無題【BL】
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#71 [我輩は人間である]

話している間もドキドキは治まらなかった。それどころかどんどん鼓動が早くなってる気がして上木さんに聞こえてないかとハラハラしっぱなしだ。

「…そういえば子供たち、遅いですね」
「今日は遠足だから今頃お昼終わってゾウとか見てんじゃねーかな」
「そうだったんだ……。動物園かあ…」

そこで僕はハッとした。
「じゃあ今日はマジックやらないんですか…?」

少し残念ながらも尋ねると、上木さんは何を思ったのか僕の顔を見てからハハハッと軽く笑って、パーカーのポケットからトランプケースを出して今度は無邪気にニィッと笑った。

⏰:10/03/14 05:55 📱:S001 🆔:☆☆☆


#72 [我輩は人間である]

「あんたが俺のマジック見てたの知ってたし、今日も来るんじゃねぇかと思って」

束ねられたトランプをシャッフルする姿はやっぱりマジシャンを目指すだけの事はあるのか手際がいい。
二つの山を作ってパラパラと一枚交互に重ねてシャッフルするやつ。あれ…なんて言うんだっけ?
「ブリッジみたいな…」
「ブリッジ…?」

考えてるうちに心の声が勝手に出ていて上木さんは不思議そうに僕を見た。

「そのトランプのきり方、なんて言うのかなって…」
「ああ。リフトシャッフルっつーんだ」

ブリッジ…と呟きもう一度リフトシャッフルをし始めた上木さんは、パラパラと落ちてまとまっていくトランプを見る。

⏰:10/03/15 01:16 📱:S001 🆔:☆☆☆


#73 [下ネタの勇者]

「あー、橋にも見えっかも」

多分僕に合わせて言ってくれたんだと思うと申し訳なさ半分恥ずかしい。

束になったトランプを扇形に広げて自分に向けてくるのでよくわからず上木さんを見ると顎でクイッと広がったトランプを指した。どうやら引いてと言っているらしい。

「………」
引いたカードはハートの2。

「俺に見えないようによく覚えてからここに乗せて。んで気が済むまできっちゃって」

言われた通り一番上にカードを乗せたあと。受け取ってシャッフル。それを渡した。

「俺さぁ、魔法の目持ってっから一発で引いたカードわかるんだ」

⏰:10/03/15 06:35 📱:S001 🆔:☆☆☆


#74 [我輩は人間である]

上木さんはどれかな〜…と呟きながら一枚のカードを引いた。僕には裏面しか見えないので、どのカードを選んだのかよくわからない。

ワクワクしてじーっとカードを見つめた。

「引いたのは………コレだ!」
「…わ……、すごい!!当たってるっ」

ひっくり返されたカードに描いてあったのは二つの赤いハートと2の文字だった。

「これ記念にやるよ」
「え?…いいの?」

ほい、とカードを差し出されて遠慮しつつも受け取る。

「ありがとう…ございます」

僕が微笑んで、そしたら上木さんも微笑んだ。その瞬間、時間が止まった気がして息もうまく呼吸ができなくなった。
なんだろう。この感じ。

「こ、これからバイトなので!!」

居たたまれなくなって僕は鞄を手にお辞儀してから素早く公園を出た。

⏰:10/03/15 06:59 📱:S001 🆔:☆☆☆


#75 [我輩は人間である]

歩いてクールダウンを図ったはずなのに上木さんの事が頭に離れなくて落ち着くばかりか身体中が火照るように熱くなった。
ずっと持っていたハートの2を見ると上木さんの笑顔が頭に浮かんで離れない。

まだこの胸の高鳴りが何なのかはわからないし、明日も多分うまく話すことは出来ないだろう。
……っていうかまずは話しかけられるかが心配だ。


だけど明日も公園に行こう。

昨日はすいませんって謝ってマジックを見て、出来ることならもっと彼の笑顔を見たい。
出来ることならもっと上木さんの事を知りたい。


僕はもう一度ハートの2を見た。

⏰:10/03/15 07:16 📱:S001 🆔:☆☆☆


#76 [我輩は人間である]
END

⏰:10/03/15 07:17 📱:S001 🆔:☆☆☆


#77 [我輩は人間である]

【短編】※18
ギャップ

⏰:10/03/15 07:32 📱:S001 🆔:☆☆☆


#78 [我輩は人間である]

「蓮っ、ヤダ待ってっ、んっ」

玄関に押し込むようにして強引にキスをしながら雪人の体を壁に押し付けた。
甘ったるい声は毎度の事、キスだけでビクビクと体を少しだけ振動させる。

もしかしたら廊下に声が漏れたかもしれないと思ったが、今はこの行為に集中することにした。

「ね、ぁ、…ッ蓮…あ!そこはヤぁ…」

ワイシャツの下から手を滑り込ませて腹から胸へと移動させると案の定小さな粒は浮き出ていて、摘まんでコリコリと転がして、雪人は声を荒げた。

その唇にもう一度吸い付いて厭らしい音を響かせながら舌を絡めていく。それに応えるように雪人も必死に絡めてくれるのが感じとれる。本当に自分が幸せ者なんだと思える。

パンツの上へもう片方の手を滑り込ませると丁度性器の先端部、そこに重なっている布が湿っていた。

⏰:10/03/15 07:36 📱:S001 🆔:☆☆☆


#79 [我輩は人間である]

「すんげーよ。ヌレヌレじゃん」
「蓮のせいでしょ。バカッ…」

こうやって少し意地悪い言葉をかけてやるといつも決まって頬を赤くする。

まぁ赤くしないやつはいないだろうが雪人のこの表情が大好きだ。
いつも口が達者なコイツがこうやって黙り込む姿。
潤みがちな目が居場所がないように左右に揺れている。その目を追いながら顔を近付けた。
余裕綽々な顔が今は俺の行動一つで思い通り。

「下向いてんなよ」
「………、…なんで」
「なんでって。ディーキスできないでしょ」
「!っんなっ」

そうやってどんどん余裕なくしていく。焦ってくのがすんごい面白いんだよね。

⏰:10/03/15 07:41 📱:S001 🆔:☆☆☆


#80 [我輩は人間である]

そろそろ。

上から擦ってズボンと一緒にパンツも脱がせた。とろとろ先走りが出てくる口に親指を当てて動かせば安易な程に淫音が響いた。

「ぁ、っ、んうっ」

竿を握ってゆっくりと上下に移動させる。
少し息を荒くさせながら、いつの間にか首に回された腕がもう少しでほどけそうだと思って腰にしっかりと腕を回して支えてやったら、途端、一気に雪人の体重が腕にのしかかってきた。

雪人の分身はカウパーを次々と溢れさせて、それをまだあまり色付いていないペニスに包み込むように扱って時折親指で先端をくにくにと弄る。

⏰:10/03/15 07:43 📱:S001 🆔:☆☆☆


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