ピンクな気分。U
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#161 [のの子]
「そうだよねぇ〜‥」
私がまたアイスティーを口にする姿を桃がじっと見つめる。
「何‥?」
「なぁんか、もっと取り乱しちゃってるかと思ったけど‥案外冷静だねぇ。」
桃がソファーの背にボスッと持たれて私を見つめる。
「そうかなぁ?」
「そうだよぉ。さっきから『そうだねぇ』ばっかだし〜‥」
そうだったっけ?
.
:09/11/03 17:14
:SH06A3
:ap0MzWFE
#162 [のの子]
「だってどうしようもないから。それにもうたくさん泣いたし‥」
「彰君と〜昇さんだっけ?いい男二人に支えられたら平気になっちゃうもんなのかねぇ。」
励ましてくれてるのか、けなしてるのか‥
私は苦笑いすると桃は笑いながら嘘だよ、っと小さな声で言った。
「ってかじゃ竜二君とはこれからどうしてく気ぃ?」
「う〜ん‥わかんない。でも別れたいって言われたんだし、私は何もしないよ。」
「そう‥」
複雑そうに笑う桃を前に、私はアイスティーの中の氷をストローでグルグル回す。
:09/11/03 17:28
:SH06A3
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#163 [のの子]
竜二Side
「だからなんでっ?!そんなの聡美ちゃん可哀相だろっ!」
「うるっさいなぁ‥冷めたんだよっ。こういうのあんだろっ?」
「ふざけんなよっ!この前まで仲良くやってたくせにっ‥
「うるさいっ!!」
バンッ
俺がテーブルを叩くとシーンッと誰もが黙り込んだ。.
:09/11/03 17:44
:SH06A3
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#164 [のの子]
昨日彰以外の奴らにも連絡するとメールやら電話がうるさくて、結局皆俺ん家に集まった。
一通り話したとこで旬とフクが食いついてきた。
得に旬は理由に納得いかないと怒りだすばかり‥
「旬‥もうやめよう。竜二がそういうならそうなんだよ。二人は別れたんだ。」
フクがため息をつくと、頭をかく。
「俺らまだ高校生じゃん?結婚とか考えらんないし‥付き合ってたら別れるとかあんだろ。」
博也は携帯をいじりながら冷たく話す。
「でもっ急すぎだろ。」
.
:09/11/03 17:58
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#165 [のの子]
旬が小さく呟く。
「‥俺は最低な男でいいよ。責めていい‥でも聡美ちゃんとよりを戻す気はない。」
俺がハッキリ言うと、暗い空気がまた重くなった。
「『聡美ちゃん』か‥この前まで呼び捨てだったのにな。」
フクが複雑そうに笑う。
「バーベキュー‥どうすんの?」
博也が携帯から目を離して俺を見つめてきた。
「あぁ〜‥どうするかな。」
:09/11/03 18:06
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#166 [のの子]
バーベキューにお祭り‥夏休みたくさんやりたい事あっただろうな。
聡美の笑った顔を思い出すと俺はただ唇を噛み締める。
「あいつは来るよ。」
ベッドに座りながら本をただペラペラとめくっていた彰が話に入ってきた。
「あいつって‥?」
「聡美。」
ドクンッ
彰の口から聡美の名前が出るとつい胸の内側が高まる。
「聡美ちゃんが言ってたの?」
.
:09/11/03 18:12
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#167 [のの子]
「うん。」
俺に目を向ける事なく、淡々と話す姿に少しイラつきを覚える。
「何〜?もしや聡美ちゃん早速彰とラヴラヴ?」
博也が冷やかすかのように笑うと旬がおもいっきり睨む。
「お前も来れば?あいつならなんかあったら俺見とくし。」
サラッと言ったけどこいつやっぱムカつくとこ上手くついてくるな。
「どうしようかな‥考えとくよ。」
ふっと笑うと一瞬彰がチラッと俺を見てきた。
.
:09/11/03 18:31
:SH06A3
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#168 [のの子]
「何?」
「いや‥お前は泣いたのかなって思って。」
彰が本をめくる手を止めてそのページをじっと読みはじめる。
「こんな事言っても無意味だけどさぁ、あいつはすげぇ泣いてたよ。」
ズキッ
心臓が大きく鳴り出すと同時に痛みが走る。
「‥あれから聡美に会ったの?」
「聡美?ふっ‥聡美ちゃんだろ?元彼さんっ。」
.
:09/11/03 23:26
:SH06A3
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#169 [のの子]
「彰っ‥それより聡美ちゃんに会ったのか答えろよ。泣いてたのか?」
そう言って旬が心配そうな顔を彰に向ける。
「あぁ‥駅で会ってさ、最初は笑ってたけど途中取り乱したみたく泣き出したよ。」
彰がまた本のページをめくる。
「‥その後家まで送った。その時にはもう落ち着いてたみたいだったけどね。」
ふぅっ‥
彰以外、俺を含めた四人は小さく息を漏らした。
取り乱す‥
そんなまで俺は彼女を傷つけたのか。
:09/11/03 23:35
:SH06A3
:ap0MzWFE
#170 [のの子]
「そっか‥」
ただそれだけしか言えなかった。
「‥‥‥‥はぁっ俺帰るわ。このまま居ても何も変わんないし。」
彰が本を閉じると皆もそうだな、とゆっくり立ち上がる。
「ごめんな。俺のせいで‥色々ごめん。」
俺は一人座ったまま俯く。
「いや、俺達こそなんかごめん。気にすんなよ。」
「そうだよっ‥俺も感情的になりすぎたしさ。バーベキューは楽しもうっ♪」
「女なんてたくさんいるし‥飢えた時は紹介してあげるよ〜。じゃねぇ♪」
旬達が出ていく中、最後に出ていこうとした彰が俺の横で立ち止まる。
:09/11/04 00:52
:SH06A3
:iJ6lP1Dk
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