ピンクな気分。U
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#764 [のの子]
「俺もこっちがいいー♪」
途中から合流した博也君が鈴ちゃんの隣に座る。
「ダメーッ♪ここは女の子だけなのぉ。」
桃が笑いながら手を振ると、ちぇっと言いながら博也君は席に戻って行く。
電車を乗り継いで二時間、向かい合う席の田舎らしい電車に乗った私達。
もう少しで到着駅に着こうとしていた。
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:10/06/02 16:57
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#765 [のの子]
「先輩夏休み前に竜二君と別れたらしいですね〜。」
ギクッ
鈴ちゃんが目を細めて私を見つめる。
「実は色々ありまして‥」
「その割に彰君とは夏休み前より仲良くなってるよねぇ♪」
今度は桃が私の肩に寄り掛かりながら笑う。
「え〜っとねぇ‥彰君とも色々ありまして‥」
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:10/06/02 17:02
:SH06A3
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#766 [のの子]
私は二人を見つめて顔を引き攣らせながら笑う。
こっ恐い‥
「色々って?」
「私何も聞いてな〜い。」
ゔっ‥
二人から感じる黒いオーラを肌に感じて、汗が流れる。
「えっと‥何から話せば
「「最初からっ!」」
なっなんかこの二人気が合ってない?
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:10/06/02 17:06
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#767 [のの子]
―――――
ガタン ガタンガタン
「――‥で、彰君とは仲良くなったっていうかなんというか‥」
「信じらんない‥そんな繋がりがあったなんて。」
桃は目をパチパチさせて私を見つめる。
「ごめんね、話さなくて‥彰君も関わってるからあんま話さない方がいいと思って‥」
私は二人に謝ると、
「ん、まぁしょうがないよ〜。」
桃は笑って私の肩を優しく叩く。
「‥‥先輩があの人の妹っ‥」
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:10/06/03 11:01
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#768 [のの子]
鈴ちゃんは驚きをかくせないのか、口に手を当てる。
「鈴ちゃん、まこ姉の事知ってたの?」
私が首をかしげると、鈴ちゃんはハッとして私を見つめた。
「あっ‥えっと会った事はないんですけど‥彰君のあの噂から知ってて‥」
気まずそうに話す鈴ちゃんは手を握って力をいれる。
「あの人の妹だなんて‥ははっ確かに敵う訳ないや。」
?
.
:10/06/03 11:10
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#769 [のの子]
「まぁ逆に諦めつくっていうか‥」
鈴ちゃんは苦笑いしながら外を見つめる。
窓から見える景色はもう緑の木々とたんぼがチラッと見えるぐらい。
「‥私も言うの忘れてましたけど、彰君の事もう好きとかじゃなく友達なんで。」
「えっ!?」
「私の中でもうハッキリ友達って決めたんです。ですから先輩はご自由にして下さい。」
ご自由にって何が?
「えっいやいやでも
「はいはいっ鈴ちゃんがそう言ってんだからいいのっ♪ね?」
:10/06/03 11:16
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#770 [のの子]
桃が私の肩を掴む。
「えぇ〜‥まぁうん、わかりました。」
私が戸惑いながらも納得すると鈴ちゃんも桃も笑うから、つられて私まで笑ってしまった。
「竜二君とはぁ?どうなの?」
桃が持ってきたお菓子を食べながらポツリと呟く。
「そうですね、竜二君とは何かなかったんですか?」
何かか〜‥
「何も‥でも、まこ姉の事話そうか迷ってるんだ。」.
:10/06/03 11:24
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#771 [のの子]
まこ姉は竜二君の家庭教師だった。
彰君から話を聞いた限り、仲も悪くなかったみたい。
‥‥竜二君の心にも、傷としてまこ姉が残っているんじゃないのかな?
それに
「もしかしたら竜二君‥最初から私がまこ姉の妹だって気付いてたんじゃないかな?」
私は小さな声で呟く。
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:10/06/03 22:11
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#772 [のの子]
「えっなんでぇ?」
そう言いながら桃は私にグミをくれた。私も素直に受け取るとグミを口にいれる。
「ん〜‥なんかそう思ったの。」
グレープ味のグミが口の中でちょっとずつ溶けていく。
「その可能性はありますね。」
鈴ちゃんがチョコボールを手にだしながらサラッと言ってきた。
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:10/06/03 22:17
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#773 [のの子]
「えっだからなんでぇ?」
桃は首をかしげる。
「‥竜二君ね、私にこの事知られたくなかったみたいだった。」
だから私は彼が知られたくないって思うなら私は知らないままで良いって思った。
でも知ってしまった‥
全部を。
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:10/06/03 22:23
:SH06A3
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