こちら満腹堂【BL】
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#211 [ホシ]
この小説すきです・ω・ひとりたむがんばってくださいx
:09/12/24 16:50 :Sportio :0xEeDAsw
#212 [我輩は匿名である]
キャラのしゃべり方が銀魂ぽくて何か好きですw
頑張ってください
:09/12/25 16:14 :PC :lmIIc1gs
#213 [ひとり]
>>211ホシさん
好きだなんて、照れるやい(⊃∀//)←
ありがとございます^^総合に感想板もあるんで、是非また遊び来て下さいませ(´ω`)
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:09/12/26 20:53 :F01B :NBa4Z6xA
#214 [ひとり]
>>212匿名さん
マヂでか←
ひとり銀魂好きですよ^^酢昆布も好きですよ(´∀`)←黙
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:09/12/26 20:55 :F01B :NBa4Z6xA
#215 [ひとり]
>>210匿名さん
ありがとっす(`∀´)ひとりはその言葉だけで元気百倍です!!僕のかおをお食べよ!!!!です←意味不
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:09/12/26 20:57 :F01B :NBa4Z6xA
#216 [ひとり]
【第十二話/『はい喜んで』】
年が明けた。
テレビを付ければ各局が『あけましておめでとう』を連呼して、間に挟まれるフジカラーのCMの樹○希林までもが着物に身を包み『正月』な雰囲気を盛り上げている。
でも俺は、ちっともめでたくなんかなかった。
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:09/12/26 20:58 :F01B :NBa4Z6xA
#217 [ひとり]
「あんたおもち何個?」
「一個でいい」
1月2日。都内にある実家に帰省した俺に、早速根岸家特製雑煮に入れる餅の数を聞いてくる母親。
「一個でいいなんてゆうちゃん風邪でもひいてんの?」
「・・・風邪は今NGワードだから二度と言うなよ」
「意味わかんない、何でよ」
俺を『ゆうちゃん』と呼んでくるのは従兄弟のアキ。
「聞くな、大人の事情だから」
「どうせ禄でもない事情なんでしょ」
「お前なんか浪人しちまえ」
「お生憎様〜もう四月から花の女子大生確定で〜す」
「よし、俺が行ってその合格辞退しますって言って来てやる」
「やめてよバカ」
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:09/12/26 20:58 :F01B :NBa4Z6xA
#218 [ひとり]
根岸家では毎年、長男である親父のもとに次男三男が家族を連れて新年の挨拶に来る。というのが恒例行事になっている。三家族が一つのテーブル(正確に言えば二つの長いテーブルをくっつけたものなんだが)を囲んで酒を呑み御節をつつく様は圧巻だ。
大抵上座で親父達三兄弟が酒を酌み交わし、母親達は母親達でこれまた固まり去年一年間の労をねぎらい、近況を報告し合ったりする。すると自然に下座に子供達が固まる、という案配だ。
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:09/12/26 20:59 :F01B :NBa4Z6xA
#219 [ひとり]
従兄弟は全部で七人。その中でも年の近い者同士が自然と固まるのだが、毎年俺の横を陣取るのはアキだ。
「ねぇ、後で初詣行こうよ」
皿の上に御節の具で何やら不細工な顔を作って遊びながらアキが言う。
「嫌だよ寒みぃ」
「そんなん理由になんないよ、断るならもっとマシな理由考えるんだね」
「・・・嫌だよ面倒い」
「よし、行くのね」
「・・・・・・」
コイツは昔からこうと決めるとテコでも動かないという融通の効かなさ、よく言えば芯の強さがある。どうやら初詣は決定事項のようで、俺に断る術はないらしい。
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:09/12/26 20:59 :F01B :NBa4Z6xA
#220 [ひとり]
それから暫くゴロゴロと食っちゃ寝起きちゃ呑みを繰り返して、嫌々ながらアキに付き合って外へ出たのは午後三時。酒で体が大分温まっていたので助かった。
初詣へ向かう途中もアキはよく笑い、よく喋った。
「お前本当よくしゃべるな」
「だってゆうちゃんと会えるのってお正月くらいじゃん、メールしても返事遅いし」
「でもちゃんと返すだろ」
「結果論でしょ、いくら返してくれても、一週間後じゃ意味ないんだよね」
「なら電話すりゃいい」
「いつも留守電のくせによく言うよ」
「お前のタイミングが悪い」
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:09/12/26 21:00 :F01B :NBa4Z6xA
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