死に至る病
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#167 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
直央も相当のお熱で、部屋中そいつだらけにしていた。
名前はなんだったかな。
「ぷにたんだよぅ。頬っぺたがぷにぷにして、つぶらなお目が可愛いよねぇ〜」
直央がうっとりと言った。
そうだそうだと、りこが相づちをうつ。
:09/08/11 12:13
:N03A
:tAjoSozw
#168 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「それでさ、もしよかったら今日ミステリー同好会の打ち合わせついでに、ぷにたんのぬいぐるみあげるよ。このくらいの、スッゴいおっきーやつ」
りこは両手で大きな円を作ってみせた。
かなりの大きさだった。
:09/08/11 13:57
:N03A
:tAjoSozw
#169 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
よかったじゃないか。
そう言おうとしたとき、直央が奇声を上げながら勢いよく立ち上がり、彼女のひじが僕の顎にヒットした。
「ええぇぇっ!? りこちゃんそれ本当だよねっ? 本当にぷにたんなんだよね、くれるんだよね、嘘じゃないよねーっ?」
痛がる僕はお構い無しに、直央は目を輝かせてりこの手をとった。
:09/08/11 14:00
:N03A
:tAjoSozw
#170 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
予想以上の喜びっぷりに、りこは驚きながらも嬉しがっていた。
ぷにたんぬいぐるみは、行きつけのゲームセンターで当てた景品なのだという。
結構な額を注ぎ込んだらしいが、目的の景品はちゃんと取れたので、ぷにたんには未練がないとりこは言った。
直央は相当嬉しかったのか、昼休み中ぷにたん…ぷにたん…とつぶやいていた。
今年の直央へのバースデープレゼントは、ぷにたんグッズにしようかな。
:09/08/11 14:17
:N03A
:tAjoSozw
#171 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
夜更新します(^-^)
:09/08/13 10:29
:N03A
:RJ.dOnTs
#172 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
4 ミステリー同好会
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
僕達がりこの家についた時には、既に早紀さんはついていた。
りこに案内され、廊下を僕と直央はぴったりならんで歩いた。
りこの部屋は窓がたくさんあって日当たりがよく、ワックスのきいたフローリングがきらきら輝いていた。
窓辺には観葉植物があり、りこはそれに名前をつけて可愛がっている。
さっき水をあげたのか、葉が水滴をつけて揺れていた。
:09/08/13 20:50
:N03A
:RJ.dOnTs
#173 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
部屋中にあふれるりこの匂いと主人に似た明るさが、ここはやっぱりりこの部屋なんだと実感させた。
ここはりこの空間なのだ。
直央は初めての訪問なので、きょろきょろ辺りを見回したりと落ち着きがなかった。
りこは察しのいいやつだから、直央に紅茶を一緒に作ろうと誘った。
:09/08/13 22:18
:N03A
:RJ.dOnTs
#174 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
二人が部屋から出る。
とたんに静まる部屋。
早紀さんと二人きりになったので、気まずかった。
しかし彼女は今までどおり、さらっとした表情で小説を黙々と読んでいた。
:09/08/13 22:22
:N03A
:RJ.dOnTs
#175 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
あまりに静かなので、僕がちょっと動いただけで、早紀さんはじろりと僕を睨んだ。
図書館にいる気分だった。
「一緒にきた人と、お付き合いされてるんですか」
不意に、彼女が喋った。
発言がいきなりだし予想外だったのでうまく聞き取れず、僕はもう一度お願いと言った。
:09/08/13 22:24
:N03A
:RJ.dOnTs
#176 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
彼女は小説にしおりを挟んで、ぱたんと閉じた。
「一緒にきた人と、お付き合いされてるんですか」
ややあって、僕は答えた。
「直央のことだよね? …してないよ。お互いフリーだから、寂しくて身を寄せあってんの」
僕は肩をすくめてみせた。
:09/08/13 22:25
:N03A
:RJ.dOnTs
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