黒猫の唄。
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#87 [あんず]
スッ……―――
私は彼女の腕を掴んだ。
…掴んだはずだった。
でもその女性は、一瞬吹いた風と共に、私の目の前から消えていった。
:09/09/21 17:09
:W61K
:Gs77xxoQ
#88 [あんず]
一瞬の出来事に、私はただ呆然とする。
「なんで……。」
私はまるで狐に化かされたような気分になり、その場に座り込んだ。
:09/09/21 18:57
:W61K
:Gs77xxoQ
#89 [あんず]
なにがどうなっているんだろう…?
私は不思議な感覚に囚われながら、その場に寝転がる。
色鮮やかな花々の香りが私を柔らかく包んだ。
:09/09/22 18:48
:W61K
:LNcKifZ6
#90 [あんず]
その香りのせいなのか、私は突然の睡魔に襲われた。
視界がだんだんとボヤけていく。
私は睡魔に勝てず、花の甘い香りを感じながらもう一度目を閉じた。
:09/09/22 18:51
:W61K
:LNcKifZ6
#91 [あんず]
――――――…。
目を開けると、淡いクリーム色の天井が目の前に広がった。
やっぱり、
夢だったんだ……なんて思いながら、私は重たい体を起こす。
寝ても覚めても、
姿は人間のようだ。
:09/09/22 18:57
:W61K
:LNcKifZ6
#92 [あんず]
私はベッドから下り、
ご主人様の所へ向かうため部屋を出る。
――…目が覚めても、頭から離れないあの女性の表情。
夢なんだから…、気にしなくてもいいよね。
:09/09/22 19:02
:W61K
:LNcKifZ6
#93 [あんず]
きっと…
気にしない方がいい。
今はご主人様のために、精一杯頑張らなきゃ!!
私は自分に思い聞かせ、軽快な足取りで階段を下りた。
:09/09/22 20:58
:W61K
:LNcKifZ6
#94 [あんず]
階段を下りると、すぐに目に映るご主人様の姿。
エプロンを付けて、キッチンで料理をしているご主人様はなんだか可愛くて。
頬が少し緩んだ。
:09/09/22 21:22
:W61K
:LNcKifZ6
#95 [あんず]
「…何を、作っているんですか?」
私は緩んだ頬を引き締めて、ご主人様を見上げた
「おぉ、びっくりした。今日の夕飯を作っているんだ。リアも食べるだろう?」
柔らかく微笑むご主人様の瞳は、本当に綺麗で、優しかった。
:09/09/23 13:43
:W61K
:nBpH.fFQ
#96 [あんず]
そんなご主人様の笑顔を見て、私もつられてはにかみがちに小さく頷いた。
するとご主人様は、
優しく私の頭を撫でてくれたんだ。
:09/09/27 23:22
:W61K
:rtofEr46
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