星とぽんず。
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#84 [七瀬]
あ〜‥、
なんか、ほんと久々だぁ‥
この長い長い時間、
電車に乗ったのも、
学校へ足を運んだのも。
一年の補習は、
一階の多目的室で行うらしい。
ちなみに、閣議室は、
三階のいちばん端っこにあって、体育館を3分の1の大きさにした感じ。
:09/05/31 19:10
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#85 [七瀬]
『‥おはようございまーす』
少し緊張気味に多目的のドアを開けると、
長テーブルが横2列、
縦5列に並んでいる。
‥が、
「松田、おはよう」
そこには、マッキーが一人、相変わらずのいかつい顔で座っていた。
:09/05/31 19:16
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#86 [七瀬]
『ま‥マッキー』
「久しぶりだな、松田」
多目的室には、
あたしとマッキーだけ。
『ちょ‥ちょっと早く来すぎちゃいましたかね』
だって、誰も来てないし。
「いーや、ちっとも早くない。遅すぎるくらいだ」
そうやって、マッキーは
9時ちょうどを指している時計を指差した。
:09/05/31 20:28
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#87 [七瀬]
てことは‥
「じゃあ、松田が来たことだし、始めるか。補習」
てことは、
てことは!!
『あの‥あたし一人で、
ですか?』
「当たりめーだろーが。
誰も来ないんだから」
や、やややっぱり‥
:09/05/31 20:30
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#88 [七瀬]
こうして、始まった補習。
アイツどころか、
誰も来ていない。
みんな、貴重な夏休みを補習に埋める気はないようだ。
‥って、当たり前か。
もぉ‥‥最悪‥
あたしは、3時間、
この黒板に一人で立ち向かわなければいけなかった。
:09/05/31 20:34
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#89 [七瀬]
マッキーが、一生懸命、
数学を説明している。
ていうか‥
マッキーって、技術の先生だったんじゃ‥。
「おい、聞いてるのか!?」
『え!?あ、は、はい!』
でも、数学の先生より、
分かりやすかったし、いっか。
この3時間、
いつもの無駄ばなしは、出てくることはなかった。
:09/05/31 20:40
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#90 [七瀬]
「よーし、10分早いが、
今日はここまでだ。
松田、一人でよく頑張ったな」
あれから、理科、英語を
教わって、やっと解放された。
『ありがとうございました』
そうやって、
多目的室を後にした。
:09/05/31 20:45
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#91 [七瀬]
このまま帰るのも
なんだし‥
一応、閣議室行ってみよっかな。
なんて、考えながら
ボンヤリ歩いていると
バンッ
『わっ!』
「ごっごめんなさい!」
誰かが、後ろから
ぶつかってきた。
:09/05/31 23:12
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#92 [七瀬]
「す、すいません!」
相手は、
頭を下げて謝る。
『そ‥そんな‥、あたし、大丈夫だし、どこも怪我してないし‥‥顔、上げて下さい』
制服を着ていることから、ここの生徒らしい。
「あの‥ほんとすいません」
あたしが、そう言うと
顔を上げた。
:09/05/31 23:17
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#93 [七瀬]
わ‥かわいー‥。
「あの‥怪我、ほんとにしてませんか?」
身長は、あたしくらいしかないみたい。
目は、おっきくて、
くりくりしている。
髪は、ふわふわしたショート。
あたしと、正反対の白い肌が真っ黒な瞳をより美しく引き立てていた。
:09/05/31 23:21
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