サークル ー番外編ー
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#255 [柚子]

真面目に講義に出ている彼女に代弁を頼んだりノートをコピーさせてもらったり…と、楽して単位を取る為に彼女に近付いたのだ。

そのことは彼女以外みんな知っていた。

彼女だけ知らずにAくんへの想いを募らせていった。

⏰:09/10/30 05:22 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#256 [柚子]

Aくんの友達は

「お前悪い男だなー」

と笑い話にしていたが、たとえ利用されているだけでもAくんから話しかけられているということを妬む女子もいた。

⏰:09/10/30 05:25 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#257 [柚子]

その日は彼女の20歳の誕生日の前日だった。

彼女のことを妬む女子は、彼女にこう訊いた。

「Aくんに告白しないの?」

告白すればフラれるとわかっていてそう訊いた。

⏰:09/10/30 05:28 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#258 [柚子]

妬む女子を仮にB子としよう。

B子は彼女の味方のふりをしてAくんに告白するように彼女を説得しその気にさせた。

一時間ほど説得を続けB子はついに

⏰:09/10/30 05:31 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#259 [柚子]

「告白する!」

と、彼女に言わせることに成功した。

Aくんのもとへ向かう前に彼女は明日20歳の誕生日なのだとB子に言ったらしい。

⏰:09/10/30 05:33 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#260 [柚子]

「20歳までに恋人を作るのが夢だったの」

と言い残して彼女はAくんに告白しに行った。

B子も酷いがAくんはもっと酷かった。

⏰:09/10/30 05:34 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#261 [柚子]

「お前みたいな出っ歯と付き合えるわけないだろ」

彼女に告白されたAくんはそう言った。さらに

「お前鏡見たことあるのかよ?」

と、自分の持っていた鏡を彼女に渡したのだ。

⏰:09/10/30 05:36 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#262 [柚子]

でも彼女は純粋だった。

「じゃあこの出っ歯が治ったら私と付き合ってくれる?」

彼女は訊いた。

「あーいいぜ。治るんならな。ま、そんだけ出てりゃ矯正したって無理だと思うぜ」

⏰:09/10/30 05:39 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#263 [柚子]

そこまで言われても彼女のAくんへの想いはかわらなかった。

彼女はすぐにB子のところへ報告に行った。

「出っ歯さえ治れば付き合ってくれる」

⏰:09/10/30 05:42 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


#264 [柚子]

その言葉がB子の怒りを駆り立てた。

「あんたの出っ歯、屋上から飛び降りるくらいの衝撃与えないと治るわけないじゃん!」

彼女は純粋だった。

⏰:09/10/30 05:44 📱:P906i 🆔:UjKXiWL2


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