ピンクな気分。U
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#52 [のの子]
「おっ教えるわけないじゃんっ!エッチ!」
フンッとそっぽを向く聡美。
ふ〜ん‥したんだ。
ってかこれぐらいでエッチはないだろ。
それに聡美の反応見てれば誰だってわかるし。
「じゃ一応もうキスは済ましたとして〜‥次は何すんのかねぇ?」
聡美がピクッとすると顔が段々俯いていく。
‥まだキスだけか。
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:09/10/16 20:17
:SH06A3
:Yv7.jsPw
#53 [のの子]
でもこいつの初めては全部竜二なんだろうな‥
そんな目でそっぽを向いたままの聡美を見つめる。
イラッ
‥‥なんかムカつく。
キシッ
気づかれないようにゆっくりと聡美の後ろに近づいてく。
「初めては大事にしなね、聡美ちゃん?」
聡美の肩を掴み耳元で小さな低い声で呟く。
ビクッ!
「やっっ‥‥!」
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:09/10/16 20:25
:SH06A3
:Yv7.jsPw
#54 [のの子]
チュッ‥‥‥‥
「‥っ!‥‥‥」
顔を真っ赤にしながら唇を隠す聡美とは逆に俺の唇は笑う。
「うわぁー‥何?セカンドキスは竜二じゃなくて俺が良かったの?」
俺と聡美の距離はもう30aもない。
「ちがっ!い今のは‥事故だもん。」
目をそらす聡美を俺は冷静な目で見つめる。
「事故って言ってもキスじゃん、今の。」
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:09/10/16 20:38
:SH06A3
:Yv7.jsPw
#55 [のの子]
俺の声に驚いて振り返ってきた聡美の唇と俺の唇は、上手い具合に重なった。
「違う?」
聡美は混乱してるのか何も言い返してこない。
そんな聡美を見て俺は、今もまだ唇を隠す手を掴んでゆっくりおろす。
微かに震えている手には力なんてなかった。
「下に竜二いんのに他の男とキスするなんて‥最低な彼女。」
「そっそんな‥だって今のは‥」
涙目になる聡美。
別に泣かしたかったわけじゃないし、泣いてほしくもなかった。
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:09/10/16 20:49
:SH06A3
:Yv7.jsPw
#56 [のの子]
俺の汚い手で汚すつもりもなかった。
ただ、竜二の色に染まっていくなら俺の手で汚してしまおう‥そんな考えが聡美を掴んだんだ。
「なんでっ‥こんなひどい事‥‥」
俺の目を見ない聡美。
「好きだから‥」
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:09/10/17 20:12
:SH06A3
:DD4V5KJo
#57 [のの子]
「‥‥えっ?」
聡美が俺の目を見つめた瞬間、聡美の目から涙がこぼれる。
ギシッ
竜二だろうか。階段をゆっくりと上って来る音が聞こえてきた。
それでもまだ見つめ合う俺達二人だけの時間は、もう終わる。
ギシッ
階段を上ってくる音はカウントダウン。
ギシッ
.
:09/10/17 20:21
:SH06A3
:DD4V5KJo
#58 [のの子]
今日、本当に二人だけで会っていたらどうなっていたんだろう。
ふっと考える。
グイッ
これが最後だから‥
聡美の肩を引っ張り優しく抱きしめる。
「うそだよ。ごめん‥お前は竜二の彼女だ。」
「あきらくっ
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:09/10/17 20:24
:SH06A3
:DD4V5KJo
#59 [のの子]
ガチャッ
「お待たせ。」
竜二がケーキを持ってドアを開ける。
俺と聡美の距離はさっきまでと同じに戻っていた。
「ん〜‥何ケーキ?」
「今日はチーズケーキ。聡美チーズ大丈夫?」
「えっ‥あっうん、チーズケーキ大好き。」
そっか、と笑う竜二とは逆に聡美は目を伏せる。
バレたいのかよ、バカ‥
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:09/10/17 20:31
:SH06A3
:DD4V5KJo
#60 [のの子]
俺は平然を装うように聡美を無視した。
でも竜二が気づいてるのか気になって俺も自然と目を伏せた。
おばさんの手作りケーキを一口食べるとなんだか落ち着く。
やっぱ上手いなぁ‥
「なんかあった?」
「はっ‥何が?」
「二人‥なんか変だよ。」
竜二がチーズケーキを食べながら笑う。
その笑い方はまるで何もかもお見通しのような余裕さを感じた。
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:09/10/17 20:40
:SH06A3
:DD4V5KJo
#61 [のの子]
「別に何もないけど。」
俺はフォークの先を見つめて言う。
「そう。じゃ聡美は何かあった?」
「ぇっ‥」
聡美を見ないようにしていた俺もつい聡美に目がいく。
「何もないよ?それよりチーズケーキ美味しい。」
そう言って笑う聡美の目はいつも見たく笑えてない。
「‥‥ありがとう。母さん料理教室の先生なんだよ。」
「そうなんだ!すごぉい。」
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:09/10/17 20:48
:SH06A3
:DD4V5KJo
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