ピンクな気分。U
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#412 [のの子]
 
「はっ?違う。」

「でもメール見たら急に帰るってなったし。彼氏からの呼び出しでしょ。」

竜二が意地悪く笑う。

「彼氏いるんだ。」

俺が突っ立ったまま真琴を見つめる。

「だから〜っ彼氏なんていないから!私フリーなんで。」

「じゃ俺立候補しようかな。」
.

⏰:09/12/16 18:45 📱:SH06A3 🆔:noR5E.6A


#413 [のの子]
 
俺は笑いながら真琴に手を振る。

「‥‥やだ。君に惹かれる所ないもん。じゃ私帰るね。竜二君バイバイ。」

真琴は俺を無視して横を通り過ぎていく。



「ぷっ‥フラれてるし。」

笑うのを我慢してるのか竜二の肩が揺れる。

ちっくしょー‥

君って‥俺は『彰』だって言ってんだろうがっ。

「ちょっと待てよ!」
.

⏰:09/12/16 18:59 📱:SH06A3 🆔:noR5E.6A


#414 [のの子]
 
階段を下りていく真琴を呼び止める。

「なに?」

真琴は眉間にシワをよせムスッとしながら俺を見つめた。

リビングから隼人さん達が顔を出しているのが見えたけど、俺は真琴だけを見つめる。

「俺は彰だって言ってんだろ。君って呼ぶな!」


この時の俺は好きとか付き合うとかじゃなくて、ただ『俺』を見つめて知ってほしかった。

俺が『真琴』を見つめて、知りたいと思っているように‥

⏰:09/12/16 19:05 📱:SH06A3 🆔:noR5E.6A


#415 [のの子]
 
「彰やる〜♪」

隼人さんが茶化すように笑う。

真琴は俺をじっと見つめ、

「君は馬鹿だね。」

なっ!

「はぁっ‥君の名前ぐらい覚えてるよ。でも暇つぶしに来てる子をわざわざ名前で呼ぶ必要ないでしょ。」

暇つぶしって‥

俺がいつも暇つぶしで来てるって言ってるから?
.

⏰:09/12/16 19:10 📱:SH06A3 🆔:noR5E.6A


#416 [のの子]
 
えっ俺が悪いの?

「名前で呼ばれたければそれなりの努力をしなさい。」

バタン


黒い髪をなびかせて彼女は竜二ん家を出ていった。




「かっけー‥」

俺は笑いながら呟いた。

.

⏰:09/12/16 19:44 📱:SH06A3 🆔:noR5E.6A


#417 [のの子]
――――

「あの子気が強そうな感じだね。」

「だなぁ。確かにちょっとかっこよかったし‥ありゃ彰完全惚れちゃったな。」

隼人がコーヒーを飲みながら笑う。

「そうみたいだねぇ‥でもそれなら竜ちゃんは大丈夫そう♪」

「何が?」

「ん〜?竜ちゃんには変な虫がつかないって事。」

由紀が雑誌をめくりながら笑う。

⏰:09/12/16 23:57 📱:SH06A3 🆔:noR5E.6A


#418 [のの子]
 
「変な虫って失礼だろ。」

「だってあの子きっと竜ちゃんと気が合わないよ。竜ちゃんにはもっと相応しい人がいるもの。」

由紀がニコッと笑って隼人を見つめる。

またか‥

由紀は竜二を可愛がってるけど、時々執着心が見え隠れするのを隼人は前々から気づいていた。

「お前は竜二を可愛がりすぎなんだよ。」

隼人が由紀の頭をクシャクシャに撫でる。

「だって隼人の弟なんだから当たり前だよ。」
.

⏰:09/12/17 00:05 📱:SH06A3 🆔:Qh30UTts


#419 [のの子]
 
「言ってくれたら私家庭教師やってあげたのにな。」

「そんな事したら俺との時間がなくなっちゃうだろ?」

チュッ

隼人が由紀のおでこに唇をあて背中に手を回すと、由紀も首に手を絡ませた。

「そうだよね‥隼人との時間大切だもん。またお家来てもいい?」

「いいよ。」

抱き合いお互いの肩の上で幸せそうに笑う隼人とは余所に、由紀は2階を見つめていた。
.

⏰:09/12/17 00:11 📱:SH06A3 🆔:Qh30UTts


#420 [のの子]
――――――――

「ねぇ誰待ってるの?」

「一緒に探してあげよっかぁ?」

なんか‥‥違う‥‥

「彼女待ってるんで。」

ニッコリ笑うと女達は口を尖らせながら去って行った。

「まだかなぁ‥」

真琴の通う高校を見上げて俺は門に寄り掛かる。

有名な進学校って言うから真面目そうな奴らばっかかと思ったけど、チャラそうなのもいんじゃん。

さっきから声をかけてくるのもギャルっぽいのからぶりっ子ばっか。

‥なんかピンとこないんだよなぁ。
.

⏰:09/12/17 21:20 📱:SH06A3 🆔:Qh30UTts


#421 [のの子]
 
別にギャルとかぶりっ子も嫌いなタイプじゃないんだけどなぁ‥

う〜ん、と首をかしげる。

なんかこうやっぱスラッとしてて‥あぁそうそうっあの人みたく黒髪で

「‥またいる。」

真琴が呆れた顔で門に向かって歩いてきた。

「お帰り、真琴。」

そう真琴みたいのが今の俺の心にはピンッとくる。

「君は犬か。私は君のご主人様とか?」

「うーん‥いいねっ犬。鎖で繋いでっ♪」
.

⏰:09/12/17 21:27 📱:SH06A3 🆔:Qh30UTts


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