ピンクな気分。U
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#121 [のの子]
デカい声のする方向にはやっぱ昇さん。
相変わらずの自由人だな‥
昇さんと下っ端っぽい茶髪の男が話す少し後ろに女がキョロキョロと慌てるように立っていた。
可哀相ー‥とか思って見ていると、さっきは見えなかった女の顔が見えた。
困ったように苦笑いしながら昇さんをなだめだしたのは紛れも無い
「…っ‥聡美?」
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:09/10/25 21:56
:SH06A3
:wL13Kal2
#122 [のの子]
聡美Side
「のっ昇さんデートじゃないですし、私ここで大丈夫なのでっ‥」
「いや、良い雰囲気が壊れたしこのままバイバイはちょっとお兄ちゃん寂しいぞ。」
駅まで送ってもらったものの後輩?の人が現れて昇さんの機嫌は何故か悪くなってしまった。
「亮さんの命令無視したら俺が殺されるんですからぁ〜。マジで早く来てくださいよぉ!」
後輩さんも必死。
「えぇ〜‥確かに亮くん怒ったら恐いけどさー‥」
チラッと私を見てきたので、ニコッと笑うと昇さんは大きなため息をつく。
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:09/10/25 22:05
:SH06A3
:wL13Kal2
#123 [のの子]
「はぁあぁっ‥俺こんなんでもこいつらの総長だからさ、行かなきゃ‥こんなバイバイでごめんね?」
ヨシヨシ、と頭を撫でる昇さんは本当に寂しそうでなんか胸が暖かくなった。
「はい。Tシャツ返しにまた来ますね。」
「うん。連絡して?今度はもっとゆっくり話そう。」
優しく笑う昇さんに私も笑うと‥‥
ガバッッッ!!
っ!
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:09/10/25 22:13
:SH06A3
:wL13Kal2
#124 [のの子]
体を何かに引っ張られたかと思うと、その何かに包まれた。
温かい‥
ビックリしてその何かを見上げるとそこには
「えっ彰君っ?なんで
「お前は黙ってろ。‥お久しぶりです、昇さん。」
「うわぁ〜何この再会‥久しぶりだね、少年。何してんの?」
昇さんも一瞬驚いた顔をしたけどすぐニコッと笑った。
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:09/10/25 22:21
:SH06A3
:wL13Kal2
#125 [のの子]
「ちょっと本屋に‥」
「なんすか、こいつ?」
「ん〜‥腐れ縁てやつ?まぁ悪い子じゃないからお前は黙って見てろって。」
後輩さんが彰君を睨んでるのを見て、私は喧嘩になるんじゃないかって一気に不安が沸く。
「あっ彰君、喧嘩はダメだよ?」
彰君に抱きしめられるようになっていた私は、彰君の服を引っ張って小さな声で話す。
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:09/10/25 22:29
:SH06A3
:wL13Kal2
#126 [のの子]
「しねぇよっバカ。昇さんに勝てるわけねぇだろっ!」
なっなら良いんだけど‥
「二人って知り合いなの?」
昇さんがニコッと笑いながら私達を指差す。
でもなんだか作り笑いみたで、空気もあまり和やかではない気が‥
「高校が一緒なんです。」
「なるほどぉ。そりゃすごい偶然だ。と言うか運命?」
:09/10/25 22:34
:SH06A3
:wL13Kal2
#127 [のの子]
彰君はムッとして眉間にシワを寄せる。
運命だなんて大袈裟じゃ‥
私もつい苦笑いする。
「そんなくっついて二人は仲良しみたいだねぇ。」
ドキッ
そっそうだよ!いつまでくっついて
グッ!
「っ!‥彰君?」
慌てた私を見て彰君は私を包む手に力を入れてきた。
私の肩が彰君の胸に食い込む。
:09/10/26 00:47
:SH06A3
:gooTw2M2
#128 [のの子]
ドクン ドクン
さっきの事もあったせいか、彰君に抱きしめられてると思うと心臓が早く鳴る。
「まぁ仲良くやってますけど。」
「じゃもしかしてさとちゃん泣かしたの少年のせいだったり?」
っ!
昇さんはきっとそうなら彰君を怒るつもりなんだろうけど、実際は違う。
彰君は悪くない。
「俺のせいかはこいつに聞かないとわかりませんけど‥もしそうならちゃんと謝りますよ。」
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:09/10/26 00:55
:SH06A3
:gooTw2M2
#129 [のの子]
「謝るって言ったってさとちゃんを守るお兄ちゃんとしてはそう簡単に許せないんだけどなぁ。」
「お兄ちゃんっ?!また適当な事言って‥俺達の問題なんですから口ださなくて結構です。」
彰君が昇さん横目にふんっと嫌みったらしく言う。
「カッチーン‥俺はさとちゃんのお兄ちゃんみたいなもんなんなのっ!急に現れたただの同級生に言われたくないしっ。ってかやっぱお前が泣かしたんだろ!」
「なっ!昇さんこそこんなチビにダボダボの服着させて変な趣味持ってんじゃないっすか?!ってかお前今日髪結んでたよなっ?‥まさかあんたこいつに変な事したんじゃっ‥」
「してねぇしっ!お前とは違って俺はちゃんと―‥」
‥‥どっどうすればいいの?
:09/10/26 11:43
:SH06A3
:gooTw2M2
#130 [のの子]
二人のペースに入れなくて止める事もできない私は、周りからの冷たい視線に気付かないよう彰君の胸に顔を隠す。
もう二人とも恥ずかしいからもうやめてよ〜っ!
「だいたいスノードロップの総長の昇さんとこいつがなんで知り合いなんですかっ?」
っ!
昇さんが話すのか気になって私も顔を上げて昇さんを見つめる。
「‥お前なんかに教えないしね。さとちゃんも教えなくていいからね?」
ニコッと笑う昇さんを見て私はほっとした。
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:09/10/26 11:50
:SH06A3
:gooTw2M2
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