恋愛CHU!@BL
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#82 [来栖]
俺は自分の部屋に帰らず、悠たちの部屋に行った。
部屋に行っても一言も会話を交わさなかった。
そんな時、悠が口を開いた。


「みなせを信じろよ」

「は?」

「だから、何言われてもみなせを信じろ。みなせはお前の恋人だろ?」

「…」


俺はその言葉に何も言えなかった。
だってあいつは、言葉から離れようとしなかった。


「本音ゆって…今は、あいつがわからへん……何考えてるかも…あほみたいやんなぁ…」


あいつの気持ちがわからない。
どうすればいいんだろう、俺は。


「お前、今日はここで寝ろ」

「え?」

⏰:09/10/20 21:52 📱:W65T 🆔:eV.h/AM.


#83 [来栖]
「冷静になって、いっぱい考えてからみなせと話しろ」


悠はそう言って、姫依のほうを見た。
姫依も小さく頷いた。


「ああ…そうする。なんか邪魔しとるみたいでごめんな」

「大丈夫。お前の邪魔な行為は今に始まったことじゃない」

「それ…慰めてるん……?」

「ああ。慰めてる」


こんなくだらない会話を交わせるのはこいつらしかいない。
今日は、いっぱい考えよう。
それで、みなせと話し合おう。

そろそろ、けじめつけなあかんわ。

⏰:09/10/20 21:55 📱:W65T 🆔:eV.h/AM.


#84 [来栖]
次の日の放課後、部活が終わった後に俺は寮に帰ってみなせと話すことにした。


そのせいか部活の時間が異様に短く感じた気がする。
きっと、気のせい。

でも何故か寮に帰る足どりは重くて。
寮に近づくにつれて上手く呼吸が出来なくなってきた。

なんか、嫌な予感がする。
きっと、勘違いだと信じたい。


━━━━━━━━…


「みな…せ、」


俺は意を決して部屋のドアを開けた。
目の前に広がったのは、信じたくない光景。

⏰:09/10/21 08:21 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#85 [来栖]
嫌な予感は勘違いなんかじゃなかった。

みなせと言葉が、キス、しようと、してた。

俺がドア開けなかったら、確実にしてた。
それくらいの距離だった。


「っ!琴乃さ……!」

「はっ…ははっ……」


本気で惚れていたのは、本気で恋愛をしていたのは、俺のほうだったのかもしれない。
自分が情けなくて、笑える。


みなせを信じろ。ったって…無理やで、悠。


「…もうええわ。別れよう。二人とも俺に話しかけてくんな。悠と姫依にもな」


俺はそれだけ言うと自分の部屋を出ていった。

⏰:09/10/21 08:25 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#86 [来栖]
向かった先は、悠と姫依の部屋。
不思議と、悲しくなくて。
涙は、出なくて。


「琴乃…どうし」

「もう…無理っ……!俺がなにした…?なぁ、悠…」

「ちょ、おま、中入れ」


━━━━━━━━…


悠と姫依の姿を見たら、一気に涙が溢れて、本心を言った。
二人は黙って聞いてるだけで。
それでも一緒にいてくれるから、それだけでも助かる。


「みなせを信じれなかった…、だって、あんなの…っ」

「…俺がお前だったら、信じれなかったよ」


そう、悠は言った。

⏰:09/10/21 08:31 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#87 [来栖]
「もう…ええねん。俺にはお前らがいるから…」


しばらく話していたら落ち着いた。
もうしばらく、あいつらの顔は見たくない。


「ありがとう…うん」

「今日もここで寝てけよ」

「え?でも…」

「あいつらがそうゆうことしてた部屋で寝れるの?」

「うう…」


俺は悠と姫依の言葉に甘えて、その日もこの部屋で寝ることにした。
ありがとう。悠、姫依。
一番頼りになる、俺の真友。

⏰:09/10/21 08:35 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#88 [来栖]
嫌なことは立て続けに起こるものらしい。


「おーい。琴乃ーA組の秋姫が呼んでんぞー」

「うげ…」

「何、知り合い?」

「いや?知らんわ」


あの女か。そういえば物置の時以来会ってない気がする。
秋姫 未亜は目が大きくその上天然キャラなのでファンクラブが出来たらしい。

くだらんわ。


「…なに?」

「あ、これ。前澤先生に頼まれたので持ってきました」


そう言ってプリティースマイルを振りまいてきた。
うわ、きも。

⏰:09/10/21 13:07 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#89 [来栖]
ていうか前澤もなんでこいつに頼んだんや。
んで秋姫もなんで俺呼んだんや。


「あーありが、」

「…あなた、恋人と別れたらしいわね?なら、全力であなたをオトすから。覚悟しててね?」


腕を引っ張られ耳元でそう言われた。
オトす?誰を?俺を。


「それじゃあ、失礼しますっ」


俺から手を離すとまたスマイルを振りまいて隣の教室に向かって走っていった。


「秋姫 未亜かわいいよなー」

「女みてぇだよな」


後ろから色々と声が聞こえた。
あいつは女や。なのに、俺、オトすって言われた。

⏰:09/10/21 13:10 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#90 [来栖]
「琴乃、何言われたん?」


悠が俺の肩を叩きながら問いかけてきた。


「あー。なんか前澤からプリント預かってたらしくて」

「ふぅん。でもなんで琴乃?」

「さぁ?俺様かっこええから話してみたくなったんやろ」

「死ねば?」

「悲しいくせに」


まるで俺ばっかが狙われてるみたいで、情けなく感じる。
もうこの際チクるか?
いや、でも証拠は?って言われたらめんどいし、ファンクラブの奴らにボコボコにされそうやな。

⏰:09/10/21 13:14 📱:W65T 🆔:xeW3uJ.U


#91 [来栖]
ありえへん。ありえへん。
なんやねんどいつもこいつも。

あーイライラする。


「あ、前澤だ。座れよ」


悠に肩を叩かれ一気に意識が現実に戻る。
次は数学か…。
そう思って、体を自分の席のほうに向けた。


「おい、伊吹」

「…前澤?なに?」

「お前、昼休み、理科室来い」


前澤はそれだけ言うと教卓に向かった。
あ、俺も自分の席行かな。


今度は前澤?もう、なんやねん。
誰も信じれない。今度は何されるんやろ…
そろそろ俺の貞操がやばい気がする。

⏰:09/10/22 08:35 📱:W65T 🆔:Ijm2aOgk


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