ピンクな気分。U
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#106 [のの子]
「のっ昇さん落ち着いてください。もう過ぎた事なんでっね?」
「‥‥‥ッチ‥」
思いっきり舌打ちされたけど、それから昇さんは怒った顔をしたまま静かになった。
‥シーン。
これもこれで気まずい。
「ねぇさとちゃん‥」
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:09/10/24 20:20
:SH06A3
:iEIVt7Sg
#107 [のの子]
いつもの口調に戻った昇さんは私の両手をとると、ギュッと握る。
「俺、さとちゃんとこうやって話せんのすげぇ嬉しいよ?あいつの思い出話も笑ってできるし、これからの事も話せる。でしょ?」
私は昇さんを見つめてただ小さく頷く。
「ありがと‥よく頑張りました。」
そう言ってまた私の頭を撫でてくれた。
その姿が少し竜二君とかぶって見えて私はまた泣きそうになった。
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:09/10/24 20:29
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#108 [のの子]
「あっ俺の事、昇お兄ちゃんって呼んでもいいよ。」
「‥‥えっなんでですか?」
「だってさとちゃん可愛いんだもーんっ。それに俺は妹だと思ってるし。」
照れながら話す昇さんを見て私はつい笑ってしまった。
「いやっでもマジ兄貴だと思って頼っていいよ!」
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:09/10/24 20:35
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#109 [のの子]
「まぁあいつの代わりになんてなれないんだろうけどさっ‥なんかあったら守ってやるよ?
『真琴』の大切な妹のさとちゃんを。」
「あははっありがとうございます。嬉しいです。」
竜二君に別れを切り出された私は、運命に手繰りよせられるように昇さんに再会した。
それはこれから私と彰君の運命を大きく変える事になる。
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:09/10/24 20:43
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#110 [のの子]
彰Side
「ありがとうございました〜。」
あれから結局トボトボ家に帰ったけど、暇すぎて駅の本屋に来た。
が、買ったのは祐輔への絵本一冊のみ。
「はぁ〜‥マジで俺何してんだろ?ってかつまんねぇー。」
こういう時に限って誰も遊ぶ相手がいない。お決まりのパターンだ。
これからどうすっかぁ‥
ふっと携帯を開いてみるとメールが一通届いていた。
誰だ?
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:09/10/24 20:54
:SH06A3
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#111 [のの子]
ドキッ
「竜二かよ…」
さっきの事もあるし今メールを貰ってもあんま嬉しくない相手No.1。
カチッ
――――――
聡美にお前の分のプリント持たせた。貰っといて。
あと聡美と別れた。
じゃ。
――――――
「…はっ?」
メールを読んだ瞬間、心臓が痛くなったのがわかる。.
:09/10/24 20:58
:SH06A3
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#112 [のの子]
俺の心臓を痛めつけるメールを何回も何回も読み返す。
その度俺の心臓はバクバクと痛くなって、早く動く。
「マジかよ。嘘だろ…?」
嘘じゃない事ぐらいわかってる。
竜二はこういう冗談は言わない。
なんでっ…ってかあの後なんかあったのか?
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:09/10/24 21:02
:SH06A3
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#113 [のの子]
聡美から別れようなんて言わなそうだし…
でも俺とキスした罪悪感からとかなら有り得る。
いや、でもメールの内容から竜二から‥?
やっぱ気づいてたのか?
「あぁ〜っもうどっちにしろあいつは今何してんだよっ。」
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:09/10/24 21:07
:SH06A3
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#114 [のの子]
あーゆー女は絶対泣いてるに決まってる。
聡美の泣き顔と竜二の無表情の顔が頭に浮かぶ。
「‥ったく、竜二の野郎〜。」
カチカチッ
聡美の電話番号が画面に写ると指が止まる。
‥今俺が電話してどうなる?
本当に別れたならもうどうもならないし、それにあいつは今俺と話したくもないだろう…
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:09/10/24 21:22
:SH06A3
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#115 [のの子]
そうだよな‥
「ってか別れたとかわざわざ俺に言うなっつーの‥俺に関係ねぇじゃん。」
そう言ったものの、聡美の電話番号を見つめながらじっと立ち止まる。
ドンッ
っ!!
体格のいいサラリーマンにぶつかられて携帯が1b先にぶっ飛んだ。
「っいってぇな、クソじじい‥」
小さくなっていくサラリーマンの後ろ姿を睨みつけてぶつぶつ文句を言いながら携帯を取りに歩く。
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:09/10/24 21:27
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