星とぽんず。
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#91 [七瀬]
 
このまま帰るのも
なんだし‥

一応、閣議室行ってみよっかな。

なんて、考えながら
ボンヤリ歩いていると


バンッ

『わっ!』

「ごっごめんなさい!」


誰かが、後ろから
ぶつかってきた。

⏰:09/05/31 23:12 📱:N703iD 🆔:U4z37/x2


#92 [七瀬]
 
「す、すいません!」

相手は、
頭を下げて謝る。


『そ‥そんな‥、あたし、大丈夫だし、どこも怪我してないし‥‥顔、上げて下さい』

制服を着ていることから、ここの生徒らしい。


「あの‥ほんとすいません」

あたしが、そう言うと
顔を上げた。

⏰:09/05/31 23:17 📱:N703iD 🆔:U4z37/x2


#93 [七瀬]
 
 
わ‥かわいー‥。


「あの‥怪我、ほんとにしてませんか?」

身長は、あたしくらいしかないみたい。

目は、おっきくて、
くりくりしている。

髪は、ふわふわしたショート。

あたしと、正反対の白い肌が真っ黒な瞳をより美しく引き立てていた。

⏰:09/05/31 23:21 📱:N703iD 🆔:U4z37/x2


#94 [七瀬]
 
 
『ほ‥ほんと大丈夫ですから‥』

「ごめんなさい。
急いでたものですから、走っててつい‥‥」

そうやって、
頬に手をかざす、その女の子は、やっぱりかわいい。


『その‥急いでたんなら、早く行ったほうが‥』

「あ、そうですね。
ほんと申し訳ありませんでした」

⏰:09/05/31 23:25 📱:N703iD 🆔:U4z37/x2


#95 [七瀬]
ハッとしたように、
その女の子は言った。

「早く行かないと、剣道の試合が始まっちゃう‥
そ、それじゃあ、失礼しましたっ!」

そうやって、あたしが行こうとした階段の方へ慌てて走っていった。

剣道の試合‥?

あ‥、まだやってるんだ。あたしも早く行かなくっちゃ。

あたしも、女の子と同じ方へ足を走らせた。

⏰:09/05/31 23:32 📱:N703iD 🆔:U4z37/x2


#96 [七瀬]
「頑張れー」

「ファイトー!」

わ、始まってんじゃん。


ドアを開けた瞬間、
熱い喚声と、むわ〜んとした空気が身を包んだ。

こんな30度を軽く超える日に、
こんなクーラーも扇風機もないところで、

あんなの着て、のぼせないのだろうか。

⏰:09/06/01 22:11 📱:N703iD 🆔:L5M3MJSg


#97 [七瀬]
 
ピピーッ!

ホイッスルが鳴った。

勝負が決まったみたい。


次の試合は‥


パッと見ると、いちばん小さい姿が、フィールド上に見える。


林原だ。

あたしは、すぐに確信した。

⏰:09/06/01 22:13 📱:N703iD 🆔:L5M3MJSg


#98 [七瀬]
顔が、覆われて見えないけど、あれは絶対林原だ。

あんなに見てきたすがただもん。
間違えるはずない。

『はやしばらー!
がんばれーっ!!』

そう周りも気にせず、
大声で叫んだ。

すると、振り返って

「遅ーんだよ」って笑った。

顔は見えなかったけど、
絶対絶対笑った。

⏰:09/06/01 22:17 📱:N703iD 🆔:L5M3MJSg


#99 [七瀬]
 
ほらー、やっぱ林原だー。

なんだか、
うれしくなった。



が、次の瞬間には、
不安があたしの胸を過った。


‥でかっ。

林原の対戦相手は、
かなり長身の細い男だった。

軽く185は超えてると思う。

⏰:09/06/01 22:20 📱:N703iD 🆔:L5M3MJSg


#100 [七瀬]
 
‥大丈夫かな、林原。

そんな不安をよそに、
始まりの合図が鳴り響いた。


いくら、林原がうまくてもこんなに身長差あるんじゃ勝ち目がない。

早くも押され気味だし。

顧問の先生も、もうちょいそういうとこ考えてくれても、いいのに。
 
20p近く差がある相手なんて‥

⏰:09/06/01 22:24 📱:N703iD 🆔:L5M3MJSg


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