死に至る病
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#192 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「渉ちゃんはわたししかみちゃだめなんだからぁ。…わたし以外に笑っちゃだめ、優しくしちゃだめ、もらったチョコなんて、わたしが全部食べちゃうから」
「嫉妬(やきもち)?」
「そうだよぅ」
:09/08/13 22:46
:N03A
:RJ.dOnTs
#193 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
きっぱりと直央は言った。
甘い一言に、頭の奥がじんじんと痺れるのを感じた。
可愛いやつ。
:09/08/14 15:26
:N03A
:L2gBWe92
#194 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「ハーイ、よい子は注目ー」
りこが言った。
直央は顔を上げた。
そのとき、直央の表情が一変した。
それもそのはず、りこが手にしていたのは、…おっきいぷにたんぬいぐるみだったのだ。
:09/08/14 15:27
:N03A
:L2gBWe92
#195 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
更新しますo(^-^)o
:09/08/14 18:59
:N03A
:L2gBWe92
#196 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「渉とぷにたん、どっちがいいのかなぁー? んー?」
迷うことなく、直央はぷにたんぬいぐるみへと飛びついた。
枕を失った僕の頭が、重力にしたがってごつんとフローリングに叩きつけられる。
無情の痛さだった。
:09/08/14 18:59
:N03A
:L2gBWe92
#197 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
残念なことに彼女の中では、ぷにたん>桐沢渉らしい。
ぷにたんぬいぐるみに頬擦りする直央を見ながら、僕はぷにたん以下なのかと悲しくなった。
ぬいぐるみが人間より優先順位が高いなんて、あってはならないことだと思う。
なんたって悲しいじゃないか。
再び全員がテーブルを囲んだとき、僕と直央の間にぷにたんぬいぐるみがどっかり座っていた。
気に入らない。
:09/08/14 19:00
:N03A
:L2gBWe92
#198 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
りこは背筋を伸ばし、ひとつ咳払いをすると明らかに笑いをねらって真面目くさった声で言った。
「えー、オホン。それでは本題に入りたいと思います。こちらの方が我がミステリー同好会の副会長、森早紀さんであります」
早紀さんは小さく頭を下げた。
「改めまして、初めましてこんにちは。森早紀です。りこさんのごっこに付き合わされているかわいそうな一年生です」
ありゃ、とりこは照れくさそうに顔を小説で隠した。
:09/08/14 19:25
:N03A
:L2gBWe92
#199 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
明るい僕達の笑い声が重なる。
直央が右手を高く挙げて、りこに質問があることを示した。
りこがはい狩山さん、と先生みたく指名した。
「会員は何人ですか?」
「現在は三人です。あたし、早紀ちゃん、湊の三人。湊は幽霊会員だから、うーん、ビミョーなとこですけどー。ちなみにまだまだ会員募集中だからさ、この際人助けだと思って入ってみない?」
:09/08/14 19:26
:N03A
:L2gBWe92
#200 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「幽霊会員ならなってもいいけど」
僕は言った。
「そんなつれないこと言わないでよ渉クーン。三年になって部活も引退してさ、これから暇がたっぷりあるんだからさぁー。直央ちゃんと一緒にミス会入っておくれよぉぉ。お願いしますぅぅ」
「しつこいぞ、りこ」
:09/08/14 19:27
:N03A
:L2gBWe92
#201 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「そんなぁぁ、渉クンには血も涙もない鬼畜だぁぁ。何だよ何だよ、直央ちゃんのお願いならホイホイきくくせにさ。お願いだよ、毎月ぷにたんグッズあげるから」
なんたるごり押し。
今なら洗剤二つつけます、みたいな新聞勧誘のごとくしつこい入会勧誘だった。
:09/08/14 19:28
:N03A
:L2gBWe92
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