その妖し淫らにつき -弐-
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#1 [ひえぃ]
:09/07/23 01:14
:PC
:siGeVi8U
#2 [ひえぃ]
:09/07/23 01:19
:PC
:siGeVi8U
#3 [ひえぃ]
「…み…ことひめ…?」
彼の白い肌を触っていると
急に頭の中に浮かんだ知りも
しない女の人の名前が口から
つむがれた。
「!?…お前…なんで…」
オロチの顔に又先ほどのような影
が落ちた。
「分からない…御琴姫って??
私…こんな人知らない…」
イヤ、シッテイル
:09/07/23 01:28
:PC
:siGeVi8U
#4 [ひえぃ]
「いたっ!!」
また頭に語りかける…
夢人さん…あなたなの?
オモイダセ
思い出す?何を?
思い出して何が変わるというの?
オロチハ
シヌ
…オロチが死ぬ?
ソウトオクハナイミライ
ゾウオトノロワレシサダメニヨリ
オノレジシンヲウチカラクイヤブル
ダロウ…
:09/07/23 01:33
:PC
:siGeVi8U
#5 [ひえぃ]
憎悪と呪われし運命…
オモイダセ
ソレガユイイツノ…
「……………」
目をゆっくり開けると部屋から見える
いつもの庭が目に入った。
「(私また気付かない内に
意識が…)」
:09/07/23 01:38
:PC
:siGeVi8U
#6 [ひえぃ]
スンと鼻を鳴らすと
獣の匂いがした。
オロチが運んでくれたんだ。
もう一度
庭に目をやると
小雨がポツポツと降り出し
地面を黒く染めていく。
「…御琴…姫」
「あらぁ…これはこれは
ずいぶんな妖しの名前をご存じだこと」
後ろから話しかけられ
振り返るとそこには雨で濡れたタガメの
姿があった。
:09/07/23 01:43
:PC
:siGeVi8U
#7 [ひえぃ]
「タガメさん!?
…お祭りは…?」
「こんな雨じゃぁねぇ
人間たちも店を閉めてたわ。
ヒョウもキツネも今頃こっちに
向かってるでしょう」
タガメは溜息をもらし
桜の近くに腰を下ろす。
「…御琴姫という人知ってるの?」
桜はタガメの目をみずに
震えながら答えた。
「…御琴姫は
まれに見る人間に近い妖怪で
それはそれは美しく正に誰もが虜になるような
妖しだったわ」
それに加えて
とても強い力を持ち
治癒能力を持つ血族の血で
傷つくもの助けたり優しい心を
持つ妖しでもあった。
:09/07/23 01:53
:PC
:siGeVi8U
#8 [ひえぃ]
「御琴姫が死んだのは
今から600年前…そんな昔の
妖しを何故人間のあんたが知っているの
か…」
「分からない…けど私知りたい…
オロチを…助けたいの…」
「愛してる?」
タガメは静かに
桜に聞いたがすぐにほほ笑んだ。
「聞くまでもないわね…」
桜の瞳からは
薄い色の水滴が頬を伝わり
落ちていった。
「桜、目を閉じて」
:09/07/23 02:03
:PC
:siGeVi8U
#9 [ひえぃ]
「??」
「私はタガメ。
幻熔界の申し子。あんたが望むなら
過去を…過去を見せてあげる…」
過去…
「…一応この力を強める為に
旅に出たんだけど、かなり精神力が必要だから
あんまり長くは見せられないけど…
何かは変わるはずだから……」
額にタガメの細長い指があたり
静かにトッと押されると
体がフワッと揺らぎ暗闇に落ちて行った。
:09/07/23 02:08
:PC
:siGeVi8U
#10 [ひえぃ]
最近、夢とか過去とかこんなのばっかり…
でも次元を過ぎたのはオロチ達と出会って
からなんだ。
私は最後まで立ち会うよ。
どんな結末でも…
ダダンッ!!!!
と聞こえた瞬間に見えた景色は
いつもより深い森の中の湖だった。
桜は声にだそうと喋るが
言葉が口からでてこない。
(…喋れない…私がこの時にはいないモノだから)
「誰か…いるの?」
後ろから急に声をかけられ
振り向くと…
(御琴…姫)
:09/07/23 02:15
:PC
:siGeVi8U
#11 [ひえぃ]
顔が分からなくても一瞬で分かった。
とても綺麗で埃を持っている強い瞳。
なんだか懐かしいそんな気持ちを覚えた。
この妖しが鍵をにぎる大事な…
「…気のせいかしら?何か感じたのに…」
(姿も見えない…)
御琴姫は楽しそうに歌を歌ったり
小さく踊ったり花を摘んだり本当
はたから見れば可愛い女性が遊んでるように
しか見えなかった。
しかし
事態は急に反転する。
:09/07/23 02:22
:PC
:siGeVi8U
#12 [ひえぃ]
「…エニシ…
また私に何かようがあるの?」
御琴姫がにらむその先にはエニシという
金髪の長い髪をした色白の美しい男性が
現れた。
「つれないな。御琴。
そう敵視するな」
「敵視などしていないわ。
でもあなたは人や動物を殺す。
私は傷ついたモノを癒すために
血を流す。この輪廻を繰り返すのなら
私はあなたのものになどならない」
「よくよく気の強い女だな…
そこがまた格別だが…」
:09/07/23 02:29
:PC
:siGeVi8U
#13 [ひえぃ]
エニシは御琴姫に近づくと
無理やり唇を奪った。
「んッ!…やめなさい!」
「…俊正(トシマサ)という男を知った…
意味は…分かるな…」
「!!!」
御琴姫の顔がみるみる青ざめていく。
「なっ…なぜ…」
「…お前は俺から逃げれぬのだ。
一生な。死のうともお前の血は己を死なせて
はくれぬ。治癒という能力も逆さにすれば
呪われたものなのかもな…クククッ」
エニシの低い笑い声と共に場面はグニャと
曲りまた違う場面を映そうとする…
:09/07/23 02:36
:PC
:siGeVi8U
#14 [ひえぃ]
(…ここは…どこかの村?)
「俊正さま…」
「そうかついにエニシに私の正体が
ばれてしまったか…」
(俊正さま…あれがエニシが言ってた男の人…)
「…俊正さま
あなたは逃げてください。
私が彼のものになれば彼はあなたを
見逃すはず…逃げて生きて…」
「何を言う!?
心から愛しているそなたを
置いてなどいけぬ、私が人の子という理由
なら喜んで妖しの血を飲みほしそなたの夫
となろう」
「…そんなあなただから
私は恋に落ちてしまったんです…
愛しています…俊正さま…」
:09/07/23 02:45
:PC
:siGeVi8U
#15 [ひえぃ]
(そうか…御琴姫はヒョウ君の両親みたい
に人間に恋をしてしまったのね…)
寄り添う二人の影が滝のように落ち。
また映像を変えていく。
(タガメさん大事な所だけを映してるんだ)
次に見えてきた景色は
なんとも言えない絶望な焼け野原だった。
「やめてぇぇ!!!
エニシ!!!何故何故このような事を!!!」
「知れたこと…
お前がいつまでたっても俺のものに
ならんからだ」
エニシの下の崩れ落ちているのは
血まみれになった俊正の姿だった。
「俊正さまぁ!!!
俊正さまぁ!!!!!」
「…御琴…すまない…
だが逃げた最果ての地にそなたの
姿が…なかったら…」
:09/07/23 03:00
:PC
:siGeVi8U
#16 [ひえぃ]
「涙がでる最期の言葉は終わりだ。
さよならだよ。俊正」
クッと笑うと
エニシは俊正の心臓を突いた。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
桜はただ見ているしかなかった。
涙が流れ喉が焼けるように熱い。
こんなヒドイ事が…
「…来い御琴。
お前には俺の子を産んでもらう。
蛇の血を永遠に途絶えさせない
呪われし子をこの世界に放つんだ」
御琴姫は
ボーッとただ俊正の動かない体を
いつまでも見つめていた。
:09/07/23 03:08
:PC
:siGeVi8U
#17 [ひえぃ]
「俊正…さま……」
御琴の影が揺れると
スーッと桜との影と重なり合った
瞬間、様々な感情が溢れだし心臓を
熱くする。
(うっ…これはっ…)
服をギュッと握りしめ
最後に見えた景色は真っ赤な部屋と
片隅で震える少年の姿だった。
「…さ…さく…ら…さくら!!桜!!」
:09/07/23 11:56
:PC
:siGeVi8U
#18 [ひえぃ]
「…んっ…タガメさん…??」
「よかった戻ってこれたんだね。
今はあんたの時代だよ」
周りをボンヤリと見渡すと
さきほどの小さな小屋の一室だった。
「…私…思い出したの…一部だけど…
小さな欠片を…」
震える両手を桜は
瞬きせず見つめた。
タガメは黙っている。
「私は…御琴姫…大事な人を妖しに殺された
あの心優しくまっすぐで強い瞳を持った
御琴姫の生まれ変わり…」
:09/07/23 12:06
:PC
:siGeVi8U
#19 [ひえぃ]
似ていた。
自分自身でも思うほどに。
生き写しとは、こういうことを
言うんだろう。
「やはり…そうなのか…
600年の月日を流れ、まさかこんな
形で皮肉な事がおこるなんて…」
タガメは
顎に手をかけると静かに床を見つめ
ながら言った。
私と御琴姫の影が重なったとき
彼女の感情が流れた。
憎い
愛しい
悲しい
寂しい
切ない
どれも心を切り裂くような
悲痛な思いだった。
そして…
:09/07/23 12:10
:PC
:siGeVi8U
#20 [ひえぃ]
「赤い部屋…」
それは
以前キツネさんとの因縁で出会った夜叉
が見せた夢と全く同じだった。
しかし以前と違うのは
震える少年の姿が見えたこと。
そして部屋に聞こえた叫び声は
御琴姫のものだった。
「桜…あんたは全てを解かなくちゃ
いけない…御琴姫がエニシに連れ去られた
後、どのように散っていったのかを…」
:09/07/23 12:14
:PC
:siGeVi8U
#21 [我輩は匿名である]
あげ
:09/07/26 15:08
:W56T
:UfmtPxrg
#22 [
]
:09/07/27 14:34
:SH906iTV
:PTAI259.
#23 [我輩は匿名である]
せっかくの面白い話も誤字のせいで台なし…
:09/07/27 16:55
:SH905i
:Bhja65dM
#24 [ひえぃ]
たくさんの雨が降りしきる中
遠くで御琴姫の楽しそうに笑う
声が聞こえる気がした。
「オロチは…??」
タガメさんに問いかけるが
首を横にふられる。
「…彼は色々気付き始めてる。
私の力はどうやらここまでのようね…
真相は彼の心に隠されてる」
行っておいで。
タガメさんは綺麗な笑顔で言った。
:09/07/30 01:18
:PC
:kWzlNQTo
#25 [ひえぃ]
「…はぁ…はぁ…」
もう雨などどうでも良かった。
服はビシャビシャで足は泥だらけ。
森に暗も立ち込める。
オロチがどこに行ったのか分からない
けれど足は勝手に進んでいく。
乱暴で口は悪くて
非道だけれど守ってくれた。
ひどいこともされた
けど優しく抱きしめてくれた。
「…会いたいよ」
辺りは完全に暗闇に包まれ
桜の足も止まる。
:09/07/30 01:25
:PC
:kWzlNQTo
#26 [ひえぃ]
妖しでも人間でも
そんな事はどうでもいい。
御琴姫だって
人を愛した。その罰としての死
ならば受けてたつよ。
「…オロチ」
ふと立ち止まった場所を見渡すと
どこか見覚えのある風景だった。
「…ここ、村の人に騙されて
くくり付けられた大木…」
初めて
あいつと会った場所。
:09/07/30 01:29
:PC
:kWzlNQTo
#27 [ひえぃ]
すると
大木の横から大きな影がゆっくり
のびてきた。
「白影…」
オロチの飼い蛇だ。
私の事を覚えてるように
もう襲ってわ来なかった。
不思議と私も怖くない。
少し雨に怯えてるように
桜に優しくすり寄る。
「お前のご主人さまは
どこに行ったのかな…??」
ちょうどいい。
大木が雨宿りになり
桜は腰をおろした。
:09/07/30 01:34
:PC
:kWzlNQTo
#28 [ひえぃ]
「…これじゃぁまるで…」
「最初に出会った時と同じ……か」
もう声だけで分かった。
相変わらず冷たい声。
馬鹿にしたように鼻で笑う。
いつも唐突に現れて人を困惑
させる。
「…………」
:09/07/30 01:38
:PC
:kWzlNQTo
#29 [ひえぃ]
「あの時、なぜお前を殺さなかったのか
これが唯一の計算違いだな…全ての歯車は
動き出し、そしてまた止ろうとしてる」
桜はゆっくり一歩づつオロチに
近づく。
「…死ぬの?」
「…お前によって滅ぼされる。
俺は御琴と馬鹿な妖しの子だからな
肉体的な傷では死ねん」
すぐ目の前にある綺麗な肌に
桜は手の甲をあてた。
「…嫌だよ。
こんなにいっぱい傷ついて寂しがりの
あんたなんてただじゃ死なせない。
こんなに性格が悪くて素行も悪い癖に
心の傷なんかで死ぬなんて北の主が
格好つかないよ…」
:09/07/30 01:51
:PC
:kWzlNQTo
#30 [ひえぃ]
そのままゆっくりと
オロチの広い胸の中にうずくまるように
入り背中に手を回した。
「よくいう…
お前はやはり御琴とは違うな。
あの女が愛した人間の男を想う
気持ちが受け継がれたんだろう…」
顔を彼の胸にうずめると
まるで人間にしか感じない。
体温だって温かい。
「教えてオロチ…
昔に…昔にあったすべての事を…」
:09/07/30 01:55
:PC
:kWzlNQTo
#31 [我輩は匿名である]
書いてぇ

:09/08/02 21:09
:SO903iTV
:oslCeVUE
#32 [ひえぃ]
「いにしえより
縁(えにし)とは数奇なもの…お前が現れて俺の命火に北の風は強く吹きあれる…殺して欲しかった…ずっと……」
シニタカッタ
分かってた
ずっと分かってた
私の頭に声かけていた
少年の声はオロチだった
「連れてってよ…
君の時代に…」
:09/08/04 01:21
:SH906i
:mCl83kHU
#33 [ひえぃ]
ドクンとなる心臓の音と
共に目の前は真っ暗になった。
最期の瞬間
まだ目の前にいたオロチを離さないようにキツク抱きしめ落ちていった。
「……………んっ」
うっすらと目を冷ますと
何やら体中に痛みが走り体は横たわっていた。
…ここは?
:09/08/04 01:25
:SH906i
:mCl83kHU
#34 [ひえぃ]
「痛い…」
辺りを見渡すと
どこかの小屋の一室のように見えた。
しかし
何か違和感がある。
タガメさんに見せられたときより何やら生々しい…
体中には
無数の傷がある。
寝床から
起き上がり小さな反射鏡に目をやると御琴姫の姿が
うつしだされる。
「なっ……」
:09/08/04 01:30
:SH906i
:mCl83kHU
#35 [ひえぃ]
御琴姫に
なってる?
意思はあるし喋れる
けど知るべきない御琴の
過去や気持ちを思いだせる。
「ここはエニシの…」
あの後
俊正を殺したエニシは…
「目が覚めたか?」
入り口に目をやると
エニシが笑いながら
こっちに向かってくる。
:09/08/04 01:33
:SH906i
:mCl83kHU
#36 [ひえぃ]
「…っやめなさい!
来たら!死にます」
考えずに言葉がでる。
昔に御琴姫が言ったんだろう。
「クッ…死ぬ?
お前が自害など考えるからこのような傷が絶えぬのだ…まぁほおっておいても三日三晩で治ってしまうがな…」
エニシは
御琴の着物をゆっくり
脱がし肩越しにつく火傷の後をペロリと舐める。
「…俊正さま」
「死んだ男にお前の女らしい艶声を聞いてもらえ…
俊正もさぞ喜ぶだろうな……」
:09/08/04 01:43
:SH906i
:mCl83kHU
#37 [ひえぃ]
涙が溢れる目から見えるのはエニシの乱れた髪と薄暗い天井だけだった。
…誰か
誰か…
私を
私を殺して…
:09/08/04 01:45
:SH906i
:mCl83kHU
#38 [我輩は匿名である]
はやく書いて

:09/08/06 23:12
:SO903iTV
:Y6bksBx.
#39 [ひえぃ]
御琴姫は
何度も何度も何度も
エニシに侮辱され続けた
女としての名誉を傷つけられ汚されながら
そして
小さな命を
宿した。
「祝杯だな
呪われた子だ
面倒はみなくとも良い
憎い俺の子なぞ愛せまい」
エニシは
それから御琴の前に
現れることはなかった。
:09/08/08 02:42
:SH906i
:S7ThJzdM
#40 [ひえぃ]
何も与えなくても
餓死する事もない。
ただ
無邪気に笑いながら
指を絡めてくるこの小さな蛇の子を愛することだけがどうしてもできず月日だけが流れていく。
この
憎しみの塊。
名前は
オロチ。
永遠に死なぬ
呪われた赤子。
:09/08/08 02:46
:SH906i
:S7ThJzdM
#41 [ひえぃ]
「母上!!」
疎ましい。
「母上どこですか?」
煩わしい。
「母上いないの?」
あの男に似た顔で
「返事をしてください」
あの男に似た声で
「母上!」
「やめなさい!!」
:09/08/08 02:48
:SH906i
:S7ThJzdM
#42 [ひえぃ]
御琴から見る
目の前にいる子は
とても無邪気そうで
まるで悪意や邪気も感じず素直に母親と話たいだけの男の子にしかみえなかった。
「…何故怒っているのですか…?」
男の子は
不安そうな顔で御琴に問い掛ける。
「………」
「母上?」
あなたなんか望まれてない呪われた気味の悪い子生まれてこなければよかった俊正様をかえしてわたしの幸せはあなたが奪った疎ましい子煩わしい子母上なんか呼ばないでこれ以上私を
:09/08/08 02:57
:SH906i
:S7ThJzdM
#43 [ひえぃ]
「みじめな想いに
させないで………」
止まらない。
「母…上…?」
この小さな
求めるような瞳の幼い命を私は…
御琴は近くに
置いてある小刀を手にしてオロチに近付く。
「…母上なにを…」
:09/08/08 03:04
:SH906i
:S7ThJzdM
#44 [ひえぃ]
こんな小刀じゃ
この子は死なない。
「…ふふふふ…あははははは…あーはははははははははははっ………ふふふっ……皮肉ね…」
「えっ…?」
「あなたは時の遊びに生まれ落ちた可哀相な子
馬鹿な父親を持ち哀れな母親を持った孤独な子」
「…………」
「誰にも愛されず
一人死なない体で
生きていく、人の終わる人生を幾度みようと夜はあける」
:09/08/08 03:13
:SH906i
:S7ThJzdM
#45 [ひえぃ]
「あなたなんか
気味の悪い妖怪
誰も…愛さない…」
その目はすでに
暗闇に包まれどこも
見ていなかった。
御琴の口から言葉が
でると同時にドクンッと
大きく心臓が揺れる。
「クッ…」
燃えるように熱い。
まるで無理矢理心臓を
えぐりだされるような…
:09/08/08 03:19
:SH906i
:S7ThJzdM
#46 [ひえぃ]
御琴は
着物の上から胸をおしつける。だが痛みは止むばかりかだんだんと大きくなる
「クゥッ……はぁはぁ………」
オロチは突然の御琴の
様子に驚き目を見開いている。
「…まさか……
この一族のたったひとつの消えかたが……」
憎しみの肥大。
:09/08/08 03:22
:SH906i
:S7ThJzdM
#47 [ひえぃ]
「そんな……嫌だ!母上!死なないで!」
オロチは
泣きながら御琴に近付く
「……ウッ…
熱い……体が……燃えるように………っ」
うずくまる御琴の全身に
炎がたちこめ少しずつ燃やしていく。
「……あぁやっと……やっと……」
「母上ぇ!!」
「……………………」
炎に包まれながら
御琴は最後何かを伝えるために口を動かしたが…
:09/08/08 03:28
:SH906i
:S7ThJzdM
#48 [ひえぃ]
俊正さま…
今私は…
あいに……
「母上ぇぇぇ!!!」
オロチは駆け寄る瞬間と
共に情景はグラッと偏り
私は静かに目を開けた。
「…………」
目の前には
少し獣臭い服の匂いが
ひろがる。
「…ずっと側にいてくれたの?」
「お前が離れないからな」
:09/08/08 03:33
:SH906i
:S7ThJzdM
#49 [ひえぃ]
「………オロチは御琴姫みたいに死なないよ…」
「………………」
何故だ?
って顔してる。
「一人じゃない
ヒョウ君だってタガメさんキツネさんだっている……それに………」
風が強く吹き
私とオロチの前に落ち葉が舞うがオロチと私は目をそらさない。
「好きだよ」
:09/08/08 03:40
:SH906i
:S7ThJzdM
#50 [我輩は匿名である]
書いて

:09/08/09 22:47
:SO903iTV
:9gc1ewbY
#51 [我輩は匿名である]
書いて下さい

:09/08/11 22:22
:SO903iTV
:SBKzES9M
#52 [まな]
放置ですか

:09/08/13 01:49
:SO903iTV
:/R2eoIrw
#53 [我輩は匿名である]
まなさん
少し間があいたからといって放置とは限りません!
主さんにも都合というものがあるんですからそういうことも考えたらどうですか!
主さんのペースでいいので待ってるので書いてください。
:09/08/13 02:10
:W44K
:2MWwpXfU
#54 [ひえぃ]
「………………」
「彼女はあんたは誰にも愛されないって
言ったけど…それは違う…同情でも
まして友情でもない。私はあんたに惚れてる
もん」
いつも願ってた。
いや。願わないふりをしていた。
傷つければ誰からも求められない。
そうすれば傷つくこともない。
実の母親から見落とされた瞳は
なによりも冷たく心は闇に埋もれていく
ばかり。
何もいらなかったんだ、俺は。
:09/08/14 01:53
:PC
:Ef7rTR4c
#55 [あさお]
マダカナマダカナ


:09/08/16 15:37
:SO903iTV
:/m2uPqug
#56 [カリン
]
かなり日が空いてるのでレスしました

別にどうこうはしないですが日が空くといつかするのかor放置なのかどちらなのかが気になります。
1日おきにとは言わないので主さん、あまり日を空けすぎないで下さい

色んな人が主さんの小説を待っています。
続きも気になるというのもありますが他のスレをみていると荒らしの原因ともなっています

このスレをたてたのなら責任もってして下さい。
でも主さんや読者のみなさんがそれでも構わないなら何も言いません。このレスをスルーして下さい。
:09/08/22 22:23
:SO903iTV
:LXcqj21A
#57 [我輩は匿名である]
>>56言ってることは分かるけど
やっぱり主さんにだって
事情があるはずです
現にこの小説の主さんは
一年間隔を空けたのち
帰ってきて下さいました
放置ということは
ここの主さんに限って
ないんじゃないでしょうか
トピックを建てたことには
責任はあると思いますが、
生活が一番です
時間のあるときの更新
待っていますね( ^ω^ )
:09/08/22 22:47
:W61P
:DdhM5FGo
#58 [りお]
ここの主様はいろいろとトラブルがあったときも、海外に留学なさって1年経っても、戻って来られました。
なので放置なんて事はないと思います。
とても責任感のある方です。
感想版に主様からのコメントがありますが、とてもお忙しいと思います。
主様にも私生活がありますし、…
なにより主様の私生活が優先だと私は思います。
まだ海外から帰ったばかりで生活も安定してないと思います。
私たちが早く早くと催促をしてはいけないと思います。
私も主様の小説、とても待ち遠しいです。
でもまずは主様の生活を優先して頂きたいと思います。
生意気言ってすいません…
ここの主様は絶対帰って来られます!!放置ではないです!!
だから楽しみに待ちましょう!!
もし荒れてしまったら主様が主様以外書き込み禁止にオーダーなさればいい事だと思いますo(^-^)o
主様、本編に書き込みをしてしまい、すいません…
でも、そんな風に思われているの私はとても嫌だったので、書かせて頂きました…
汚してしまい、申し訳ありません。
:09/08/22 22:58
:W45T
:Lm5DsZDM
#59 [カリン
]
そうだったんですか

そんなことを知らずにこんなことを言って申し訳ありませんでした

主さんも色々忙しいんですね

いつの間にか消えているトピとかもあったのでつい。。。本間にすいませんでした

こんなすてきな読者さんたちがいて主さんも幸せですね

これからも頑張って下さい

:09/08/22 23:30
:SO903iTV
:LXcqj21A
#60 [\(^O^)/]
>>>50-100
:09/10/08 22:33
:SH001
:Wjy599DA
#61 [ケケケ]
上げます\(^O^)/
:09/10/28 07:03
:SH001
:ezixlIdk
#62 [リィ]
前作から読んでます

:09/11/20 04:55
:N01A
:7facFr76
#63 [我輩は匿名である]
あげっ☆
:09/11/22 05:40
:W45T
:D7Gxiv/Y
#64 [我輩は匿名である]
あげまーす
:09/12/09 00:11
:PC
:pafnTBjQ
#65 [我輩は匿名である]
:09/12/09 16:08
:N906imyu
:eRS5Osrs
#66 [我輩は匿名である]
上げます
:09/12/24 03:40
:auKC3O
:xaGCGEE.
#67 [絢]
:09/12/26 11:52
:D705i
:rbuMxd/Y
#68 [我輩は匿名である]
書いてぇ〜
待ってます

:10/01/03 23:00
:D705i
:WtEKQwig
#69 [ふう]
あげます!!
:10/01/30 19:50
:F04A
:VCthUN..
#70 [我輩は匿名である]
(´・ω・`)
:10/03/04 16:17
:K002
:GaO/ex.c
#71 [匿名]
あげ**
:10/03/13 21:49
:831SH
:CfHHvKQ2
#72 [我輩は匿名である]
あげ!
:10/03/23 12:05
:F906i
:QMFZxrJM
#73 [ぺとりふぁい]
かなや
:10/06/03 11:53
:F03B
:dCDwaGpA
#74 [睦月]
主様、カムカム

:10/08/15 17:28
:L03A
:QQq/myvI
#75 [M]
更新まってますャ
:10/08/15 18:37
:831SH
:S6xnZX3U
#76 [我輩は匿名である]
主様カムバック(>_<)
:10/08/28 01:56
:K002
:KMotzvDE
#77 [我輩は匿名である]
この小説すきャ
更新待ってますャ
:10/08/28 13:04
:840P
:43SnDTdI
#78 [我輩は匿名である]
あげてみる
:10/09/22 09:03
:SH01B
:6dGmn/6E
#79 [我輩は匿名である]
書いて欲しいです
:10/11/10 20:32
:SH01B
:XAIbyAaA
#80 [我輩は匿名である]
また書いて☆
:11/11/07 18:34
:PC/0
:eO5IrzUI
#81 [我輩は匿名である]
書いてー
:12/01/26 09:25
:Android
:qDm8A30.
#82 [我輩は匿名である]
あげます

:12/12/10 04:26
:SH03D
:iaVA.XKg
#83 [我輩は匿名である]
もう3年半空いてるってことは主さんいないのかな…
書いて欲しいな〜(;_q)
:13/01/01 23:48
:SH-12C
:uit0VgJ.
#84 [☆]
主さん、いつでも戻って来て下さい!いつか必ず帰って来るのを待っています^^身体に気をつけてくださいね!
:13/07/28 19:54
:945SH
:OacDtAd.
#85 [我輩は匿名である]
あげてみる
:14/02/23 20:55
:iPhone
:.KGlTGCY
#86 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age↑
:22/10/01 22:38
:Android
:rYsbLV12
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