を説明している。
ていうか‥
マッキーって、技術の先生だったんじゃ‥。
「おい、聞いてるのか!?」
『え!?あ、は、はい!』
でも、数学の先生より、
分かりやすかったし、いっか。
この3時間、
いつもの無駄ばなしは、出てくることはなかった。
:09/05/31 20:40
:N703iD
:U4z37/x2
#90 [七瀬]
「よーし、10分早いが、
今日はここまでだ。
松田、一人でよく頑張ったな」
あれから、理科、英語を
教わって、やっと解放された。
『ありがとうございました』
そうやって、
多目的室を後にした。
:09/05/31 20:45
:N703iD
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