ピンクな気分。U
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#592 [のの子]
まこ姉、そうだよね?
だから私と彰君を
出会わせたんでしょう?
伝えたかったんだよね?
まこ姉の最期の言葉を‥
「『バカ、愛してる』」
.
:10/03/15 23:05
:SH06A3
:6F6KZ0zw
#593 [のの子]
彰君が目を見開く。
「それっ‥‥」
彼が話してくれたように
次は私が話す番だ。
「グスッ‥彰君、今度は私の話を聞いて?」
私からこの話をするのは
彰君が初めてかもしれない。
彼はどう受け止めるんだろう?
.
:10/03/16 01:34
:SH06A3
:kDXCdGG.
#594 [のの子]
二年前――――
「聡美っ!」
ガバッ
まこ姉が私を後ろから抱きしめてきた。
っ!
私は驚いて持っていたお菓子を落とす。
「うわぁっごめん!お菓子がぁ‥」
申し訳なさそうにお菓子を拾うまこ姉。
私はキョロキョロとあるモノを探す。
あっ、あった。
.
:10/03/16 01:38
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#595 [のの子]
手にとったのはノートとボールペン。
私は急いでノートにペンを走らせると、まこ姉の頭を軽く叩く。
「ん‥?」
トントンッ
顔を上げたまこ姉にノートを指で叩きながら見せる。
『ビックリした!それ最後の一個だったのになぁ』
ノートを見せながらほっぺを膨らます私。
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:10/03/16 01:43
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#596 [のの子]
「ごめんって〜。」
苦笑いするまこ姉。
‥二年前、当時の私は
急に声が出なくなって
会話はいつもノートに書いて伝えていた。
原因は不明で、たぶんストレスのせいらしい。
私は自分で思っていたよりも心が弱くて、いつの間にか大量のストレスを心に溜めていたらしい。
:10/03/16 01:47
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#597 [のの子]
原因は‥‥イジメ。
昔の私は今よりも頼りなくて、いつも優柔不断な所が周りの皆は気に食わなかったみたい。
それでも嫌われないよう気を使っていたら
ある日声を失った。
更にその事もあって私はクラスで孤立していった。
まるで透明人間。
.
:10/03/16 19:31
:SH06A3
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#598 [のの子]
そんな私を家族は心配して学校にも話してこうやって時々休ませてくれてる。
それが良い事なのか、良くないのかはわからないけど‥
イジメとかが原因で声がでなくなるってあんまりないんだって。
まこ姉は、私は皆に自分の言葉を伝えるのに疲れちゃっただけって言ってた。
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:10/03/16 22:04
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:kDXCdGG.
#599 [のの子]
まこ姉がそう言うならそうなんだって私も思った。
でも、周りの皆はわかってくれないみたいで‥
最近はほとんど学校に行ってない。
皆の視線や声が怖かった。
「あっ聡美、今日来る?」
まこ姉が私の横に座る。
私は笑顔で頷く。
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:10/03/16 22:13
:SH06A3
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#600 [のの子]
――――――
「おっ真琴だ〜♪ってさとちゃんもいるっ!」
「シスコンが来たぞーっ。」
人気のない暗い公園。
あるのはバチバチッと今にも切れてしまいそうな電灯と、いくつかの赤く小さく光るタバコの火。
「うっさい!聡美が可愛いからって騒がないの。」
まこ姉は黒くて長い髪をなびかせる。
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:10/03/16 22:21
:SH06A3
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#601 [のの子]
「カッコつけてもシスコンに変わりないぞー。」
「シスコンで何が悪いの?」
亮さんのヤジを見下すかのようにまこ姉はふんっと私を抱きしめる。
「こぉーっんな可愛い妹がいたらアンタらもシスコンになるのよ。」
ベーッと舌を出すまこ姉に呆れた顔の亮さん。
「俺は妹じゃなくて良かったかも‥さとちゃん俺と付き合っ
「ぶっ飛ばすよ?」
.
:10/03/16 22:25
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:kDXCdGG.
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