黒猫の唄。
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#202 [あんず]
 


欲を言えば…






ずっと、ずっと

彼の側に
いさせて下さい。


 

⏰:09/11/24 23:36 📱:W61K 🆔:KrymBNm2


#203 [あんず]



5. Last song



⏰:09/11/24 23:40 📱:W61K 🆔:KrymBNm2


#204 [あんず]
 


「うわぁー!!
お父さん見てみて、
星いーっぱい!!」


「おぉ、本当だなぁ。

――…ユナは本当に、
星空が好きだね。」


にこっと笑うお父さんの上に跨がり、肩車をしてもらう。肩車をすると星に触れそうで、ぐんっと思いきり手を伸ばす。


 

⏰:09/11/24 23:52 📱:W61K 🆔:KrymBNm2


#205 [あんず]
 

「んんん〜っ、
届かないよぉ、お父さん大きくなって!!」


そう言うと、
お父さんはハハッと少し困ったようにに笑った。


「ユナ…星はな、すぐに
届くような物じゃない。
でかくなっても届かないくらい星は遠いんだ。」


 

⏰:09/11/24 23:56 📱:W61K 🆔:KrymBNm2


#206 [あんず]
 


「…じゃあ、
星に触れないのー?」


「ううん、違う。
ユナがこれから
たーくさん年をとって、
おばあさんになって、
そして星になるとき…

きっと星に触れるよ。」


 

⏰:09/11/24 23:59 📱:W61K 🆔:KrymBNm2


#207 [あんず]
 

そう言ったお父さんは
ずっと空を見つめていた

私も一緒に空を見る。

空の星は
キラキラ綺麗で…


いつか絶対、
触ってやると心から
誓ったんだ。


 

⏰:09/11/25 00:01 📱:W61K 🆔:fWOlF0LQ


#208 [あんず]
 

暫くして、
公園のベンチに
座っていたお父さんは
ゆっくり立ち上がった。


「よし、ユナ帰るか。
お母さんがご飯作って
待ってるぞ。」


丁度お腹が減る時間。

自分もぴょんっと
ベンチから降りて、
先に歩いてるお父さんに向かって走っていった。

 

⏰:09/11/25 00:05 📱:W61K 🆔:fWOlF0LQ


#209 [あんず]
 

小さな足で地面を蹴り、やっとたどり着いたお父さんの手を握る。


そして家に帰るため、
信号が青になるのを
待っている時。




真っ黒の猫が、
私の目に入った。


 

⏰:09/11/25 00:11 📱:W61K 🆔:fWOlF0LQ


#210 [あんず]
 

「あっ、猫ー…」


軽快なリズムで
歩く黒猫を見て、
私は堪らずその姿を追う


途中、お父さんの
声が聞こえたけど、
それも無視して
その黒猫を追った。


 

⏰:09/11/25 00:13 📱:W61K 🆔:fWOlF0LQ


#211 [あんず]
 

「猫さんっ、待って!!」


走って走って走って。
そしてやっと黒猫の
隣まで追い付いた時。


ドンッ、と
私は何かにぶつかった。


 

⏰:09/11/25 00:16 📱:W61K 🆔:fWOlF0LQ


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