黒猫の唄。
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#47 [あんず]
「リア…?」
「あの…住む所がなくて……さ迷ってたら…ここにたどり着きました。」
あまりにも見え見えな嘘。猫だったから、嘘なんて考えたことなかった。
意外と嘘って、難しいんだな、と改めて感じた。
:09/08/21 23:09
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#48 [あんず]
「……そうか、大変だったんだね。」
そう言ってご主人様は私の頭を優しく撫でた。
この感覚が大好きなのは、人間も猫も関係ないんだなぁ…。
「ごめんなさい…っ」
私は頭を下げ、その場から立ち去ろうとした。
なんか、このままいたら涙が溢れそうだから。
:09/08/21 23:25
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:u3ldLYt.
#49 [あんず]
するとご主人様は私の腕を強く掴んだ。
「…君は昔の知人によく似ているんだ。なんだか放っておけない。」
その時のご主人様の表情は真剣で、その綺麗な目が私を動けなくした。
:09/08/21 23:28
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#50 [あんず]
:09/08/21 23:32
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#51 [あんず]
>>49初めて見た
ご主人様の表情。
胸がドキドキする。
「…でも………、」
鼓動が煩いくらいに聞こえてくる。
:09/08/24 20:34
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#52 [あんず]
するとご主人様は私を腕を掴んでいた手を離し、頭を抱えた。
「っ…突然、ごめんね。君があまりにも知り合いに似てたから、少し動揺しただけなんだ。…君がリナなわけないのに……。」
ポツリ、と呟くご主人様の姿は、表情は、とても悲しげだった。
:09/08/31 12:57
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#53 [あんず]
そんなご主人様を見て、とても胸が締め付けられた。
返す言葉が見つからない
「…でも、本当に住む所がないのなら部屋ぐらい貸してあげるよ。遠慮することはない。」
そう言いながらご主人様は、いつもの優しい笑顔で私の頭を撫でた。
:09/08/31 13:00
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#54 [あんず]
「よろしく、お願いします……。」
私はご主人様の優しさに甘えることにした。
やっぱり、ご主人様の側にいたいから。
「…じゃあ部屋に案内しよう。おいで。」
ご主人様は優しく私の手を取り、少しずつ歩き始めた。
:09/08/31 13:03
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#55 [あんず]
階段を上がりたどり着いた部屋は、私でも入ったことのない部屋だった。
薔薇の香りのする、大きく綺麗な部屋。
「こんな綺麗な部屋…、いいんですか?」
私はご主人様を見上げながら、遠慮がちに呟いた
:09/08/31 13:08
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#56 [あんず]
「いいんだよ。何年も使ってないから埃っぽいけど……。」
2階にこんな素敵な部屋があるなんて知らなかった……。
こんな綺麗な部屋を使わしてくれるなんて、やっぱりご主人様は優しいな……。
:09/08/31 16:16
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