― 短編箱 ―
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#114 [栢]
とりあえず
今度いい機会があったら
絶対話しかけると誓った。
そしてそのいい機会は‥
「早くやまねぇかな‥」
ふと横に目をやると、
あれ‥?なんで ?
:09/10/14 16:41 :D905i :U5TmC86c
#115 [栢]
あの子がいる。
俺の横にかわいいあの子
今さっき
自分に誓ってしまったことを
恨みたくなる‥
まだ心の準備できてないし、
自然と目が泳いでしまう
怪しく思われてないかなと
横目で様子をうかがう。
案の定
彼女は俺に目もくれていない
:09/10/14 16:45 :D905i :U5TmC86c
#116 [栢]
どうやらメールを打ってるようだ
やっぱり彼氏‥
あー‥なんかもう
話しかけるの怖い(笑)
やっぱり諦めようかななんて
考えていた‥
その時。
:09/10/14 16:48 :D905i :U5TmC86c
#117 [栢]
「すみません‥ちょっといいですか?」
とひとりのおばあさんが
彼女に話しかけた。
なぜか俺は息を潜め
様子をうかがっていた。
「西沼に行くバス停はどこですかね?」
:09/10/14 16:53 :D905i :U5TmC86c
#118 [栢]
彼女は困った様子だった
そりゃそうだろう
ここの人じゃないんだから、
‥これはチャンスだと思った。
「おばあちゃん、
西沼行きはあそこのバス停ですよ」
俺はうまく会話に入り込んだ
:09/10/14 16:56 :D905i :U5TmC86c
#119 []
わくわく(。・ω・。)
:09/10/14 17:42 :SH903i :/JGHqsj6
#120 [栢]
:09/10/14 23:46 :D905i :U5TmC86c
#121 [栢]
おばあさんはにっこり笑い
小さくお辞儀をして
お礼にと飴を2つくれた
雨の日に飴って‥(笑)
そんなことはどうでもよくて
さぁ、どうしようこの状況。
:09/10/14 23:48 :D905i :U5TmC86c
#122 [栢]
ちらっと様子をうかがった時に
ばちりと目が合った
「ありがとう‥ございます」
彼女は礼儀正しく深く頭を下げた
初めて聞いた
彼女の柔らかくて安心する声
尚も雨は降り続く
:09/10/14 23:53 :D905i :U5TmC86c
#123 [栢]
いえいえと笑いのける
それはもう、爽やか気取りで。
内心にやけっぱなし
口元緩んでたかも‥
「傘‥忘れたんですか?」
心配そうに彼女は言った。
「今日、天気予報見るの忘れてて(笑)」
なんだか照れくさい
:09/10/14 23:57 :D905i :U5TmC86c
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