ピンクな気分。U
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#702 [のの子]
彰君とバイバイしてからもずっと胸に引っ掛かっていた事がある。
お母さん、お姉ちゃん、
「‥どうしてっ?あっ彰君にっ‥まこ姉と会わせてあげなかったの?」
どうして?
.
:10/05/21 11:22
:SH06A3
:pqjogZqU
#703 [のの子]
「あきら‥?」
桜姉は誰かわからないのか小さく呟く。
「グスッ眞鍋彰‥私と同い年だけどまこ姉の彼氏だったの‥」
「彼氏‥っもしかしてあの子?」
桜姉は私からお母さんの方へ目を向ける。
「‥二人とも知ってるの?」
私の問い掛けに二人は黙り込む。
「ねぇ、答えてよ‥」
.
:10/05/21 22:19
:SH06A3
:pqjogZqU
#704 [のの子]
私が二人を見つめると、お母さんは静かにテレビを消した。
「‥たぶん知ってる。あの日病院にいた子だと思うから。」
お母さんは悲しげな瞳でじっと真っ黒になったテレビ画面を見つめていた。
「なんでっ‥なんでまこ姉と会わせて
「その子のせいで死んだからだよっ‥!」
桜姉が大きな声をだす。
「その子のせいで真琴は死んだのにっ‥なんで会わせなきゃいけないのよっ!」
桜姉は変わらず大きな声で、でも悲しげな瞳で唇を噛む。
:10/05/21 22:26
:SH06A3
:pqjogZqU
#705 [のの子]
私は大きな声に驚いたけど、それよりも桜姉の言った言葉にショックを受ける。
「彰君の‥彰君のせいで死んだんじゃないっ!なんでそんなひどい事言うのっ?」
「っ‥!聡美は何も知らないからっ
「知ってる!知ってるよ、全部っ!」
私も涙を流しながら大きな声をだす。
「知ってるならなんでかばうのよっ?真琴はね、その子に呼ばれて‥それでっ‥」
桜姉の目からも涙がこぼれた。
:10/05/21 22:33
:SH06A3
:pqjogZqU
#706 [のの子]
「桜も聡美も、そこに座って。」
お母さんは複雑な顔で向かいにあるイスを指差す。
私達は黙ったままそこに座った。
「はぁ‥聡美、その子とはいつ知り合ったの?」
「グスッ高校が一緒なの‥よく一緒にいる子で‥」
「そうだったの‥」
グスッ
静かなリビングに私と桜姉の鼻をすする音だけ響く。
:10/05/21 22:41
:SH06A3
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#707 [のの子]
「っ‥彰君、ずっと引きずってる‥まこ姉を殺したって‥」
「あの子がそう言ったの?」
私は頷く。
「二年前からずっと‥ずっと自分を責めてたのっ!責めて責めて‥自分が生きてる事さえ責めてたっ!そんなのせっかく生きてるのにダメだよっ‥そうでしょっ?」
私は桜姉とお母さんを見つめる。
:10/05/22 01:38
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:ycx/NTqo
#708 [のの子]
ねぇ、わかるでしょ?
命の尊さや、生きる喜びも‥まこ姉から1番教わったじゃない。
「でもっ‥私は許せない‥だってそれでもあの子は生きてるじゃないっ‥!」
桜姉が顔を手で覆う。
「私から大事な妹を奪ったのにっ‥ッ‥」
「違うっ!確かに彰君はまこ姉を呼んだよ?でもっ‥道路に出たのはまこ姉の意思じゃない!」
.
:10/05/22 17:15
:SH06A3
:ycx/NTqo
#709 [のの子]
「っ!じゃなにっ?真琴が死んだのは自業自得ってわけ?」
キッと私を睨む桜姉は
「真琴は私の大事な、大切な妹だったのよっ?」
言ってはいけない言葉を言ってしまった
「あんな子のせいでっ‥だからっだからあの子が死ねば良かったのよっ!」
バシンッ!!
.
:10/05/22 17:19
:SH06A3
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#710 [のの子]
一瞬何が起きたのか自分でもわからなかった。
ほっぺを抑える桜姉も、黙っていたお母さんも驚いた顔で私を見つめていた。
「ごっ‥ごめんなさい。」
私は慌てて桜姉に謝ると、ジンジンと痛む右手を握る。
桜姉は何も言わずに下に俯いた。
「お姉ちゃん‥さっきの言葉、彰君にも言ったの?」
私は右手を握りしめながらも、真っ直ぐ桜姉を見つめる。
:10/05/22 20:49
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:ycx/NTqo
#711 [のの子]
「‥あの子ね、真琴が死ぬ前に病院で私達に謝りに来たの。」
桜姉じゃなくてお母さんの口が開いた。
「『すみません』って‥『彼女を守れなくてすみませんでした』って言ってた。」
その時の私は病室で一人まこ姉についていたらしい。
「でもね、その前に警察からも話を聞いてて‥その子の話を聞いてもなんとも思わなかった。むしろ【真琴が車にひかれる原因を作った子】としか思えなかったのよ。」
お母さんはその時を思い出してるのか苦痛の表情を見せる。
:10/05/22 20:58
:SH06A3
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