ピンクな気分。U
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#346 [のの子]
「やっぱお前の思惑通りか‥」
彰がため息をしながら笑う。
「‥妹だって言うのは結構前から知ってた。でも聡美ちゃんと別れた事には関係ないよ。」
俺はさっきテーブルに飛ばされた写真を手にとる。
「もうちょっと時間かかると思ったんだけどなぁ。バレちゃったか‥聡美ちゃんも知ってんの?」
「さぁ‥もう知ってるかもだし、まだ知らねぇかも。」
彰の曖昧な返事に俺は笑うしかできなかった。
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:09/12/08 09:11
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:oaTP4wws
#347 [のの子]
「妹って事言わなかったの怒ってる?」
「別に‥お前なりに言わなかった理由もあるんだろうし。」
「そう。それは有り難いね。」
彰は立ち上がると大きく伸びをする。
「はぁっ‥別にどうこうってないけどさ、お前には感謝するよ。」
「感謝って?」
俺は写真に写った幼さが残る中三の頃の自分を見つめる。
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:09/12/08 09:24
:SH06A3
:oaTP4wws
#348 [のの子]
「明日どうなるかわかんねぇけど、とりあえず俺は『今』をちゃんと生きてる。」
「うん。」
「それは‥たぶん聡美のおかげだから。」
「そう‥で?」
「まぁお前と聡美が別れる事で、俺に微かにチャンスをができた。」
チャンス‥
過去の鎖から解放されるチャンス。
鍵は‥聡美か。
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:09/12/08 09:35
:SH06A3
:oaTP4wws
#349 [のの子]
「俺は別に真琴の事から解放されたいって思ってるわけじゃない。ただ‥確かめたいって思った。」
俺はこうなるのを望んでた。
「俺の為だけじゃなくて‥周りの奴らとか、真琴の為にも確かめたいんだよね。自分の気持ち‥」
彰をここまで変えてくれたのは聡美で、
「だから、俺は明日聡美に全部話す。」
彰のため、
聡美のため、
‥真琴のため、
いや 自分のために
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:09/12/08 20:16
:SH06A3
:oaTP4wws
#350 [のの子]
どこかでそう思って今までやってきた。
「うん‥お前達なら大丈夫だよ。」
二人なら大丈夫。
二人なら‥
俺は一人で大丈夫だから。
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:09/12/08 20:19
:SH06A3
:oaTP4wws
#351 [のの子]
「きっと‥彰と聡美ちゃんが出会ったのは運命だよ。だから二人は大丈夫。」
俺が笑うと彰は複雑そうに
「お前はどうすんの?まだ好きなんだろ?」
‥うん、好き。
「いや‥女の子ってやっぱめんどくさいし俺は当分彼女はいいや。」
聡美じゃないならいらない。
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:09/12/08 20:24
:SH06A3
:oaTP4wws
#352 [のの子]
「お前の思惑がどんなんだったかとか一々聞かねぇけど‥まぁお前のやりたいようにやれよ。ただ‥」
彰を見上げると、彰は真面目な顔をしていた。
「俺みたくはなんなよ?」
「‥なるわけないじゃん。」
:09/12/08 20:36
:SH06A3
:oaTP4wws
#353 [のの子]
彰、真琴はお前のせいで死んだんじゃないよ。
全部俺がいけなかったんだ‥
あの時の俺は
ただの生意気なガキで
真琴が俺に伝えたい言葉を
わかってなかったんだ。
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:09/12/09 20:36
:SH06A3
:dxSiOIkI
#354 [のの子]
全部俺のせいなんだ‥
それなのに
お前が傷ついて
苦しんでるのを見て
俺は何もできなかった。
でも、そんな俺を
聡美が救ってくれて‥
今‥俺達三人は出会った。
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:09/12/09 20:40
:SH06A3
:dxSiOIkI
#355 [のの子]
この運命の出会いは
お前のためにある。
本当はお前が救われるべきなんだよ。
だからそのためなら
俺はなんでもするよ‥
俺が過去を背負う。
お前は今を
未来を
彼女と生きて。
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:09/12/09 20:45
:SH06A3
:dxSiOIkI
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