a thaw.
最新 最初 全 
#57 [ゆりか]
「……き、…なゆき。」
ジュンちゃんの声と体を揺すられている感覚で目が覚める。
また、リビングで、寝ていてしまっていたみたいだ。
「ん、ジュンちゃん?おかえりぃ。」
ぱーん!!!
部屋にクラッカーの音が響いた。
:09/06/27 21:55
:W53T
:nHtDUxL2
#58 [ゆりか]
「!?」
すごくびっくりした。
「なゆき、ハッピーバースデー!!!」
「え!?、えー?」
いきなりのことで理解できない。
「今日誕生日だろ?」
ジュンちゃんがきいてくる。
:09/06/27 21:59
:W53T
:nHtDUxL2
#59 [ゆりか]
…ほんとだ。
12時がすぎて3月31日、
俺の誕生日になってる。
きづかなかった。
…でも、なんで?
「なんで知ってるの?」
「転校届書いた時、見たんだよ。ほら、プレゼント。」
ジュンちゃんは青色の箱を渡してくれた。
:09/06/27 22:09
:W53T
:nHtDUxL2
#60 [ゆりか]
びっくりした。
「だから、ヨシアキと急いで買いに行ったんだぞ。うれしくないのか?」
俺は必死に首を振った。
うれしくない訳がない。
「すごいうれしい〜。ありがとぉ〜。」
:09/06/27 22:27
:W53T
:nHtDUxL2
#61 [ゆりか]
まさか、たった2日ちょっと一緒に居ただけなのに、誕生日を祝ってくれるとは、思ってなかった。
すごくうれしかった。
「じゃーん、ケーキもあるんだよ!」
よっちゃんが白いケーキをもっている。
:09/06/27 22:28
:W53T
:nHtDUxL2
#62 [ゆりか]
白くていちごののったケーキ。
…ー。
よっちゃんの笑顔とは逆に、自分の表情がなくなるのがわかる。
あの日の上からべっとりと真っ赤にぬられたケーキを思いだしてしまった。
「…なゆき、ケーキ嫌いだった?」
:09/06/27 22:31
:W53T
:nHtDUxL2
#63 [ゆりか]
よっちゃんが不安そうにきいてくる。
…あ、俺いま
どんな顔してた?
笑わなきゃ、
笑わなきゃ、
「…ちょっと、苦手。ごめん。」
へへへっと笑ってみせる。
:09/06/27 22:36
:W53T
:nHtDUxL2
#64 [ゆりか]
「そっか!先にきいたらよかったね。」
よっちゃんもへへへっと笑った。
よかったー。
「ヨシアキ、先にきいたらサプライズじゃなくなるだろ!」
ジュンちゃんがつっこむ。
「そりゃそうですね。なゆき、ケーキごめんね。プレゼントあけてみなよ!」
:09/06/27 22:44
:W53T
:nHtDUxL2
#65 [ゆりか]
青色の箱を指差す。
青色の箱の中には、スニーカーが入っていた。
「お前の靴ボロボロだったから。」
靴は1足しかもってきてなかったのでくたくたになっていた。
それんなことにまで気付いてくれていたことにも驚いた。
:09/06/27 22:53
:W53T
:nHtDUxL2
#66 [ゆりか]
「ジュンさんね、なゆきに合いそうなのすごい必死に探してたんだよ。」
「お前、言うなよ。…ほら、はいてみ。」
ジュンちゃんが照れている。
サイズもピッタリだった。
昼間の大人の買い物は、これを買っていたらしい。
:09/06/27 22:59
:W53T
:nHtDUxL2
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194