こちら満腹堂【BL】
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#267 [ホシ]
三田さんだいれくとな感じかわいいですx

⏰:09/12/31 23:43 📱:Sportio 🆔:Kf5q69TM


#268 [ひとり]
>>267

ホシさん

おぉホシさん!!またカキあざす^^以前も来て下さいましたよね?三田ダイレクトですよね、てか性格が雑ですwこれからも暇潰しに読んでやって下さい☆よければ総合の感想にも遊びきて下さいまし(´∀`)/

⏰:10/01/01 22:38 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#269 [ひとり]
【第十五話/さっきのお客さんトイレ長くね?】


三田さんに気持ちが伝わって、一人小躍りした日からもう一月とちょっと経った。

別に二人の間で交換日記を始めたわけでも、目と目があってモジモジするわけでもない。何が変わったかと言われれば、二人で飲みに行く事が増えたとか、後は・・・まぁそんくらいだ。

⏰:10/01/01 22:39 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#270 [ひとり]
俺からしたらそれだけで上出来。避けられる事も嫌われる事もなく、以前より少しだけ親密になれたんだから、それだけで。

ただ、逆を言えばこの状況は生殺しかもしれない。だって三田さんは『考える』って言ったんだ。嫌いじゃない、でも好きかと聞かれればそれもどうだろうと。だから『考える』と。まぁそういう事だ。

⏰:10/01/01 22:40 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#271 [ひとり]
「根岸ー今日鍋しようぜ」

『考える』と言ってくれたあの日から、三田さんはかなり積極的に俺を誘ってくる。あ、変な意味じゃなくて、飲みとか飲みとか、まぁ、飲みなんだけど。

「鍋っすか、どっかいい店知ってるんですか三田さん」

仕事中の俺は皿を次々とシンクに沈め、ジャブジャブ洗う手は休めずに聞いた。

「いやバカ言うな、昔っから鍋は家のコタツでって相場が決まってんだろ」

「いつの昔からそんなん決まってたんだよ」

⏰:10/01/01 22:40 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#272 [ひとり]
「そりゃまだ人間がサルだった頃から・・」

「その頃は残念だけどまだコタツも家もなかったと思いますよ」

「バッ、おっま何もわかってねぇのな、彼らには地球とゆう星そのものが大きな"我が家"だったんだ!」

「そういう話してるんじゃないから今」

「とにかく、そんくらいセオリーって意味さ」

「・・で、家って長谷部さんちでやるんですか?」

⏰:10/01/01 22:41 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#273 [ひとり]
「いや、お前んちかうちんち」

「あ、・・・・そう」

「うん」

何てことだろう。これってもしや巷で言うところの"おうちデート"じゃなかろうか。

「で、どっちでやる?」

「どっちでもいいけど、材料何もないですよ」

「心配すんな、うちに田舎のばぁちゃんから山ほど野菜届いたんだ」

「あぁ、それで」

⏰:10/01/01 22:41 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#274 [ひとり]
なんだ、俺の勘違いかよ。つまりおうちデートじゃなくて、処理班て事か。



「うん、ばぁちゃんの野菜うまいから、根岸にも食わせてやろうと思って」

「・・したら三田さんちのほがいいんじゃないですか」

「そうな、うん、したら俺んちで」

言って三田さんは仕事に戻って行った。

三田さんが使うのはいつも反則技ばかりだ。期待させて落として、結局また期待させられて浮かれてる俺。まいったね。

⏰:10/01/01 22:42 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#275 [ひとり]
────

「お疲れしたー」

「お疲れー」

今日は皆一斉に店じまい。弘さんがシャッターを下ろし鍵を閉めるのを待つ。

「うし、で、皆今日どうするんだ?」

閉めたシャッターをチェックしながら弘さんが言った。

⏰:10/01/01 22:42 📱:F01B 🆔:C52atI8E


#276 [ひとり]
「津久井は?」

「俺明日一限から入ってるんで」

「俺暇よ」

「あたしも」

「じゃ俺んち?」

「そうするかー根岸は?」

「いや、俺はちょっと」

「そかぁー三田、お前は来るべ?」

⏰:10/01/01 22:43 📱:F01B 🆔:C52atI8E


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