ピンクな気分。U
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#322 [のの子]
 
さっきまで俺の苦しめていた心臓がまた鳴り響く。

「なんで‥あんな泣いて‥嫌がってたのに‥」

「そこは直接さとちゃんに聞け。それで?‥お前はどうする?」

ドクン

「俺は‥‥でも‥」

「会ってちゃんと話したいかどうか。それだけ考えてみ?」

亮さんがテーブルに肘をついて俺を見つめる。

⏰:09/12/01 18:57 📱:SH06A3 🆔:bkrs4aZk


#323 [のの子]
 
‥全部を話せばきっとあいつは傷ついて、俺の前からいなくなる。

話せば‥俺もあいつの前からいなくなる。

結局ハッピーエンドなんて有り得ない。


でも、あいつは

俺なんかと会ってみたいって言ってて‥


俺は
.

⏰:09/12/01 20:18 📱:SH06A3 🆔:bkrs4aZk


#324 [のの子]
聡美Side

「桃ちゃん家泊まり行くのいつだったっけ?」

「明後日だよ〜。」

「ふーん‥それにしては準備が早いし、荷物も多いんじゃない?」

ギクッ

桜姉が買ったばかりの洋服を手に笑う。

「ただのお泊りじゃなさそうねぇ。」

「たっただのお泊りだよ。」

バッと洋服を取り替えす。

⏰:09/12/01 23:50 📱:SH06A3 🆔:bkrs4aZk


#325 [のの子]
 
「うそっ!あんた本当は彼氏ん家泊まりに行く気じゃないの?それとも一泊旅行とか?白状しなさいっ!」

桜姉が仁王立ちで私を睨む。

「違うもんっ‥」

私は小旅行用のバッグを胸に小さくなる。

「最近様子もおかしいし、帰り遅くなったり‥それに昨日彼氏か知らないけどコソコソ隠れて電話してたの知ってんだからねっ?」

う"っ‥

桜姉は昔からしっかりして真面目だった。長女って事もあって責任感も強いみたい‥

「私はただ心配なの‥わかるでしょ?」
.

⏰:09/12/01 23:59 📱:SH06A3 🆔:bkrs4aZk


#326 [のの子]
 
桜姉とは違ってまこ姉は好きなように生きる性格だった。

そんなまこ姉が死んでからは、桜姉は時々異常に私の事を心配するときがある。

たぶんまこ姉を守れなかった分、私を守ろうとしてるんだと思う‥



「‥‥学校の友達とバーベキューに行くの。もちろん桃も一緒に‥」

私はこのまま嘘をつけないと思って正直に話した。
.

⏰:09/12/02 00:06 📱:SH06A3 🆔:YRw8MBn2


#327 [のの子]
 
「やっぱり〜‥桃ちゃん以外は誰?」

「だから友達だよ。名前まで言わないといけない?」

私がムスッとすると桜姉はため息をついて

「一回嘘ついてるんだから仕方がないでしょ。言いなさい。彼氏も一緒なの?」

‥これじゃお母さんじゃない。いや、刑事?

それに彼氏彼氏って‥

「名前まで言いたくない。それに私彼氏なんていないもんっ!」

「はぁっ?」
.

⏰:09/12/02 14:41 📱:SH06A3 🆔:YRw8MBn2


#328 [のの子]
 
「いないって‥もしかして別れたのっ?」

桜姉が驚いた顔で私の横に座る。

「‥そっそうだよっ?私フラれたのっ。」

「えぇっ?!フラれたって‥じゃ最近様子おかしかったのは別れたから?」

「そうかもねっ‥それに昨日の電話は友達っ。もういいでしょ?明後日の用意しなきゃなんだからぁ。」

フンッとそっぽを向くと桜姉は気まずそうに立ち上がって

「他にもイイ男いるし、気にしない方がいいよ‥?」.

⏰:09/12/02 22:11 📱:SH06A3 🆔:YRw8MBn2


#329 [のの子]
 
ボソッと呟くと私の部屋から出て行った。

「‥‥はぁ〜っバレちゃったか。‥まぁいいや。」

竜二君と別れた事は、あれから色々あったしわざわざ言わなかった。

それに彼氏っていっても家族は竜二君とは会った事ないしね。


明後日のバーベキューの用意って言っても一泊だし、特に荷物もなく、あっという間に終わった。

「さて、これからどうしようかな‥」
.

⏰:09/12/02 22:18 📱:SH06A3 🆔:YRw8MBn2


#330 [のの子]
 
時計を見るとまだ4時を過ぎたばかりだった。

ふっと昨日の事を思い出す。

―――――

♪〜♪〜♪〜

「聡美〜携帯鳴ってるよぉ!電話じゃないの?」

「んーっ今行く〜!」

タッタッタッタッ

階段を小走りで下りると私の着信音が聞こえてきた。

「はいはいっ誰ですか〜‥」

そんな事を言いながら手に取った携帯は相変わらず鳴りつづける。

パカッ

携帯を開くと相手の名前が写る。

⏰:09/12/02 22:32 📱:SH06A3 🆔:YRw8MBn2


#331 [のの子]
 
    『彰君』

ドキッ

私の心臓は彼を待ってたかのように、反応良く鳴った。

彰君から逃げるように去った昨日から、彰君とまこ姉の事ばかり考えてた。

二人はいつ、どんな出会いをして付き合ったのか‥

まこ姉は彼のどこを好きになって、彼はまこ姉のどこを好きになったのか

そして彼はまこ姉を失ってからどんな気持ちで生きてきたのか

そんな事ばっかり‥
.

⏰:09/12/03 21:55 📱:SH06A3 🆔:XjexLDiI


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