ピンクな気分。U
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#292 [のの子]
彰Side

「彰っ、こっち。」

声がした方を見ると、少し離れた所で亮さんが手を振っていた。

「亮さん、急にすみません。」

「別にいいよ。こっちこそ昇じゃなくて悪いけど‥なんか話があるんだろ?どっか行くか?」

「‥はい。」


――――

聡美が走っていくのを俺はただ見つめていた。

追いかけなかった。
.

⏰:09/11/27 20:26 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#293 [のの子]
 
追いかけても何を言えばいいか、何を聞けばいいか‥

わからなかった。

それに‥俺にはもう答えはわかってた。

その答え合わせは

無理矢理あいつにさせるよりも、もう前からわかってたはずの

『昇さん』に聞いた方が良いって思った。

.

⏰:09/11/27 20:29 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#294 [のの子]
 
あの人がすんなり話してくれるかはわからないけど‥


「とりあえず‥連絡とってみるかな。」

カチッ
携帯を開いて昇さんの番号を探す。

番号変わってないといいけど‥

ピッ ♪〜♪〜♪

携帯を持つ手が震える。

冷静を装う自分の中に取り乱している自分がいるのを感じる。

⏰:09/11/27 20:34 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#295 [のの子]
 
♪〜♪〜♪
‥出ねぇか。

「はーい。なんか用?」

耳から少し離した携帯から陽気な昇さんの声が漏れる。

「あっ昇さん!彰ですけど‥」

「知ってる。俺に電話してくるなんて何かあったんでしょー‥なに?」

昇さんからめんどくさそうなのが伝わってくる。

「あの‥実は聞きたい事があるんですけど、今日会えませんか?」

「やだ。」

‥‥イラッ
.

⏰:09/11/27 20:41 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#296 [のの子]
 
「いやっでも真剣な話なんですよ。お願いしますっ。」

「真剣な話ってなんだよ。」

「それはっ‥」

今言ったらこの人はぐらかして逃げるかも‥

そんな事が頭に浮かぶ。

「言わないなら会わない。」

ガキかよっ‥!

「‥‥聡美の事です。」


「はぁっ?さとちゃん?」
.

⏰:09/11/27 20:44 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#297 [のの子]
 
「ふーん‥わかった。じゃ時間と場所は俺が決めるから。」

「わかりました。」

「じゃまた連絡するわ。」

そういって切った電話から15分後、昇さんから来たメールは

――――――

やっぱ会えない。
代わりに亮が行く。

――――――

「はぁっ?‥んだよっ。」


そんなこんなで俺は今亮さんと会っている。

⏰:09/11/27 20:54 📱:SH06A3 🆔:gXf8stAU


#298 [のの子]
――――――

「なんか悪いな、昇指名だったのにさぁ。」

俺の横を歩きながらタバコを吸いはじめた亮さん。

まだタバコ吸ってんのか‥

「別に‥俺の知りたい事を亮さんが知ってるなら昇さんでも亮さんでも、どちらでもいいですから。」

「ふっ相変わらず生意気だな‥」

タバコを片手に笑う姿は俺から見てもかっこいい。

亮さんは昇さん率いるスノードロップのNo.2、つまり副総長だ。

正直、昇さんよりも冷静でしっかりしてる。

⏰:09/11/28 11:17 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#299 [のの子]
 
髪は真っ黒で前髪の一カ所だけ金のメッシュを入れてるのが印象的。

―――

「そろそろなんだけど‥あっここでもいい?」

昇さんが指差したのは

「ここは‥?」

「昇ん家。あいつもいつか帰ってくるし、それまで俺が聞いてやるよ。」

そう言って取り出したのは銀色の鍵。

「合い鍵貰っちゃった♪」

笑いながら昇さんの部屋のドアに鍵をさす。

⏰:09/11/28 22:04 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#300 [のの子]
 
×昇さんが指差したのは
○亮さんが指差したのは
.

⏰:09/11/28 22:23 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


#301 [のの子]
 
初めて昇さん家に来た‥

カチャ

「ようこそ昇ん家へ〜。暑いしクーラーつけようぜぇ。」

ズカズカと部屋に入っていく亮さんに続けて、俺は遠慮がちに入っていく。

「何か飲む?」

「えっ?えっと‥」

「烏龍茶かコーラどっちがいい?」

「じゃ烏龍茶で。」

亮さんは手慣れた手つきで冷蔵庫やグラスを取り出す。

⏰:09/11/28 22:35 📱:SH06A3 🆔:ehzfiJGc


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