らぶずっきゅん!!!!
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#347 [七瀬]
 
 
「今日は、なんか変わったことなかった?」

いつもの質問。


「大丈夫。いつもどおり」

ぶっきらぼうな声から、
伝わってくる。


「そっか。良かった」


彼のやさしさ。
 

⏰:09/09/12 10:34 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#348 [七瀬]
 
 
「陽は、どう?」

「俺も、いつもどおり」

「よかった」

あたしたちの会話は、
いつもこれから始まる。



「‥あ、実は今日ね」

あたしは、陽に
合コンのことを話した。
 

⏰:09/09/12 10:35 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#349 [七瀬]
 
 
「‥というわけ、
 なんだけど」


陽が無言になってしまったので、

「‥でもっ、もし嫌だったら、今からでも断るし‥」

慌てて、付け足した。


「‥あのなぁ」

しばらくしてから、
陽は口を開く。

⏰:09/09/12 10:36 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#350 [七瀬]
 
 
「ただでさえ、毎日会えなくて、こうして声聞くだけで、いや‥声聞くだけでも十分なんだけど‥」

陽の声がだんだん小さくなっていく。

それが、あたしには
たまらなくうれしかった。


「そのだから‥不安だったりするわけで」


なんか、かわいくない!? 

⏰:09/09/12 10:37 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#351 [七瀬]
 
 
「‥ふふ、わかった。
明日、花寿美に断っとく」

あたしは、うれしさ半分、恥ずかしさ半分といった
気持ちで陽に伝えた。


「‥いや、いいよ。
やっぱり行ってきても」

「いいよ?どうせ行っても、座っとくだけだし!」

「ううん。たまには、そういう付き合いも大切だろうし、行っといで」

⏰:09/09/12 10:39 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#352 [七瀬]
 
また深夜を回ろうとしていた。


「千頼、こうしてちゃんと言ってくれたし、なによりその‥‥」

東京の夜は寒い。


「俺は、
 千頼を信じてるから」


でも、大丈夫だよ。

陽の言葉の一つ一つが
あっためてくれるから。

⏰:09/09/12 10:40 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#353 [七瀬]
 
「じゃあ‥もう遅いから。 おやすみ」

「陽、ありがとう。
 大好き」

電話から、ごほんごほんと咳き込む音が聞こえた。


「‥その電話して‥。
合コン、終わったら」

あたしがおもいっきりの
スマイルで「うん!」と、言ったのは、

たぶん
陽にも伝わったはず。

⏰:09/09/12 10:41 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#354 [七瀬]
――――――――――…


「はじめましてぇ!大江花寿美、18歳ですっ!!」

メイクだって、巻だって
いつもの三倍は気合いの入った花寿美とは裏腹に


「葉山千頼、同じく18歳です。よろしくお願いします」

なんとも、
ふっつーなあたし。
 

⏰:09/09/12 10:46 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#355 [七瀬]
 
 
畳の敷かれた部屋は、
個室になっていた。

一個しかない電球のせいで室内はけっこう暗い。

それが、オシャレというかなんというか‥、

まあはっきり言って、あたしには、よくわかんない。


その電球の下には、
テーブルの中心にある網があった。
 

⏰:09/09/12 10:48 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


#356 [七瀬]
 
 
「じゃーまず、乾杯しますか!」

花寿美と一人の男の子は、慣れたように、リードした。


あたしと花寿美、そして、もう一人の花寿美の友だちだという女の子、

そして、三人の男性と


人生初の合コンが
幕を上げた。
 

⏰:09/09/12 10:49 📱:N703iD 🆔:s/pxcVGo


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