― 短編箱 ―
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#306 [松田DXさん]

――――――――‥

「別に可哀想じゃないよ
‥あたしも同じだから」

気が付けば心を開いてたようで
ソイツがあたしと同じように
孤独に生きてきたってわかった

あたしと同じ"可哀想"な目をしてる

「‥そうですか。」

深入りしようともせずに
また空を眺めてた

興味をもたれないことに
今のあたしは快感を得たんだ

⏰:10/01/18 13:19 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#307 [松田DXさん]

「あたし、こんな世界に生まれたくなかった」

ぽろっと零れた不安は
さっき出会ったばかりの奴に向けられた

少しこちらに目を向けて
またクスっと笑った

同じように孤独だったはずなのに
なんでそんなに笑えるの?
やっと仲間を見つけたと思ったのに‥

するとそいつはゆっくり立ち上がり
少しだけぎこちなくあたしの目の前にきた

⏰:10/01/18 13:25 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#308 [松田DXさん]

またゆっくりとしゃがんだ時に
左足の冷たい音が微かに耳に入った

「じゃあ、誰も知らない未来に行きますか?」

「‥は?バカにしてるの?」

「いえ‥相対性理論、知りません?」

「‥今そんな技術はないでしょ
あたしたちにとっては夢のまた夢
その頃には死んでるわ」

そいつは空を見て
いつも夢見てたんだろうか

⏰:10/01/18 13:30 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#309 [松田DXさん]

いつか宇宙に行きたい
そんな夢でさえ
きっとそいつにとっては困難なのに

「‥つまらない人生ですね」

じっとあたしを見つめた眼差しが
捕らえて離さなかった

「夢を見るのはただですよ
ただでさえ僕らは普通の夢さえ
困難な状況に置かれてる
僕らが一番に願う夢は‥
みんなにとっては当たり前なんです」

⏰:10/01/18 13:34 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#310 [松田DXさん]

そいつは愛おしそうに左足を撫でた

「これでも何かと不自由です
だけど不自由だからこそわかる世界があって
不自由だからこそ可能性を信じたくなる

目が見えたらいいなって
あなたもどこかで願ってる

だから僕も本物の足を得て
遠く離れた星に行きたい」

そいつは人と違うからと言って
下を向いては居なかった

⏰:10/01/18 13:47 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#311 [栢]

名前変わってました(´・ω・`)
生活板の名前になってました

松田=栢です(;_;)

⏰:10/01/18 13:50 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#312 [栢]

「諦めたら終わりですよ。
夢‥見ましょうよ
楽しいですよ」

また笑った

「‥夢か」


あたしの目の前に
何かがはっきり映った気がした
ぼやけた世界が
そいつの言葉で開けた気がした

⏰:10/01/18 13:59 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#313 [栢]

>>292-313

わけわからん(´・ω・`)
タイトル全く関係ないし
内容ふわふわしすぎw

主人公は片目が不自由なことが原因で
人間嫌いになってた
そのため独り宇宙に没頭
"そいつ"は片足が不自由だったけど
前向きに生きている

同じ障害を抱えながらも
考え方が真逆な2人

ってかんじでスルーしてください;;

⏰:10/01/18 14:06 📱:D905i 🆔:IPeB6o1Y


#314 [栢]
 
 
   ア イ カ ギ

     ― 悠さまリク ―

⏰:10/01/20 15:49 📱:D905i 🆔:cHfw0CBk


#315 [栢]


「おかえり」

「‥ただいまぁ♪」

車のドアを開くと
石けんみたいないい香りがする
大好きなたっちゃんの匂い

たっちゃんは大学1年生
去年まであたしと同じ学校で
サッカー部の副キャプテンしてた
その時あたしは高2でマネージャーで‥

「‥奈々?」

責任感強くて優しくて
だけど時々いじめてきて‥(笑)
そんなたっちゃんにいつの間にか‥

⏰:10/01/20 16:00 📱:D905i 🆔:cHfw0CBk


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