星とぽんず。
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#24 [七瀬]
 
「あんたって子は‥」

まり‥


お母さんみたい。

‥じゃなくて。

「なんだか、この4、5ヵ月で、だいぶ雰囲気変わったよね。」

『そうかなぁ‥』


もう一度、女の子に囲まれた林原を見る。
 

⏰:09/05/29 20:16 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#25 [七瀬]
 
“変わった”といわれても別に、林原は

髪の色が明るくなったとか

ズボンを思いっきり下げてはくようになったとか‥


まあ、いわゆる高校デビューという奴ではない。

周りにいるような、そんなチャラチャラした奴じゃない。林原は。


だから、なにが変わったのか、分からない。

⏰:09/05/29 20:18 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#26 [七瀬]
 
「もうっ!ほんとに分かんないの!?」

『そんなこと言われても‥』

まりに押されつつ、思考を巡らせる。

変わったとこ
変わったとこ‥


強いていうなら

『あ、背のびた?』

まりのため息は途絶えることはなかった。

⏰:09/05/29 20:21 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#27 [七瀬]
 
『そんな目で見られても〜‥』

困りますよ、高田まりさん。


「よく見てっ!バカ柚子!」

そうやって、グイッ!と、首の位置を移動された。

目は自然と林原へ。



あ‥

「どう!?わかった?」

⏰:09/05/29 20:22 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#28 [七瀬]
 
 
『うん‥』

まりのいう意味がやっと分かった。

確かに、林原は変わったかも。

少なくとも‥ううん。
こうして改めて見ると、かなり変わったかも。


「ね?私の言ったこと分かったでしょ?」

『……』
 

⏰:09/05/29 20:23 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#29 [七瀬]
 
そこには、女の子たちに囲まれ笑ってる林原の姿。


「林原って、誰が話し掛けても、あんましゃべんなかったじゃん。
それが、あんなにしゃべってる。笑ってる」

『うん‥』

まりの言ってることは、
今、あたしが感じたことだった。


「私もびっくりしたわよ。」  

⏰:09/05/29 20:25 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#30 [七瀬]
 
まりの一言一言が重い。


「林原は、いつもボーっとしていて、イマイチよく分かんないヤツだった。
それに、壁みたいなん感じたしね」

中学時代を思い出す。


「それが今はどう?」


まりの指す先を見る。
 

⏰:09/05/29 20:27 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#31 [七瀬]
林原はやっぱり笑ってた。目を反らしたくなる。


少し胸が痛んだ。

でも、昔の面影は残ってるみたい。

その証拠に、相変わらず、ほわんとしてたし、

なにより、林原が話している最中にも時々、
あの茶色い犬のような瞳が、あたしの目と合った。

そのことが、
痛みを軽くした。

⏰:09/05/29 20:29 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#32 [七瀬]
 
「ゆっず〜、
ひさしぶりぃ〜!」

『わ、み、みさき〜』

三咲が抱きついてきた。

三咲はまりと同様、
特に仲良しだった友達。

「まりとなに話してたの?」

『ん〜、別にたいした話じゃないよ』

「えー、なになに?気になるじゃん。
あ、もしかして恋バナとか!?」

⏰:09/05/29 20:30 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


#33 [七瀬]
 
 
『ゲホッゲホッ‥ゲホ…』


「ちょっと柚子〜、汚い〜」

『ごめ‥』

「ああ〜もう。なにやってんの。はい、おしぼり。」

『ありがと‥』

まりに手渡されたおしぼりで机と手を拭いた。

三咲が、そんなこと言うから吹いてしまったではないか。

⏰:09/05/29 20:31 📱:N703iD 🆔:9TMx6ROY


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