<<来栖>>
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#331 [nanoka]
「神様が仕返しって」
俺のつっこみに蒼井さんは
「面白い発想ですね」
と、少しだけ笑った。
:09/10/30 04:23
:P906i
:UjKXiWL2
#332 [nanoka]
誉めているのか貶しているのかいまいちわからなくて俺は微妙な表情を浮かべた。
「拓真くんは子供の頃、その土地神様に魅入られたんだと思います」
「えっ!?」
:09/10/30 04:24
:P906i
:UjKXiWL2
#333 [nanoka]
「普通は魅入られたら連れていかれるんです。もし運良く助かってもその土地にまた入れば二度目はないと言いますか…」
「だったら土地神様とは関係ないんじゃないですか?俺、その後も何度も叔母さん家に行ってるから」
あれ以来迷子になった記憶はない。
:09/10/30 04:25
:P906i
:UjKXiWL2
#334 [nanoka]
「拓真くんは後ろの方がすごく強い方ですから」
そう言って微笑んだ蒼井さんが俺ではなく俺の後ろを見ていた気がして、俺は思わず振り返ってしまった。
「もしかしたら僕といる影響が出てきてるのかもしれませんね」
:09/10/30 04:26
:P906i
:UjKXiWL2
#335 [nanoka]
「えっ?」
「後ろの方を見たの初めてでしょう?」
「はい。でも夢ですよ?」
俺の反論に蒼井さんは苦笑しながらも
:09/10/30 04:28
:P906i
:UjKXiWL2
#336 [nanoka]
「その夢を見たのも拓真くんの力が強くなってる証拠ですよ」
と、説明してくれた。
「力って?」
「いわゆる霊感です」
:09/10/30 04:29
:P906i
:UjKXiWL2
#337 [nanoka]
「えっ?えっ?俺、霊感なんて全くないですよ。一度も幽霊とか視たことないですし」
「それは後ろの方のおかげです。視えないようにしてくれているんです」
と、蒼井さんはまた俺の後ろに向かって微笑んだ。
:09/10/30 04:30
:P906i
:UjKXiWL2
#338 [nanoka]
「僕といる時間が長くなってきたから抑えきれなくなってきているのかもしれません」
と、蒼井さんは言った。
「でもほんとに俺、霊感とかないですよ」
:09/10/30 04:31
:P906i
:UjKXiWL2
#339 [nanoka]
「そんなわけないじゃないですか。後ろの方はこんなに徳の高い方なのに」
わからないことだらけだったけど蒼井さんの言葉には不思議と説得力がある。
中でも一番説得力があったのは
:09/10/30 04:32
:P906i
:UjKXiWL2
#340 [nanoka]
「じゃあ何で今まで視えなかったんですか?」
って訊いた俺に蒼井さんが言った言葉だ。
「だって拓真くん怖がりじゃないですか」
:09/10/30 04:33
:P906i
:UjKXiWL2
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