その妖し淫らにつき -弐-
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#43 [ひえぃ]
「みじめな想いに
させないで………」


止まらない。

「母…上…?」

この小さな
求めるような瞳の幼い命を私は…


御琴は近くに
置いてある小刀を手にしてオロチに近付く。


「…母上なにを…」

⏰:09/08/08 03:04 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#44 [ひえぃ]
こんな小刀じゃ
この子は死なない。



「…ふふふふ…あははははは…あーはははははははははははっ………ふふふっ……皮肉ね…」

「えっ…?」

「あなたは時の遊びに生まれ落ちた可哀相な子
馬鹿な父親を持ち哀れな母親を持った孤独な子」

「…………」

「誰にも愛されず
一人死なない体で
生きていく、人の終わる人生を幾度みようと夜はあける」

⏰:09/08/08 03:13 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#45 [ひえぃ]
「あなたなんか
気味の悪い妖怪
誰も…愛さない…」

その目はすでに
暗闇に包まれどこも
見ていなかった。

御琴の口から言葉が
でると同時にドクンッと
大きく心臓が揺れる。


「クッ…」

燃えるように熱い。

まるで無理矢理心臓を
えぐりだされるような…

⏰:09/08/08 03:19 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#46 [ひえぃ]
御琴は
着物の上から胸をおしつける。だが痛みは止むばかりかだんだんと大きくなる

「クゥッ……はぁはぁ………」


オロチは突然の御琴の
様子に驚き目を見開いている。

「…まさか……
この一族のたったひとつの消えかたが……」



憎しみの肥大。

⏰:09/08/08 03:22 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#47 [ひえぃ]
「そんな……嫌だ!母上!死なないで!」

オロチは
泣きながら御琴に近付く

「……ウッ…
熱い……体が……燃えるように………っ」

うずくまる御琴の全身に
炎がたちこめ少しずつ燃やしていく。


「……あぁやっと……やっと……」

「母上ぇ!!」



「……………………」


炎に包まれながら
御琴は最後何かを伝えるために口を動かしたが…

⏰:09/08/08 03:28 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#48 [ひえぃ]
俊正さま…
今私は…
あいに……


「母上ぇぇぇ!!!」



オロチは駆け寄る瞬間と
共に情景はグラッと偏り
私は静かに目を開けた。





「…………」

目の前には
少し獣臭い服の匂いが
ひろがる。

「…ずっと側にいてくれたの?」

「お前が離れないからな」

⏰:09/08/08 03:33 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#49 [ひえぃ]
「………オロチは御琴姫みたいに死なないよ…」

「………………」

何故だ?
って顔してる。


「一人じゃない
ヒョウ君だってタガメさんキツネさんだっている……それに………」


風が強く吹き
私とオロチの前に落ち葉が舞うがオロチと私は目をそらさない。



「好きだよ」

⏰:09/08/08 03:40 📱:SH906i 🆔:S7ThJzdM


#50 [我輩は匿名である]
書いて

⏰:09/08/09 22:47 📱:SO903iTV 🆔:9gc1ewbY


#51 [我輩は匿名である]
書いて下さい

⏰:09/08/11 22:22 📱:SO903iTV 🆔:SBKzES9M


#52 [まな]
放置ですか

⏰:09/08/13 01:49 📱:SO903iTV 🆔:/R2eoIrw


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