黒猫の唄。
最新 最初 全 
#133 [あんず]
この涙の原因は、
全て、この私―――…。
「リア、リア!!」
目の前にいる彼は、
大好きなご主人様。
私を助けてくれた、
かけがえのない恩人。
そして昔の、愛しい恋人
世界でたった1人の、
心から愛した人。
:09/10/11 01:13
:W61K
:B72hfaK2
#134 [あんず]
ううん、
昔なんかじゃない。
今も愛しい恋人。
世界でたった1人の、
心から愛している人。
だから今も、
愛しくて堪らない。
抱き締めたくて、
堪らない。
:09/10/11 01:16
:W61K
:B72hfaK2
#135 [あんず]
私は堪えきれず、
彼を強く抱き締めた。
「…ヒロっ……。」
私の突然の行動にびっくりしたのか、ご主人様は大きく目を見開いた。
久しぶりに呼んだ、彼の名前。久しぶりに感じた、彼の体温。
懐かしくて、涙が溢れそうになった。
:09/10/11 01:20
:W61K
:B72hfaK2
#136 [あんず]
「…リ、ナ……?」
ご主人様はボーッとしながら、ポツリポツリと呟く。
そんなご主人様を見て、私は頷いて見せた。
嘘だろ、と言わんばかりに見開かれたご主人様の瞳からは、涙が溢れた。
:09/10/11 01:28
:W61K
:B72hfaK2
#137 [あんず]
背中に回された、
彼の大きな手。
強く抱き締められる温かさは、何一つ変わっていない。
昔の彼のまま。
「ずっと…、
会いたかった……っ
ずっと…………
待ってた…。」
震える声、肩。
強く私を抱き締める腕。
全てが愛しい。
:09/10/11 01:33
:W61K
:B72hfaK2
#138 [あんず]
「…………リナ、
おかえり。」
きっと私は、
この瞬間を待っていた。
ずっと、ずっと。
:09/10/11 01:34
:W61K
:B72hfaK2
#139 [あんず]
「うん…っ
遅くなってごめんね、
ただいま、ヒロ。」
ずっと会いたかった。
昔から、ずっと。
今でもこんなにも愛しい
今でも、ずっと。
:09/10/11 15:59
:W61K
:B72hfaK2
#140 [あんず]
私達はいつまでも強く抱き締め合った。
離れていた3年間の大きな穴を埋めるように。
確かめあうように。
時間も忘れて
ただただ抱き締め合った
時々聞こえる彼の鼻を啜る音すらも懐かしかった
:09/10/11 16:14
:W61K
:B72hfaK2
#141 [あんず]
「好き…っ
好きよ、ヒロ。
会いたくて、
堪らなかった。」
私は彼の肩に
顔を埋め、
愛の言葉を囁く。
彼はそんな私の頬を
温かい手で包み、
絶え間なく流れる
涙を拭ってくれた。
:09/11/04 20:57
:W61K
:jMTY8MgE
#142 [あんず]
「泣き虫。」
目を赤くしながら
そう言う彼。
「人のこと言えないよ」と言いたかったけど、
今は何も言わず、ただ彼を抱き締めていよう。
:09/11/04 21:43
:W61K
:jMTY8MgE
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194