死に至る病
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#222 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「難しいですよ。予算案間近ということで、いろいろと。あと半年かけてゆっくりとではいけないはっきりした理由を求めます」
生徒会長が相づちをうつ。
「それでは、理由の提示を求めます。どうぞ。」
ほんの一瞬、りこが目を泳がせて戸惑ったのが分かった。
:09/08/16 22:07
:N03A
:PPlF0EU.
#223 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
りこは打たれ弱い。
ミステリー同好会の一員のはしくれとして、サポートしてやらなければいけない。
僕は迷いなく、挙手した。
りこが驚く。
:09/08/16 22:10
:N03A
:PPlF0EU.
#224 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「僕達3年が卒業するからです。付けくわえ、春につくられた漫画研究会は半年も待ちませんでした、どういうことですか」
ややあって峰先生が挙手した。
「漫画研究会は前もって創部を予定していたからです」
「どうにかなりませんか」
:09/08/16 22:56
:N03A
:PPlF0EU.
#225 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
「んー、気持ちは分かるけど学校側の許可が、ねぇ……」
「失礼ですが、学校とは先生方のことではないですか?」
生徒会室がしんと静まった。
生徒会長が恐る恐る峰先生を見た。
:09/08/17 00:29
:N03A
:AYXChSt2
#226 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
参った参ったと、峰先生が豪快に笑った。
そして、言った。
「よろしい。君たちの熱意を認め、私がなんとかしましょう。」
ようやくの支持宣言。
りこが小さくガッツポーズをした。
:09/08/17 01:02
:N03A
:AYXChSt2
#227 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
話し合いがお開きになり、僕達は真っ先に早紀さんや直央に嬉しい結果報告をした。
二人は抱き合って喜んだ。
普段感情を表さない早紀さんが、満天の笑顔をほころばせていた。
:09/08/17 01:16
:N03A
:AYXChSt2
#228 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
彼女は誰よりも努力した。
倍は動き回って、考えて、心からミステリー同好会を実現しようとしていた。
そのぶん、彼女の笑顔は輝いていた。
:09/08/17 21:26
:N03A
:AYXChSt2
#229 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
努力した後の成果は、言葉にできないほどの達成感をもつ。
例え努力が実らなくても、努力しないよりは断然いい。
後悔はなるべく残さないように生きていかなければならない。
努力すれば、少なくとも、努力しなかった後悔は生まれない。
まあこれは、
親の受け売りだけど。
:09/08/18 15:36
:N03A
:wAGIFEYA
#230 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
数日後、無事にミステリー同好会が学校側に認められた。
それは同時に、僕達の努力が認められたことでもあった。
記念すべきその日は、りこの家でお祝いパーティーをした。
飲んで、食べて、騒いで、日が暮れるまでパーティーは続いた。
:09/08/18 17:01
:N03A
:wAGIFEYA
#231 [chimu◆Hi9o8eIXuA]
そろそろお開き、というところで、りこが皆に小さな可愛らしい紙袋を配った。
紙袋の上からなぞってみると、細くて堅いものと分かった。
皆が顔を見合わせる。
開けてみると、そこには銀色の、光を受けて光る鎖があった。
:09/08/18 22:39
:N03A
:wAGIFEYA
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