サークル ー番外編ー
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#165 [柚子]
俺の部屋にいれば全員に聞こえるのか、三人とも身動きもせず耳を澄ませていた。
亮太が立ち上がったのは、エントランスから階段へと足音が移動した時だった。
「行くぞ」
:09/06/25 17:26
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:qTAOTeVI
#166 [柚子]
どこに?と聞く暇もなく、亮太と純は部屋を出て行ってしまった。
出遅れたらしい桃は、まだ恐怖のあまり固まっていた。
今にも泣きそうになりながらも、必死に我慢している桃の姿に俺はある衝動に駆られた。
:09/06/25 17:38
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:qTAOTeVI
#167 [柚子]
(抱きしめたい…)
あの時、そんなことしたら怖がられるという思いと、守ってやりたいという思いで、俺の頭の中でバトルが勃発していた。
怖さなんて、すっかり忘れてた。
:09/06/25 17:41
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:qTAOTeVI
#168 [柚子]
散々迷った挙げ句、俺はベッドにあった布団を体育座りで震えていた桃にかけた。
頭からすっぽり布団にくるまった桃を、布団の上から抱きしめた。
「大丈夫だから…」
:09/06/25 17:42
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:qTAOTeVI
#169 [柚子]
そう言った俺に、桃は何の返答もしなかった。
でも抵抗することもなかった。
時折り大丈夫だからとか、何かあったら守るからとかそんな臭いセリフを呟きながら、桃を抱きしめていた。
:09/06/25 17:47
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:qTAOTeVI
#170 [柚子]
あんなこっぱすかしいセリフを吐けたのは、布団で顔が見えなかったせいだと思う。
少しして、布団から桃の笑い声が聞こえてきた。
俺は少し力を緩め、声をかけた。
:09/06/25 17:49
:P906i
:qTAOTeVI
#171 [柚子]
「な…何だよ?」
桃は笑いながら
「キャラじゃない」
と言った。
その後で、「でもありがとう」って続けた。
:09/06/25 17:51
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:qTAOTeVI
#172 [柚子]
この後戻ってきた亮太と純に物凄い勢いで殴りかかられたのは忘れもしない。
桃が必死に説明してくれたおかげで、右頬にストレートを一発喰らっただけで済んだ。
正座させられた俺は、まだ怒りの収まっていない二人の様子をチラチラと見た。
:09/06/27 12:06
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:IQXY3RA6
#173 [柚子]
「優連れて来なくて正解だったな」
ようやく亮太が口にした言葉はそれだった。
純も隣でうんうんと首を縦に振りながら同意していた。
:09/06/27 12:07
:P906i
:IQXY3RA6
#174 [柚子]
「とりあえず何があったかは明日説明するから、部室に来てくれ」
亮太は俺を睨み付けながらそう言った。
「えっ?今説明してくれないんすか?」
:09/06/27 12:09
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:IQXY3RA6
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