こちら満腹堂【BL】
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#88 [ひとり]
【休憩】

今日は、ひとりです。

第三話はこれにて完結です。言いたい、言えない、揺れる根岸でした。チャンチャン
そしてまるきり気付かない三田でした。そりゃそーだ、三田はノンケだもの。まぁ、根岸も基本はノンケだけど。そんな設定ですた。はい。

⏰:09/12/12 12:57 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#89 [りんご]
更新されてるー☆
わーい\(^∀^)/
おもしろいです!

⏰:09/12/12 13:36 📱:SH903i 🆔:ESdadqyQ


#90 [ひとり]
>>89

りんごさん

りんごさんだーヾ(゚∀゚)ノヒャーイ
またまたコメ嬉しすでっす(>∀<)

今からまたちょと更新しますねぇ

⏰:09/12/12 15:55 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#91 [ひとり]
【第四話/だし巻き卵のおいしさよ】


ランチと夜の営業の合間。
雨の上がった満腹堂裏のベンチで軽く一服。店内で火照った身体に、冬の風が心地いい。

「横いい?」

声がして視線を向けるとノジコさんがいた。

「お疲れさまです」

「お疲れ」

スキニーで脚線美が強調された長い足を組むと、俺の横で煙草に火をつける。
旨そうに、ゆっくりと深く煙を吸った。

⏰:09/12/12 15:56 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#92 [ひとり]
それから徐にノジコさんは口を開く。

「根岸さー何かあった?」

「え、なんすか急に」

こういう勘が鋭いとこ、ドキッとする。しかも聞き方がストレート。回りくどい事が嫌いな彼女らしい。

「いや急っつーか結構前から気になってたんだわ」

「・・・・・・・」

「・・言いたくなきゃムリと聞くような野暮なことはしないよ」

「安心して」と軽く笑ったノジコさん。俺はその言葉に本当に安心して、気づけばとんでもない質問をしていた。

「ノジコさんは、女の人好きになったりしますか?」

⏰:09/12/12 15:57 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#93 [ひとり]
予期せぬ俺の質問に固まったノジコさんは、そのまま鼻から煙をフスーっと吹き出した。

「すんません、息なり変な事聞いて」

気まずくなって謝る俺。

「何で謝るの?」

「いや、だって」

「全然変な事じゃないじゃん」

⏰:09/12/12 15:57 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#94 [ひとり]
「・・・・」

「あたし両刀だし」

「りょ!?・・それって」

「バイだよ」


思わぬカミングアウトに、今度は俺が固まった。

「驚きすぎだから」

何でもないように、実際ノジコさんにすればそれは当たり前の事なのかもしれないが、ケラケラと笑った。ノジコさん、よく笑う人。

⏰:09/12/12 15:58 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#95 [ひとり]
「マヂすか」

「マヂっす、引いた?」

「いや、全然。悩んだり、なかったんすか?」

「ん〜・・・ないといえば嘘になる・・かなぁ」


少し遠くを見るようにしてノジコさんは続けた。

「でも好きになったらさぁ、もう手遅れなんだよねぇ」

⏰:09/12/12 15:59 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#96 [ひとり]
今の俺に、 その台詞はズシンと響いた。

「俺もそう、思います」

「だろ?」

俺の顔を見て、満足そうに言った彼女は、また旨そうに煙草を吸う。

「はい」

俺もそれに習って短くなった残りに口をつけた。

再び見上げた雨上がりの空。雲間から一筋、光がさしている。

⏰:09/12/12 16:02 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


#97 [ひとり]
【休憩】

第四話、完結でーす。
ひとりの書く話し、一話一話が短いんで読みごたえないかもですがすんません。

ノジコさんはなんとバイでありました。色んな人がいるんです。"みんな違って、みんないい"です。

シュワッチ!!

⏰:09/12/12 16:16 📱:F01B 🆔:ql9Mw/7E


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