サークル ー番外編ー
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#51 [柚子]
純くんが来てすぐに空さん、亮太さん、優さんも集まって検証開始となった。
私の自転車のまわりに全員が集まった。
中古のママチャリが、こんなに注目される日が来るとは、自転車自身も予想していなかっただろう。
:09/06/23 19:32
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#52 [柚子]
亮太さんが「念のために」と、自転車の写真を撮った後で、純くんが自転車に乗った。
「とりあえず適当にその辺走ってこい」
亮太さんにそう言われた純くんが、息を切らして戻ってきたのは20分ほど後のことだった。
:09/06/23 19:32
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#53 [柚子]
ブレーキでも壊れたのか、勢いを緩めることなく私たちの立っている場所に向かってきた。
「避けて下さい!」
純くんが、そう叫んでいることに気付いた時には、自転車はすでに目の前まで迫っていた。
:09/06/23 19:34
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#54 [柚子]
(…ぶつかる!)
逃げるのも忘れ、固く目を閉じた私の体を自転車から守ってくれたのは、亮太さんだった。
頬が赤く染まるのを感じたのと同時に、自転車と純くんが地面に転がるのを見た。
:09/06/23 19:35
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#55 [柚子]
「大丈夫?」
と心配する優さんとは対照的に、空さんは笑ってた。
「何やってんの?」
空さんは笑いながらも、起き上がろうとしている純くんに手を貸していた。
:09/06/23 19:36
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#56 [柚子]
「笑い事じゃないですよ。止まらせてくれなかったんですから」
(止まらせてくれなかった?自転車が?)
私の頭の中に浮かんだ疑問は解明されないまま、純くんが事情を説明し始めた。
「後ろの人に話しかけたら、家に帰りたいって言ったんですよ。でも場所聞いたら隣町だったんで、明日にしましょうって言ったら怒っちゃって…」
:09/06/23 19:37
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#57 [柚子]
純くんの話は、正直意味不明だった。
私はタイミングを見計らって口を開いた。
「あのー…後ろの人って誰のことですか?」
:09/06/23 19:38
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#58 [柚子]
その場にいた全員の視線が私に集まった。
どういうことなのかは、純くんが教えてくれた。
「信じてもらえないかもしれないけど…」
という言葉で始まった純くんの話は、最初に宣言した通り信じられないような話だった。
:09/06/23 19:39
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#59 [柚子]
だって純くん、自分は霊の声が聞こえるなんて言い出すんだもん。
話を聞いても半信半疑な私に、純くんはちょっと寂しそうに笑いかけた。
私は何だか申し訳ない気持ちになって
:09/06/23 19:40
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#60 [柚子]
「明日一緒に隣町に行きたい」
と、口にしてしまった。
そんなわけで、私と純くんと後ろの人でのサイクリング?が決行されることになった。
:09/06/23 19:40
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