サークル ー番外編ー
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#185 [柚子]

「それで昨日の話だが…」

亮太が本題に入ろうとしているのに、俺は上の空だった。

だけどすぐに俺は、亮太彼女持ち説を忘れた。

⏰:09/06/27 12:56 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#186 [柚子]

「単刀直入に言うと、あの霊はお前の部屋に行こうとしていたんじゃない」

「え…えっ?」

俺は思わず身を乗り出した。

「あの霊の跡を追ったから確かだ」

⏰:09/06/27 12:58 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#187 [柚子]

「どこに行ってたんすか?」

俺の質問に、亮太は何の迷いもなく答えた。

「上の階だ」

「は?」

⏰:09/06/27 13:01 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#188 [柚子]

「さらに正確に言えば、お前の部屋の上にある自分の部屋に向かっていた、だな」

亮太の話はこうだ。

上の階に住む男が事故に遇い死んだ。管理人に聞いた話では、死体は雨でびしょ濡れだったらしい。

⏰:09/06/27 13:08 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#189 [柚子]

コンビニからの帰り道、急いでいた男は深夜の信号を無視し、トラックに跳ねられた。

「傘を持ってなかったらしいから、雨に濡れないよう急いでたんだろう」

というのが亮太の意見だ。

⏰:09/06/27 13:10 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#190 [柚子]

「何で俺の部屋にだけ足音が聞こえたんすか?」

話を聞き終えた俺は聞いた。

「さぁ…その男の傘でもパクったんじゃないのかお前」

⏰:09/06/27 13:13 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#191 [柚子]

「あ…」

亮太の言葉に、ある記憶が蘇った。

何日か前、近所のコンビニで立ち読みして店を出た俺は雨が降っていることに気付いた。

⏰:09/06/27 13:15 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#192 [柚子]

深夜にも関わらず、夕立みたいな激しい雨だった。

迷うことなく俺は傘立てにあったビニール傘をパクって家に帰った。

「うわ。お前最低だな」

⏰:09/06/27 13:16 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#193 [柚子]

俺の反応を見た亮太の言葉に反論する気は起こらなかった。

「ど…どうしたらいいんすか、俺!?」

「ま、別にどうもしなくていいと思うぞ」

⏰:09/06/27 13:18 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


#194 [柚子]

暢気な口調で、亮太はそう言った。

「や、でも…その人が死んだのって俺のせいかもしれないじゃないですか?」

「お前のせいじゃない」

今度はハッキリした口調だった。

⏰:09/06/27 13:20 📱:P906i 🆔:IQXY3RA6


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