こちら満腹堂【BL】
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#125 [ひとり]
>>123【つづき】
リビングでは、既に部屋着になってテレビを観る三田さんがいた。若手のお笑い芸人がベタベタの液体を頭から被って笑いをとっている。
「キッチン借ります」
背中に声をかけると、寝転んだ大勢で顔だけこちらに捻って
「お願いねー」
と一言。直ぐにテレビに視線を戻した。
・
:09/12/12 21:22 :F01B :ql9Mw/7E
#126 [ひとり]
「さてっと」
チャーハン作りは手早さと火力が勝負だ。そして冷や飯。これでなくっちゃ始まらない。
冷蔵庫の中味は─卵・人参・玉ねぎと万能ネギ、チャーシューはなかったから代わりにハムでいいか・・・
腕まくりをして、いざっっ!!!!
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:09/12/12 21:38 :F01B :ql9Mw/7E
#127 [ひとり]
───
────
「うんめぇー!!」
一口ほうばった三田さんは声を上げる。胡座をかいた足をギュッと身体につける様に縮める様。また可愛いなんて思ってしまう。
今日、ノジコさんと話してから。俺は自分の気持ちに整理がついた気がする。整理っつーか、逃げない覚悟、っつーのかな。
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:09/12/12 21:46 :F01B :ql9Mw/7E
#128 [ひとり]
男の三田さんに、特別な感情を持ってる自分を受け入れるのにもかなりの決心がいったけど、
そっから自分の気持ちを相手に隠さない決意をするのは、更に勇気がいるもんなんだな。
でももう、決めたから。
三田さんにしたら迷惑極まりない決心かもしれないが、一度ビシッと振ってもらわなきゃ俺だってにっちもさっちも行かないんだ。
・
:09/12/12 22:01 :F01B :ql9Mw/7E
#129 [ひとり]
「─ぎし──根岸!!!!」
名前を呼ばれていたらしい。
「はい、なんすか?」
「食えよ、冷めるべ」
「あぁ、うん」
それから暫くはテレビを見ながら無言でチャーハンを食べた。我ながら、上出来。
・
:09/12/12 22:03 :F01B :ql9Mw/7E
#130 [ひとり]
「あ〜酒飲みてぇな〜」
画面を見つめたまま、唐突に三田さんが呟いた。
「いやいや、送ってくれるんでしょ」
「ん〜そうなんだけどさ、美味いもん食ったら酒飲みたいべ?」
「そりゃそうだけど・・」
・
:09/12/12 22:40 :F01B :ql9Mw/7E
#131 [明希゚J゚=アキ]
|ω・`)来ちゃった←
僕、ひとり殿のファンに
なっちゃったみたいです!
あいらぶゆー(う3・`)です!←キモ
:09/12/12 22:44 :W65T :W3gCfKok
#132 [ちずる]
感想板作ったらどうですか(´・ω・`)?
コメがたくさんあって読みいくいです・・・
私もこの小説大好きなんで頑張ってください
:09/12/13 00:29 :SH905i :4PLFFtIA
#133 [ひとり]
:09/12/13 05:05 :F01B :Zg3JWHQc
#134 [ひとり]
:09/12/13 05:10 :F01B :Zg3JWHQc
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