こちら満腹堂【BL】
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#144 [ひとり]
【休憩】
今晩は、ひとりです。
第六話完結〜ですっひっぱりますわょワタクシ(`∀´)ケケケ
第七話も引き続き三田の家で展開されます。あしからず。むしろ根岸の独白で終わるかも!?
定まってなくてすまません;;中味は開けてからのお楽しみって事でご勘弁下さい。
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:09/12/13 19:49 :F01B :Zg3JWHQc
#145 [ひとり]
【第七話/たこわさはテッパン】
その人は俺より少し年が上で、背は俺の少し下。
好きな事には必死こくくせに、興味ないことはにべもなく捨て置くタイプ。
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:09/12/13 20:14 :F01B :Zg3JWHQc
#146 [ひとり]
その人は自由でいつも元気がよくてよすぎてもう五月蠅いってジャッジに片足突っ込んでて。
勝手きままに見えて実は気い遣いなのにそれがわかりづらいちょっと損な人で。
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:09/12/13 20:15 :F01B :Zg3JWHQc
#147 [ひとり]
強がりの意地っ張りですぐつっかかってくるけど寝顔はガキみたいに幼くて。
酒が好きで飲むとすげぇ素直になって可愛い。
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:09/12/13 20:17 :F01B :Zg3JWHQc
#148 [ひとり]
芯の一本通った感じの考えや言動がまたギャップでたまにドキッとさせられて。
とにかく俺にないものを山ほど持っていて、いつも俺を惹きつける人。
そんな人。
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:09/12/13 20:21 :F01B :Zg3JWHQc
#149 [ひとり]
「そんな人です」
ぐだぐだとまとまりなく思った事、思い付いた順に口にした。
ふざけた合いの手の一つも入れられるかと思ったら、予想外に真剣な顔で俺の話に耳を傾けている。
「で、片思いしてます。以上」
言い切ってしまうと肩の辺りがフッと軽くなった気がした。
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:09/12/13 20:26 :F01B :Zg3JWHQc
#150 [ひとり]
三田さんは前のめりだった上体を後ろに傾け、両手で支えた。足も、フローリングに投げ出されている。
「そっかー・・根岸も恋しちゃってんのかー」
言って俯いた。その口元が、笑っているのが見える。俺は思い切って聞いてみた。
「その人に、心当たりとかないすか?」
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:09/12/13 20:31 :F01B :Zg3JWHQc
#151 [ひとり]
まぁ、答えは想像してたんだけど
「え〜・・・俺の知ってるヤツ?」
やっぱそうきたか。
「めっちゃ知ってますよ」
「マヂでか!!?え、もしやノジコ!!??」
「違います」
「え〜ぢゃあぁぁぁ・・・あ!!!うちの常連の真由美ちゃんだっっ!!!!」
「違いますって」
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:09/12/14 23:43 :F01B :KQGVxB5U
#152 [ひとり]
この人は考えもしないんだ。自分がそういう対象に観られてるなんて、万に一つも。そりゃそうか。三田さんは男で、俺も男なんだから。
仕方ない事だ。仕方ない事だ・・・・
言い聞かせるしかできない。でも、言い聞かせたってその側から不満が沸き上がってきてしまう。押さえられない、理不尽な感情が、後から後から。きりがなくてつい自嘲気味な笑いが零れた。
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:09/12/15 00:38 :F01B :1/AKyjc2
#153 [ひとり]
「笑ってないで教えろよけちんぼ〜」
酔った三田さんは語尾を伸ばす癖が目立つ。
呑気そうなその調子にさえも、また理不尽な憤り。何でわかってくんねーんだろこの鈍チンは。
「あんただよ」
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:09/12/15 00:43 :F01B :1/AKyjc2
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