ピンクな気分。U
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#262 [のの子]
『しかもロマンチストでSっ気もある。新たな発見‥』
俺も真琴の腰に手を回す。
『アンタまた殴られたいの?』
『でもこうやって愛を深めるのが好きなんだろ?』
真琴がムッとしたのを俺は目を閉じて気付いてないふりをする。
唇がゆっくり重なっても真琴が嫌がらない事が彼女の気持ちを表していてほっとした。
:09/11/22 20:06
:SH06A3
:8iTaxRrU
#263 [のの子]
『‥ねぇ、』
『ん?』
唇が離れたのが名残惜しくて俺はまだ真琴の唇を見つめる。
『私が今ピンクな気分なのわかる?』
真琴がニヤッと笑いながら俺にギュッとくっつく。
『ん〜‥わかるかも。』
『かもぉっ?』
『ぷっ‥わかるよ。俺も今そうだもん。』
そう言って笑いながら二人で何度もキスをした。
.
:09/11/22 20:11
:SH06A3
:8iTaxRrU
#264 [のの子]
―――――
一筋の涙が俺の頬を落ちていくのがわかった。
「彰君‥?」
聡美が困った顔で俺を見つめる。
「大丈夫っ?なんか私変な事言っちゃった‥?」
心配そうに聡美がまたスカートのポケットからハンカチを出して俺に渡す。
俺‥またこいつの前で泣いてる。
そんな事を考えながらハンカチをただ見つめた。
.
:09/11/22 20:16
:SH06A3
:8iTaxRrU
#265 [のの子]
「お前‥誰から聞いた?」
まだハンカチを差し出す聡美を見ずに俺は呟く。
「なにを?」
「さっきの話‥誰から聞いた?」
まだ流れる涙。
「誰って‥なんでそんな事聞くの?」
俺がハンカチを受け取らないとわかったのか聡美がハンカチをギュッと胸の前で握り締める。
「‥‥‥お前、真琴の‥」
.
:09/11/22 20:22
:SH06A3
:8iTaxRrU
#266 [のの子]
プァーーーーッ!
ビック!
トラックが俺達に向けて大きなクラクションを鳴らしてきた。
自然と道の端っこに行くとトラックは排気ガスを撒き散らして通り過ぎて行った。
「びっびっくりした‥」
「うん。」
聡美を見るとトラックに驚いたからか、それとも俺が恐かったのか‥
キュッと俺のTシャツを握って下唇を噛んでいた。
「‥大丈夫?」
「えっあっごめんね。大丈夫大丈夫っ。」
そういって手を離すと俯いて立ちすくむ姿に、俺の胸がチクッと痛む。
.
:09/11/22 20:35
:SH06A3
:8iTaxRrU
#267 [のの子]
「‥‥彰君、」
「なに?」
聡美が哀しみと寂しさがこもった弱い目で俺を見つめる。
それを見つめると、俺の胸はまたチクッ痛んだ。
「さっき『真琴』って言ったの‥?」
やっぱり‥
「‥‥そうだよ。」
聡美の表情と、聡美の口から真琴の名前が出た瞬間わかった。
こいつは真琴と繋がってる。
.
:09/11/23 20:16
:SH06A3
:RvSL46Yc
#268 [のの子]
聡美Side
彰君の口から真琴って言葉が出た瞬間、トラックのクラクションの音が響き渡った。
まるで聞くなって誰かが言ってるみたいに‥
でも、私にはトラックのクラクションより真琴って言葉の方に驚いてた。
ドクン ドクン ドクン
知ってる‥の?
彰君が‥まこ姉の事‥
なんで?
ドクン ドクン ドクン
.
:09/11/23 20:25
:SH06A3
:RvSL46Yc
#269 [のの子]
この人は‥誰から何を聞いてまこ姉を知っているの?
「ピンクな気分って真琴が言ってたんだろ?‥俺も前聞いた‥」
でも彼が口にするまこ姉の名前の呼び方は、優しかった。
「お前‥‥真琴の
「なんで彰君がまこ姉の事知ってるのっ?!」
私の目から涙が溢れ出す。
なんで?
なんで?
.
:09/11/23 20:30
:SH06A3
:RvSL46Yc
#270 [のの子]
神様っ‥なんで
竜二君が私の隣からいなくなって
彰君までいなくなるの?
「話したくないっ‥話したくないっ。」
きっと彼も全てを話せば私を軽蔑の目で見るんだろう。
【姉貴が死んでから話せるようになるとか気持ち悪ぃ‥】
【お姉ちゃんが死んだ瞬間笑ってたらしいよ?】
【恐〜い】
.
:09/11/23 20:37
:SH06A3
:RvSL46Yc
#271 [のの子]
違うよ
いっぱい泣いたもん
【事故ってあいつが殺したんじゃねぇの?】
【人殺し】
やめて 違う
【姉貴殺し】
【お前の姉貴、お前のせいで死んだよ】
やめてっ 違うってばぁ
.
:09/11/23 20:40
:SH06A3
:RvSL46Yc
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