<<来栖>>
最新 最初 全 
#405 [nanoka]
俺のせいで店を閉めるなんて申し訳ないなと少し暗い気分で看板をオープンからクローズに変えた。
店内に戻ると、空さんが二杯目のカクテルを受け取っているところだった。
「拓真くんも座って何か飲みますか?」
:09/11/08 15:35
:P906i
:FS//AjSY
#406 [nanoka]
「拓真くんも座って何か飲みますか?」
蒼井さんに言われ、俺は慌てて手を振った。
「いいです。俺は…」
言い終わらないうちに蒼井さんは
:09/11/08 15:37
:P906i
:FS//AjSY
#407 [nanoka]
「たまにはいいじゃないですか。今日は僕もお休みしますから」
と、ボックス席から椅子を持ってきてくれた。
結局カウンター席の向かい普段は厨房の場所に椅子を二つ運び、そこに俺と蒼井さんが座る形になった。
:09/11/08 15:42
:P906i
:FS//AjSY
#408 [nanoka]
そこまできて、ようやく話は本題に入った。
俺があの女の子に会った話をしている間、五人ともが真剣に聞いていてちょっと恥ずかしくなった。
普通なら夢でも見たんじゃないかと笑い飛ばされそうな話なのに。
:09/11/08 15:45
:P906i
:FS//AjSY
#409 [nanoka]
「なるほど…」
説明を終え、一番先に口を開いたのは亮太だった。
なるほどと呟いてから、俺をじっと見て言った。
「霊感があるのか?」
:09/11/08 15:49
:P906i
:FS//AjSY
#410 [nanoka]
その質問にどう答えていいのかわからず、目で蒼井さんに助けを求めた。
“霊感がある”という実感は正直まだあまりない。
「それについては僕が説明しましょう。半分は僕のせいでもあるので」
:09/11/08 15:51
:P906i
:FS//AjSY
#411 [nanoka]
そう前置きして蒼井さんはこの前俺にしてくれた後ろの方の話や、蒼井さんの力について説明をした。
誰も笑わなかったし、話の信憑性を疑っているという感じも皆無だった。
「………と、まぁ大まかに言えばこんな感じです」
:09/11/08 15:54
:P906i
:FS//AjSY
#412 [nanoka]
そう言って蒼井さんは微笑んだ。
「聞くよりも見る方が早いかもしれませんね」
と、蒼井さんが手にしたのは真っ黒くくすんだ数珠だった。
:09/11/08 15:56
:P906i
:FS//AjSY
#413 [nanoka]
「こんなこと言うと手品みたいになってしまいますけど、みなさん手に取って確認してみて下さい」
蒼井さんはまず亮太に数珠を手渡した。
しばらくその数珠を眺めていた亮太が横にいた優ちゃんに渡し、順番に全員が数珠を手に取った。
:09/11/08 16:02
:P906i
:FS//AjSY
#414 [nanoka]
最終的に蒼井さんの手に戻ってきた数珠は、最初と同じように真っ黒だった。
「それじゃあ…」
と、両手で蒼井さんはその数珠を包み、静かに目を閉じた。
:09/11/08 16:03
:P906i
:FS//AjSY
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194