ピンクな気分。U
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#814 [のの子]
千夏君が和彦さんをチラッと見つめると和彦さんは笑って頷く。
「‥‥‥ぼくは千夏。千の夏って書く。」
「へーっ。じゃ千夏は夏生まれか?」
旬君の問いに答えるように千夏君は頷いた。
「夏男か。カッコイイじゃ〜ん。ちなみに俺は秋生まれ。千夏は小学何年だ?」
「‥‥‥二年。」
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:10/06/09 00:27
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#815 [のの子]
「そっか。まだ二年か‥」
旬君は千夏君の頭を撫でる。
「大丈夫だよ。」
そう言う旬君の目はとっても優しかった。
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「じゃーねぇ!」
「何かあったら連絡しろよ〜?」
はーいっと私達も和彦さんの車を見送る。
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:10/06/09 00:34
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#816 [のの子]
あの後本堂を案内してもらってから、私達は今日泊まる別荘に送ってもらった。
和彦さんのお寺から車で5分しか離れていなかったのがちょっと驚きだったけど‥
「木の家とか別荘っぽ〜い♪」
「うんっ、可愛いね♪」
初めてきた私達がはしゃぐのを余所に、旬君達はさっさと中に入っていく。
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:10/06/09 10:58
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#817 [のの子]
「じゃ荷物置いたら早速始めよー。食材とか全部頼んでおいたから♪」
旬君はニコニコ笑って動き回る。
「あっじゃ私達食材切ったりするね。」
「おっじゃ女子チームは食材で、俺達は焼いてくわ。フクこれも持ってって〜。」
こうしてなんとか私達の目的、バーベキューが始まったのです。
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:10/06/09 11:03
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#818 [のの子]
皆さんこんにちは

今回のバーベキューのお話なんですが、少し番外編に近いお話にしようと思います



千夏君達と触れ合うお話になると思うので、楽しみにしてください

これからもよろしくお願いします

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:10/06/09 11:08
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#819 [のの子]
千夏Side
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「おいっ千夏、聞いてんのかよ?」
ハルに呼ばれてハッとする。慌てて見つめるとハルはぼくを睨んでいた。
ハルこわい‥
「また見えたのか?」
ぼくはハルを見つめたまま頷く。
「ったく‥しょうがねぇな。」
ハルはため息を着くとぼくを抱き上げる。
ハルは目つきが悪いから怒ってると思うと、こうやってぼくを抱っこしてくれる。
怒ってるんじゃなくて、心配してくれてるんだって最近わかった。
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:10/06/09 11:18
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#820 [のの子]
「相変わらず軽〜‥ちゃんと飯食ってんのになぁ。」
ぼくは小学二年生にしては背が低くて、ちっちゃい方だから簡単に抱っこできるみたい。
ハルはぼくを抱っこしたまま部屋に向かう。
「ハル‥‥ぼく早く大きくなりたい‥」
「じゃ牛乳飲め。」
「‥牛乳‥嫌い‥」
嫌い。
牛乳よりも自分が嫌い。
アレが見えちゃう自分が怖いよ‥
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:10/06/09 11:28
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#821 [のの子]
ハルに抱き抱えられてもぼくには後をついてくるアレが見える。
「ハル‥怖いよ‥」
「大丈夫。」
ハルは少し早歩きになって部屋に向かう。
「お守りは持ってるか?」
ぼくは頷く。
「じゃそれ握ってろ。」
バンッ
部屋に入るとすぐに戸を閉める。
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:10/06/09 11:35
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#822 [のの子]
「ほら、もう大丈夫だろ?」
ぼくはお守りを握ったまま戸の向こうを見つめる。
何もいない。
「まだ修業中なんだからあんまあいつらに関わるな‥前にも痛いめに合った事あるんだろーが。」
ぼくは小さな体をギュッとする。
「ハル‥さっきの旬て人も僕達と同じ?」
「そうだよ。旬君も寺の息子だから同じだよ。」
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:10/06/09 11:40
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
#823 [のの子]
「お前は旬君みたくなるんだ。霊感のONとOffを使い分けられるようにな‥だから修業サボんなよ?」
ハルがぼくの頭をクシャクシャ撫でると体温が伝わってきてホッとする。
あの人みたくなれたら、ぼくにも友達ができるかな‥
ハルに聞こうか迷ってやめた。
期待するのは疲れるから。
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:10/06/09 14:50
:SH06A3
:mcZ2Ajo.
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