ピンクな気分。U
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#166 [のの子]
バーベキューにお祭り‥夏休みたくさんやりたい事あっただろうな。
聡美の笑った顔を思い出すと俺はただ唇を噛み締める。
「あいつは来るよ。」
ベッドに座りながら本をただペラペラとめくっていた彰が話に入ってきた。
「あいつって‥?」
「聡美。」
ドクンッ
彰の口から聡美の名前が出るとつい胸の内側が高まる。
「聡美ちゃんが言ってたの?」
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:09/11/03 18:12
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:ap0MzWFE
#167 [のの子]
「うん。」
俺に目を向ける事なく、淡々と話す姿に少しイラつきを覚える。
「何〜?もしや聡美ちゃん早速彰とラヴラヴ?」
博也が冷やかすかのように笑うと旬がおもいっきり睨む。
「お前も来れば?あいつならなんかあったら俺見とくし。」
サラッと言ったけどこいつやっぱムカつくとこ上手くついてくるな。
「どうしようかな‥考えとくよ。」
ふっと笑うと一瞬彰がチラッと俺を見てきた。
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:09/11/03 18:31
:SH06A3
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#168 [のの子]
「何?」
「いや‥お前は泣いたのかなって思って。」
彰が本をめくる手を止めてそのページをじっと読みはじめる。
「こんな事言っても無意味だけどさぁ、あいつはすげぇ泣いてたよ。」
ズキッ
心臓が大きく鳴り出すと同時に痛みが走る。
「‥あれから聡美に会ったの?」
「聡美?ふっ‥聡美ちゃんだろ?元彼さんっ。」
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:09/11/03 23:26
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#169 [のの子]
「彰っ‥それより聡美ちゃんに会ったのか答えろよ。泣いてたのか?」
そう言って旬が心配そうな顔を彰に向ける。
「あぁ‥駅で会ってさ、最初は笑ってたけど途中取り乱したみたく泣き出したよ。」
彰がまた本のページをめくる。
「‥その後家まで送った。その時にはもう落ち着いてたみたいだったけどね。」
ふぅっ‥
彰以外、俺を含めた四人は小さく息を漏らした。
取り乱す‥
そんなまで俺は彼女を傷つけたのか。
:09/11/03 23:35
:SH06A3
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#170 [のの子]
「そっか‥」
ただそれだけしか言えなかった。
「‥‥‥‥はぁっ俺帰るわ。このまま居ても何も変わんないし。」
彰が本を閉じると皆もそうだな、とゆっくり立ち上がる。
「ごめんな。俺のせいで‥色々ごめん。」
俺は一人座ったまま俯く。
「いや、俺達こそなんかごめん。気にすんなよ。」
「そうだよっ‥俺も感情的になりすぎたしさ。バーベキューは楽しもうっ♪」
「女なんてたくさんいるし‥飢えた時は紹介してあげるよ〜。じゃねぇ♪」
旬達が出ていく中、最後に出ていこうとした彰が俺の横で立ち止まる。
:09/11/04 00:52
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#171 [のの子]
「泣くぐらいなら聡美手放さなきゃ良かったじゃん。」
「‥なんのこと?」
俺を見下すように見下ろす彰を俺は笑いながら見上げる。
「目赤くなってんのバレバレ‥じゃーな。」
っ‥!
彰達が出ていくと、重苦しさのなくなった部屋に風がはいる。
せっかくワックスも何もつけないで目元ら返を隠してたのに‥バレバレだったわけか。
「本当ムカつく奴。」
テーブルに肘をついて目元を触るとヒリヒリして痛かった。
:09/11/04 01:03
:SH06A3
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#172 [のの子]
彰Side
「はぁ〜〜っ‥」
旬がデカいため息をつく。
「うわっやめてよ。俺らの幸せまで逃げそう。」
博也が旬からササッと離れて俺にくっつく。
「だってさぁ、やっぱショックじゃんっ?!あの二人が別れたの‥」
旬が肩を落とすようにまたため息をつく。
「まだ言ってんのぉ?もうしょうがねぇじゃんっ。‥そりゃちょっと寂しいけどさ〜。ねぇ?」
博也が俺の肩に手を置いて叩く。
「まぁな。」
あの二人は確かにバカップルなとこもあったけどその場を明るくしてくれる二人でもあった。
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:09/11/04 11:12
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#173 [のの子]
「復活はないのかな?聡美ちゃん何か言ってなかったの?」
旬まで俺にくっついてじっと俺を見つめてくる。
「‥‥言ってなかった。ってか重いっ!離れろっ!」
二人をはがすように旬や博也の手を掴むと、フクがボーッと前を向いたまま歩いてるのが視界に入った。
?
「フク?どうした?」
.
:09/11/04 11:16
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#174 [のの子]
「えっいや‥なんでもないよ?ごめん、ごめん。」
フクがそう言って笑いながらまた前を向く。
‥‥?
「あの二人が別れたのがそんなショック?」
博也達をはがしながら俺はフクを見つめる。
「えっ‥いやそういう訳じゃないよ。」
「フクってなにげ聡美ちゃんに優しかったし〜‥聡美ちゃんの事好きだったりしてぇ?♪」
博也が今度は後ろから俺の首に腕を絡ませる。
だから苦しいっつーの。
「っ!違うよ。好きとかじゃなくって‥ってかその‥‥」
フクが顔を赤くして否定する姿を見て俺はまた苦しくなった。
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:09/11/04 11:24
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#175 [のの子]
えっフク‥マジで‥‥?
絶対三人ともフクを見つめて思ったはず。
「実はさ、俺言おうかすごい悩んだんだけど‥さっきはやっぱあの状況じゃ言いにくかったし‥でも言っといた方がいいと思って‥」
フクが頭をかきながら顔を赤くする姿なんて滅多に見れない。
俺達三人は嫌な予感を胸に固まる。
聡美の事が好きなんです、とか無しだかんな!
そんな空気をかもしだす俺を余所にフクを手で口元を隠してボソッと呟く。
「‥えっと‥桃と付き合う事に‥なったんだ。」
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:09/11/04 11:30
:SH06A3
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