星とぽんず。
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#261 [我輩は匿名である]
 
今日は、部活がある日。


『ちょっと
 なにやってんの‥』

珍しく
歩志がもたもたしている。


「待って」

机やら、カバンやらを
あさっている。


『なに探してんの?』

歩志に近づく。

⏰:09/07/15 07:05 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#262 [七瀬]
 
 
「宿題がないんだよー。
 数Aの」

『ふーん』

歩志が宿題を忘れるなんてことも初めてだった。


『あたしも一緒に探すよ』

そうやって、歩志に
近づいたときだった。



「あゆ!」
 

⏰:09/07/15 19:36 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#263 [七瀬]
 
落ち着いた、
だけど、少し高い声。




「‥‥はづき‥」


‥だれ??


ドアのそばに、小さい
女の子が立っている。
 
 

⏰:09/07/15 19:41 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#264 [七瀬]
 
 
あ、

「あゆ、これ‥」


あの子、たしか‥

「なんで、はづきが持ってんの」

頭の血を一気に巡らせる。


「ごめんなさい。
昨日、間違えてわたしが、あゆのノート持って帰っちゃったみたい」
 

⏰:09/07/15 19:46 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#265 [七瀬]
 
あ、あ、

『あーー!』

あたしが声を上げると、
驚いたように二人が見る。



‥やっぱり。

ふわふわしたショート。
白い肌に映える黒い瞳。


さっきの、歩志にノートを渡したときの手を頬にかざすしぐさとか‥。

⏰:09/07/15 19:49 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#266 [七瀬]
 
 
「どうしたの、ぽんずちゃん」


フラッシュバック。

『あの‥あのときの‥‥』


その子は首をかしげた。


『ほら‥夏休みに大廊下でぶつかった‥』

その子はピンときたようにもともと大きい目を、これでもかってくらい広げた。

⏰:09/07/15 19:53 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#267 [七瀬]
 
 
「ああ、あの時は‥。
どうもすいませんでした。急いでたものですから‥」

そういって、
手を頬にかざすすがたは
"女の子"そのもの。


『いえいえ!
気にしないでください!
あれは、あたしも悪かったし‥』


「なに?
二人とも知り合い?」

⏰:09/07/15 19:58 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#268 [七瀬]
 
 
「知り合いというか‥」

"はづき"と呼ばれる女の子は

ちょっと困ったように、
照れたようにあたしを見上げる。


『あ、あたし柚子ってゆーの!松田柚子!!』

「柚子さんですね。
わたしは、飯田はづきです。よろしくお願いします」
 

⏰:09/07/15 20:02 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#269 [七瀬]
 
『はづきちゃん!
よろしくね!!』

手を出すと、


「は、はい‥」

雪のような
手を差し出した。



「‥あの、二人の世界に入らないでくれる?」
 

⏰:09/07/15 20:04 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


#270 [七瀬]
 
 
‥忘れてた。


『ごっごめんごめん』

「もー」

その光景にはづきちゃんはクスクスと笑った。


「おもしろいですね、柚子さん」

「でしょー。飽きないよ。からかいがいありすぎて」

⏰:09/07/15 20:07 📱:N703iD 🆔:1V.eaxfY


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