らぶずっきゅん!!!!
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#160 [七瀬]
逃げる間もなかった。
「ちょっと!
あたしがカズになにしたって、いうのよ!
さっきから‥あたしを避けてるみたいだけど‥‥っ!!」
一気に吐き出す千頼。
「言いたいことあるなら、はっきり言いなさいよっ!このあほぉーーっっ!!」
強気な態度を見せながらも目に涙が溜まっているのが、見えた。
:09/08/14 00:02
:N703iD
:xB0MIIes
#161 [七瀬]
「ちよ‥」
そうやって、
手を出したが‥
――パシっ―
払いのけられる。
「‥ぅっ‥カズっ‥カズはほんとにあたしで‥よかったの‥?」
まさに、半泣き状態。
:09/08/14 00:03
:N703iD
:xB0MIIes
#162 [七瀬]
――ぎゅっ―
「‥っ‥いやっ‥いやいや!離してっ‥!!」
抵抗する千頼を余所に、
抱きしめた腕の力を強くした。
「‥離して‥ってばぁ‥」
「やだ」
抵抗する力が、だんだん弱まってくる。
:09/08/14 00:04
:N703iD
:xB0MIIes
#163 [七瀬]
「‥ぅっ‥っ‥ぐず‥」
そして、千頼はとうとう
泣いてしまった。
「よかったよ。いいに決まってんじゃん。
ってか、ちよじゃなきゃ、やだし。俺」
「‥うぅ‥じゃあ‥なんで冷たくすんの‥っ」
どんどんと弱い力で
俺の胸を叩く千頼。
:09/08/14 00:05
:N703iD
:xB0MIIes
#164 [七瀬]
「‥‥‥‥」
「‥なん‥で‥っ」
「‥ごめん」
ごめん、ちよ。
千頼、ごめんな。
「‥ヤキモチ、妬いてた」
嘘、ついてごめん。
:09/08/14 00:05
:N703iD
:xB0MIIes
#165 [七瀬]
「‥ふえっ?」
千頼は、真っ赤な目で、俺の顔を見上げた。
「いやぁ‥ほら。
今朝、学校着いたとき、ちよ、あんなにぐったりしてたじゃん?」
嘘って、案外すらすら出てくるもんなんだな。
「なのに、陽が来た瞬間、千頼ピン!ってなったから‥‥ヤキモチ妬いちゃったよ」
:09/08/14 00:07
:N703iD
:xB0MIIes
#166 [七瀬]
「なにそれ」
え、なんか変だった?
「心配して損したぁ‥」
そこには、心底安心したような千頼の顔。
「‥ふふっ」
「なに?」
「いやぁ、なんかカズがヤキモチ妬いてくれるなんてうれしいなぁ‥と思って」
:09/08/14 00:07
:N703iD
:xB0MIIes
#167 [七瀬]
ふふふと、
幸せそうに笑う千頼。
――ズキっ
また‥まただ。
嘘が増えて
増えて増えて――
心臓に穴を増やして、
大きくする―――
:09/08/14 00:08
:N703iD
:xB0MIIes
#168 [七瀬]
No.5 線香花火の行方
:09/08/20 15:35
:N703iD
:zyDZj5Sc
#169 [七瀬]
プルルルルルル…
夜、電話が鳴った。
あたしがお風呂から上がり寝転がってぱらぱらと雑誌をめくっているときだった。
あいにく、ママは友だちと食事、パパは残業で遅くって、だれもいない。
こんなときに、だれよー。
そんなことを思いながら、電話に出た。
:09/08/20 15:36
:N703iD
:zyDZj5Sc
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