Love forever 〜Destiny〜
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#501 [ゅぃ]
・・・・・・・避妊はちゃんとしていた。
避妊はしていても、中で出さなくても妊娠すると聞いたことはある。

でもまさか・・・・世菜がそうなると思ってもなかった。

頭の中はとにかく、「やべぇ」。
それだけだった。

⏰:10/03/08 14:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#502 [ゅぃ]
俺はしばらくその写真を見つめていた。


「・・か・・・てよ!」

「・・・・だ・・よ!!」

・・・・下から微かに怒鳴り声が聞こえた。・・・・世菜?

⏰:10/03/08 14:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#503 [ゅぃ]
俺はゆっくり腰を上げて、その声に耳を傾けながら、階段を下りた。

・・・・・嫌な予感がした。・・・・その怒鳴り声が男の声だったから。


「・・お願い帰って!!!」

「んだよ来てんだろ!?さっさと話つけろや!!!」

⏰:10/03/08 14:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#504 [ゅぃ]
俺は自分の目と耳を疑った。
・・・目の前には、世菜を怒鳴り付けている男がいた。

「・・・・・世菜?」

「っ!!直哉・・・・・・っ」

男は俺を睨み付けていた。
俺も男を睨み返した。

⏰:10/03/08 14:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#505 [ゅぃ]
俺は男を見て思い出した。
・・・・コイツ、世菜の元彼だ。

髪型が変わっていて、一瞬誰だか分からなかった。

「世菜・・・・・何やってんの?」

「っ直哉!!あたし・・・・・」

⏰:10/03/08 14:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#506 [ゅぃ]
「こいつ、妊娠してんだよ!!!」
世菜の元彼が怒鳴った。

「・・・ッやめて!!!」

「どーせ分かることなんだよ!!!」

「・・・・・世菜。どーゆーこと?」

本当は聞かなくても分かっていた・・・・。

⏰:10/03/08 14:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#507 [ゅぃ]
「・・・っごめ・・んなさいっ・・・・!!」

「・・・何誤ってんだよ?」

「ごめっ・・・っ直哉・・・あったし・・・・・」

〜♪

世菜が俺に謝る中、携帯が鳴った。

⏰:10/03/08 14:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#508 [ゅぃ]
「ちっ」

男は舌打ちして電話に出た。

「・・・・俺だ。・・・・あぁ・・・・・・分かった」

「っ・・・・・ぅ・・・・っく」
世菜は泣きながら嗚咽を繰り返している。

⏰:10/03/08 14:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#509 [ゅぃ]


男は電話を切るなり「・・・・話つけとけよ」
・・・そう低い声で世菜に言った。
最後に俺を睨み付けて男は帰っていった。


・・・・・・・・

⏰:10/03/08 14:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#510 [ゅぃ]
「・・・・・・世菜」

「・・・ぅぅ・・・っ」

「世菜。何があったのか話してくれよ・・・・・?」

「・・・・ごっめんな・・さぃ・・・・・・」

俺は泣いて謝り続ける世菜に対して、段々腹が立ってきた。

⏰:10/03/08 14:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#511 [ゅぃ]
「・・・・何なんだよ!!ちゃんと言えよ!!!」

「・・・ッ」

俺がそう怒鳴ると世菜は身体をビクつかせた。

「ごめ・・・・「なんで謝るんだよ!?俺に謝るようなことしたのか!?どうなんだよ!!!」

⏰:10/03/08 14:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#512 [ゅぃ]
自分の彼女にこんな怒鳴りつけるのは、初めてだった。
・・・泣き続けてる世菜に怒りが芽生えた。

「おい!!お前浮気したんだろ!?あいつお前の元彼なんだろ!?」

「・・・ぁ・・・・っっ」

「なんとか言えよ!!!!」

⏰:10/03/08 14:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#513 [ゅぃ]
「・・・・・・ごめっなさい・・・・・・」

世菜はそう言って俺に頭を下げてきた。

「・・・・・嘘だろ。なんなんだよ、俺の知らないとこで会ってたのかよ!?」

俺がそう言うと、世菜は小さく頷いた。

⏰:10/03/08 14:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#514 [ゅぃ]
「・・・・・・ふざけんな!!!!」

ドンッ

俺は思い切り壁を殴り付けた。
世菜が大きく震え上がった。

・・・・拳に痛みなんか感じない。今は怒りの方が大きい。

⏰:10/03/08 14:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#515 [ゅぃ]
しばらくの間沈黙が続いた。

世菜も俺も、何も言わない・・・・・・。
もう、俺たちは終わりだ。
何もかも。

俺は静かに動いた。
階段を上がって、荷物を取り、もう一度階段を下りた。

⏰:10/03/08 14:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#516 [ゅぃ]
階段を下りると、世菜はさっきと同じ体制で蹲って泣いている。
嗚咽が聞こえる。肩を震わせて泣いている。
・・・・でも、俺はもう世菜の肩を抱くことはない。

「・・・・っなおやぁぁ・・・・・」

世菜が俺の名前を呼んだ。でも俺は世菜に返事をしない。

⏰:10/03/08 14:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#517 [ゅぃ]
「・・・・・っごめんねっ・・・・・あたしっ好きなの・・・・・」

好きと言われても、そんなの信じられない。
・・・・だってお前は、浮気しただろ?あの男と・・・俺の知らない所で会ってたんだろ?

もう・・・・俺・・・・・

⏰:10/03/08 14:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#518 [ゅぃ]
「信じらんねぇよ」

俺は言葉を吐き出した。

「・・・・っ好き・・なの・・・」

「・・・・・・俺・・・もう無理だ」

俺はそう言い残して、世菜の前から姿を消した。

⏰:10/03/08 15:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#519 [あすか]
ごめんなさい

>>1-500

⏰:10/03/09 12:43 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#520 [ゅぃ]
>>519さん ありがとうございます!!!

もうこの小説読んでくれている方がいると思わなかったので
めちゃくちゃ嬉しいです!!! (ノω・、)

⏰:10/03/09 15:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#521 [ゅぃ]
更新します♪

⏰:10/03/09 15:32 📱:PC 🆔:☆☆☆


#522 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・

あぁ・・・そういや雨降ってたんだっけ。

世菜の家を出て、俺は傘も差さずに歩いていた。
いつのまにか雨は強く降り出していた。

・・・・・全然気付かなかった。

⏰:10/03/09 15:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#523 [ゅぃ]
あー・・・カラオケ。行けねぇよな、この格好じゃ。
てゆーか、電車乗るにしてもこの格好のままって・・・・・


「・・・・・・なんなんだょ・・・・」

嫌な日だ。・・・・今日は厄日だな。

⏰:10/03/09 15:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#524 [ゅぃ]
しばらく雨に打たれて考えていた。

どうして世菜は・・・・あの男と会っていたのか。
・・・・あの男のことが忘れられなかったのか?
俺、あの男より世菜を幸せにしてやれなかったのか?

俺は、それに気付いていなかったんだ・・・・。

・・・・・・ちくしょう。

⏰:10/03/09 15:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#525 [ゅぃ]
悔しかった。

あんなに一緒にいたのに・・・・愛し合ってたんじゃねぇのかよ?
・・・世菜は俺よりあの男が好きなんだ。
なんならちゃんと言ってほしかった。
あの男のことが忘れられないって。だから俺と別れようって・・・・。

俺、こんな別れ方したくなかったんだよ・・・・。
俺って・・・・なんだったんだ?

・・・・だから悔しかった。

⏰:10/03/09 15:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#526 [ゅぃ]
でも、それ以上に

・・・・・・・寂しかった。

あんなに一緒にいたから、愛し合っていたと思っていたから。
俺のことを誰よりも好きでいると思っていたから。

・・・・これからも一緒に、隣にいるんじゃなかったのかよ?

⏰:10/03/09 15:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#527 [ゅぃ]
・・・・でも、だからって・・・・・世菜がいくら俺を好きだと言おうと、
俺がいくら悔やんでも、俺はもう戻れないんだ。

何度謝られたって、どうしようもねぇんだ。

・・・・・もう、世菜との恋は終わりなんだ。

あの頃に戻ることはない。・・・・・・永遠に。

⏰:10/03/09 15:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#528 [ゅぃ]
・・・・・・・・・

俺は鞄から携帯を取り出した。

ピ プルルルル  プルルルル  プルルル

「もっしー!?」

「あ、俺」

「あ!直哉!?」

⏰:10/03/09 15:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#529 [ゅぃ]
「おう。あと30分位でそっち行くわ」

「まじ?おーい、直哉も来るってさ♪あっいつもの駅前な!6号室だから!」

「わかった。またあとでな」

⏰:10/03/09 15:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#530 [ゅぃ]


俺は、今は一人でいたくなかった。
誰かと一緒にいたかった。
慰めてもらいたいわけじゃない。・・・・一人が嫌だった。

「・・・・はっ、別れブームか?今」
自嘲気味に笑った。俺ってなんだんだよ。って。

⏰:10/03/09 15:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#531 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・

俺はずぶ濡れのまま電車に乗った。

周りからの視線を感じたけど、もうどうでもよかった。
見たきゃ見ればいい。

俺は足早に家に帰った。濡れた制服を脱いで、Tシャツとジーンズに着替えた。

⏰:10/03/09 16:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#532 [ゅぃ]
髪の毛から滴が垂れてくる。
ワックスを付けた髪の毛は、少しべたついていた。

洗面所の水道で頭に水を当てた。

タオルで適当に髪を拭いて、財布と携帯だけを持って、俺は家を出た。

⏰:10/03/09 16:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#533 [ゅぃ]
傘を差して歩いていると、丁度タクシーがあったから、
それに乗り込んで、カラオケまで行った。

・・・・・・・・・


「あ!直哉きたぞ〜♪」

「・・・おっす」

部屋の中はみんなで歌って踊ってて、すげぇ賑やかだった。

「おー!ってお前濡れてんじゃん!?」

⏰:10/03/09 16:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#534 [ゅぃ]
「まぁ座れよ!」

「飲み物何飲む〜?ってか世菜よかったのか?」

「あー・・・・・・てか、別れた」

「「「え・・・・・・・?」」」

その場が一気にシーンとなった。
みんな吃驚した顔で、嘘だろ?って顔で俺を見てる。

⏰:10/03/09 16:07 📱:PC 🆔:☆☆☆


#535 [ゅぃ]
「・・・なんか、家にあいつの前の男きてさ・・・・なんか、あいつ妊娠してたんだよ。・・・俺、浮気されてた」

気付くと俺は口走っていた。
・・・こんなんじゃ、もっと悪い雰囲気になる。

「ははっ!ま!そーゆうわけで、俺も失恋。だから今日は楽しむわ!」
俺は笑ってそう言った。

⏰:10/03/09 16:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#536 [ゅぃ]
「直哉・・・・・大丈夫かよ?」

「ん?全然!俺も歌うわ!」

「・・・直哉、失恋同士、今日ははっちゃけよ!」

「そうだそうだ!もうこうなったら歌いまくれ!」

⏰:10/03/09 16:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#537 [あすか]
1作目から見てました
完結まで
頑張ってください(^^)

⏰:10/03/10 00:04 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#538 [ゅぃ]
>>537さん

本当ですか!?ありがとうございます(っ´∀`)
なかなか更新できなくてすいません↓
頑張って完結させるので、よろしくお願いします♪

⏰:10/03/12 16:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#539 [ゅぃ]
更新します☆

⏰:10/03/12 16:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#540 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

「あ〜たしさくらんぼ〜♪」

「「「もう一回!!」」」

俺はマスカラを持ってジャカジャカ振り回して踊った。
・・・みんな、俺を心配して、気遣ってくれる。

⏰:10/03/12 16:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#541 [ゅぃ]
なんか・・・・・いーよな、仲間って。

一緒にいると、気が紛れるんだ。
楽しい気持ちになれる。気持ちが楽になる。

・・・・こいつらがいて、マジよかった。


「直哉」

⏰:10/03/12 16:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#542 [ゅぃ]
「・・・おう。心」

‘さくらんぼ’が歌い終わり、他のヤツが入れた失恋ソングが始まると同時に、心が俺の隣に座った。


「・・・・あたしもね、別れちゃったんだっ」

「そっか・・・・・。なんか今、別れブームでもきてんのか?」

⏰:10/03/12 16:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#543 [ゅぃ]
「だねぇ〜」

心があははと笑った。

「直哉も、もっとなんか歌いなよ」

「そうだな。何歌おっかな」

それからカラオケが終わるまで、心はずっと俺の隣に座っていた。

⏰:10/03/12 16:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#544 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・ん、なんか・・・・あったけぇ。

誰かが、俺の手を繋いでいる。
相手の手は、すごく温かかった。

⏰:10/03/12 16:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#545 [ゅぃ]
・・・・・そして、その温もりは突然スッとどこかへと消えてしまった。

俺の隣には、誰もいない。

少し遠くに・・・男女の姿が見えた。・・・・・世菜。


世菜は俺ではなく、違う男と手を繋いでいる。
その時見た世菜の笑顔が・・・・・俺の心を締め付けた。

⏰:10/03/12 16:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#546 [ゅぃ]
バッ!!!!!

「・・・・・夢・・・か?」
俺は世菜の夢を見ていた。・・・・気が付くと、俺は涙を流していた。

頬に、涙のあとがある。目は、少し赤く腫れていた。

・・・・・世菜と別れたという事実は、今更ながら心を締め付けられる。

⏰:10/03/12 16:32 📱:PC 🆔:☆☆☆


#547 [ゅぃ]
俺は、世菜と別れてから、世菜の夢を、よく見るようになった。
気がつくといつも、涙のあとがある。

・・・・そして、世菜を思い出しては、寝ているときでなくても、涙を流すようになった。

もう終わりにしたい。世菜を思う気持ちも、その度に目頭が熱くなることも、心を締め付けられる、あの感覚も。

⏰:10/03/12 16:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#548 [ゅぃ]
・・・・・俺は、忘れられるんだろうか?



「ぎゃははははは!!」

「ひぃー腹いてぇ」

「やばいってまじ直哉!」

⏰:10/03/12 16:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#549 [ゅぃ]
世菜と別れた俺は、毎日のようにたまり場へと入り浸っていた。
ここにいると、落ち着くんだ。
世菜の事を思い出さなくて済む。

毎日、みんなとバカなことして笑っていた。

そして、俺の隣にはいつも心が居たんだ。

⏰:10/03/12 16:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#550 [ゅぃ]
心は、最初出会った頃とは、段々変わってきていた。

なんか、大人っぽくなった。っていうか、あか抜けたっていうか。
まだ一年も経ってねぇのに、なんか変わっていた。

・・・・俺は、周りから見ると、どんな風に変わっているんだろう?

⏰:10/03/12 16:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#551 [ゅぃ]
そんなことをしながら過ごしていた。



季節は変わって、冬になった。
毎日寒い。・・・・・・そういえば、世菜と付き合いだしたのも冬だった。

⏰:10/03/12 16:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#552 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・・

「・・・・ッ」

バッ

「・・・・・またかょ・・・・」

まただ。また夢だ。
いつもいつも・・・・笑顔の世菜がいる。

⏰:10/03/19 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#553 [ゅぃ]
カチッ

俺は煙草を一本取り出し、火を点けた。

いつからだったかな・・・・。
俺は、煙草を吸うようになっていたんだ。

煙草を吸うと・・・・落ち着くんだ。

⏰:10/03/19 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#554 [ゅぃ]
・・・・・冬休みが始まって3日目。

今年のクリスマスは、たまり場でパーティーをした。

去年は・・・・・やめよう。思い出すのは。


・・・・俺、弱い。

⏰:10/03/19 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#555 [ゅぃ]
時計を確認すると、もう昼過ぎだった。

〜♪
携帯が鳴り出した。


「はい?」

「おす直哉〜」

⏰:10/03/19 17:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#556 [ゅぃ]
「どーした?」

「おー今日さ、花火やるぞ、花火!」

「は?この季節に花火かよ?」

おいおい・・・・真冬だぞ?

「やーまぁ、ノリでそーなったんだよ!夏に買っといたやつ、残っててさ・・・・」

⏰:10/03/23 18:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#557 [ゅぃ]
「はは、なんだソレ」

「まぁまぁ。・・・っつーわけで、一応5時には集合な」

「りょうかい〜」



・・・・花火か。あんだけ夏にしたのに・・・・。(笑)

⏰:10/03/23 18:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#558 [ゅぃ]
ふー・・・・・

煙草・・・もう残り少ねぇ。


俺は煙草を吸い終わった後、下へ行ってとりあえず朝飯(昼飯?を食った。

ゴツッ

「ってぇ!!!!」

⏰:10/03/23 18:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#559 [ゅぃ]
「おい、俺のバイクの雑誌どこだ」

「・・・・いてぇよ」

あー、出たバカ兄貴。

「おい直哉、どこだ?」

「俺の部屋・・・・・」

⏰:10/03/23 18:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#560 [ゅぃ]
実は俺には、4つ年上の兄貴がいる。

名前は、光哉。

「・・・・つーかいてぇよ」

「許せ」

バカ兄貴はスタスタと俺の前から去って行った。

⏰:10/03/23 18:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#561 [ゅぃ]
あいつ・・・寝起きで機嫌わりぃんだ、絶対。
俺に当たられても困るっつーの。

ちなみに、寝起きでなかったらいっっつもヘラヘラしてるんだよな。

・・・・ヘラヘラではないか。普段は愛想良いんだよな。

⏰:10/03/23 18:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#562 [ゅぃ]
・・・・・・・・・・

「おっす」

「直哉〜みんなきたぞー」

「おそい!!」

俺がたまり場にきた時間は、とっくに五時を過ぎていた。

「わりぃわりぃ」

⏰:10/03/24 15:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#563 [ゅぃ]
「よっしゃ公園行くぞ!」

「いこーっ♪」

ぞろぞろとみんなで歩き出した。
ざっと十人はいただろうな。

「打ち上げ早くしたいな〜」

「いや、線香花火だろ♪」

⏰:10/03/24 15:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#564 [ゅぃ]
「じゃあさ、線香花火、みんなで勝負ね!」


・・・・・今日の夢、・・・はぁ。

「直哉きいてる?」

「・・・・え?」

「だから!線香花火勝負だよ!」

⏰:10/03/24 15:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#565 [ゅぃ]
「あぁ、聞いてる聞いてる。勝負な!」


冬になると、日が暮れるのが早くなってきていた。
公園に着くなり、みんながわいわいと花火をやりだした。

俺もみんなと一緒になって、花火をしながら気を紛らわせた。

⏰:10/03/24 16:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#566 [ゅぃ]
「おい見ろ!二刀流っ!!!」

「んだと!?こっちは三十本持ちだぁぁ!!!」

「ぎゃははははは!」

「持ちすぎ〜」

はは、三十本て、持ちすぎだろ。(笑)

⏰:10/03/24 16:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#567 [ゅぃ]
それからしばらくして、花火は一本も無くなった。

「あ〜終わっちゃったね」

「ね〜線香花火ジンが一番だったし」

「さすが俺だろっ」


それからは、公園でずっとたまっていた。
みんな、色んな話をしている。

⏰:10/03/24 16:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#568 [ゅぃ]
みんなが話している間、俺は今日見た夢のことを考えていた。

・・・・考えても、何も変わらないのに。
ただ、気持ちが暗くなるだけだ。

でも・・・考えてしまう。

・・・・いい加減・・・・終わりにしてぇ。

⏰:10/03/24 16:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#569 [我輩は匿名である]
・・・・・・やばい。泣きてぇ。



「ちょっと、ジュース買ってくるわ」

「おー」

俺は近くのヤツに声をかけて、自販機へ向かった。

⏰:10/03/26 00:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#570 [ゅぃ]
↑すいませんゅぃです;;;

⏰:10/03/26 00:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#571 [ゅぃ]
ジュース買うなんて真っ赤なウソだ。

俺は近くのベンチに腰をかけた。
その瞬間、涙がとめどなく溢れてきた。


・・・・んだよ・・・なんだよ!!!なんで涙出てくるんだ?
俺ってこんな弱かったのか?なんで出てくるんだよ・・・・・・

⏰:10/03/26 00:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#572 [ゅぃ]
情けなかったけど、俺は声を押し殺して泣いた。

「・・・・ッ・・・・・・ッ」

くそ・・・・ちくしょう。

早く泣き止め。止まれ止まれ止まれ・・・・・・・。

⏰:10/03/26 00:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#573 [ゅぃ]
カーン  カランカラン・・・・


聞かれてたか?・・・・・だれだ・・・・?

「誰?」

⏰:10/03/26 00:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#574 [ゅぃ]
俺がそう言うと、
「・・・・ごめん」
心が俺に姿を見せた。

「なんだ・・・心か」

・・・・泣いているのなんて、見られてたんだろうけど・・・・
俺は平然を装った。

⏰:10/03/26 00:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#575 [ゅぃ]
「となり、座れよ」

「うん・・・・」

それから、お互い何も喋らなかった。

心、俺が泣いてんの見て、吃驚したんだろうな、はは。

⏰:10/03/26 00:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#576 [ゅぃ]
もう・・・・いっか。

「・・・俺かっこわりぃよな。泣いたりとかさ」

俺はそう言っていた。

鼻がすげぇムズムズする。
俺は鼻から息を吸った。そしたら、ズズーって音がして、余計にかっこわりかった。

⏰:10/03/26 00:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#577 [ゅぃ]
「俺、弱いな」

そう自分の口からその言葉が出ると同時に、俺の目からは涙が溢れた。


ギュっ

⏰:10/03/26 00:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#578 [ゅぃ]
心が俺を抱き締めた。
・・・・駄目だ。駄目だ。優しくされたら、余計に涙が出る。

「・・ズッ・・・・・ッ」

久しぶりに、人の温もりを感じた。
・・・・俺は心の背中に手を回した。

「・・・直哉は、弱くなんかないよ」

⏰:10/03/26 00:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#579 [ゅぃ]
「・・・・さんきゅ」

俺はそう言い返すのが精一杯だった。
多分、声震えてた。

・・・・・・心の身体が震えている。

「・・ッ・・・っく・・・・ひッ・・・・」

⏰:10/03/29 23:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#580 [ゅぃ]
「・・・・・なに、お前が泣いてんだよ。」

ほんとに、え、なんでお前が?って感じだった。

「・・・だっ・・・て・・・・っく・・・直哉は・・っ・・・弱くなんっか・・・ない・・」

心は、否定してくれたんだ。

⏰:10/03/29 23:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#581 [ゅぃ]
嗚咽までして・・・・・俺は心の背中をさすっていた。

普通立場逆じゃね?

「お前、泣きすぎ(笑)」

心は、俺の分まで泣いてくれた。
・・・・それが、今の俺には助かったんだ。

⏰:10/03/29 23:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#582 [ゅぃ]
・・・・・・もう、泣きたくねぇ・・・って思ってたから。

「顔見ないでー」

「なにそんな泣いてんの。悲しいのは俺なのに、なんでお前の背中、
さすってんだろうな(笑)」

「・・・・ごめん」

⏰:10/03/29 23:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#583 [ゅぃ]
心は、マジでごめんって顔で言ってた。(笑)

「いや、逆に助かったわ」

「え?」

「もう泣かないって決めてたからさ。
お前が俺の分まで泣いてくれて、助かった(笑)」

⏰:10/03/29 23:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#584 [ゅぃ]
心のおかげで・・・・世菜を忘れる決心ついたんだ。


「ありがとな」

俺は心に、お礼を言った。

心は俺の言葉に笑いかけてくれて、「いつでも話きくからね」って言った。ていうか、少し叫びに近かった。

⏰:10/03/29 23:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#585 [ゅぃ]
・・・・・でも、もう話さねぇよ。

忘れるって決心したんだから・・・・。
ウジウジしねぇって決めたんだからな・・・・・・。

⏰:10/03/29 23:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#586 [ゅぃ]
その日から・・・・何も変わっていないようで、俺の中の気持ちが、確実に変わって行っていたんだ・・・・

・・・・・心に対する、俺の気持ち。


その自分の気持ちに気付いたのは、ジンの一言だった。

⏰:10/03/29 23:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#587 [ゅぃ]



・・・・ある日。いつものように学校へ行って、授業受けて・・・・4時間目の授業を、ジンと一緒に、屋上でサボってた。

「直哉、火ぃかして」

「ん」

二人で晴れ渡った空見ながら、煙草吸ってた。

⏰:10/03/29 23:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#588 [ゅぃ]
「ふぅーー」

「・・・今日、天気いいな」

「・・・・・な」

ぼーっと黄昏れてた。

⏰:10/03/29 23:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#589 [ゅぃ]
「・・・・お前さ、どうなったんだよ?5組のユーコちゃん」

「・・・俺みたいなチャラいヤツは無理なんだって・・・・・(泣)」

「ぶっマジかよ!(笑)」

まぁ・・・ジンは仲良くなった頃、すでにチャラい状態で。
高校へ入ると、それはそれは更にチャラくなったわけで。

⏰:10/03/29 23:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#590 [ゅぃ]
「いいし!こないだから目つけてる二高の子アタックするもん!」

まぁこんな感じで。

するもん!て・・・・(笑)女子か。

「まぁ次々と・・・・」

「俺は一途にはなれねぇんだよ」

⏰:10/03/29 23:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#591 [ゅぃ]
ジンには昔、紗理奈って言う彼女がいた。
ジンはかなり惚れていた。

・・・・でも、紗理奈がまぁすごい女で。
ジンのことを金としか見ていなかった。

紗理奈と付き合ってる時は、マジ人が変わったようにウザかった。「紗理奈がさ!紗理奈が!」ってばっか言いやがって。

⏰:10/03/29 23:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#592 [ゅぃ]
んで紗理奈が別の男と歩いてんの目撃して、その時紗理奈が言った台詞が、
「ジン、うざいよ?っていうか、アンタのこと遊んでるって気付かなかった?金にしか見えねぇんだよ」・・・・・・。

そんとき俺はジンと一緒にいて、紗理奈がそうジンに言ったのも横でバッチリ聞いてて。

・・・・・その日からジンは元通りになった。
っていうか、更にパワーアップした。

⏰:10/03/29 23:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#593 [ゅぃ]
「俺はお前みたいにチャラくはなれねぇよ」

「一緒にこの道行こうぜ、直哉」

「いや、断る。・・・・お前いつか女に呪われるぞ」

っていうかすでに呪われてんじゃ・・・・・?

⏰:10/03/29 23:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#594 [ゅぃ]
「つーか直哉だよ」

「は?」

いきなりジンが笑顔でそう言ってきた。

「お前!!」

「は?え?だからなに?」

「知ってんだからな、分かってんだからな。俺は♪」

⏰:10/03/29 23:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#595 [ゅぃ]
「だからなにが?」

半分呆れて真面目に聞き返すと、
「青春だね、直哉くん」
そしてニヤニヤした顔で俺にそう言ってきた。

「・・・・だからなんだよ・・・・」

⏰:10/03/29 23:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#596 [ゅぃ]
「お前、心に惚れてんだろ?」


・・・・・・・・俺が心に?


「・・・・・・・は!?」

「ぅおっなんだよ!変に隠すのやめろよ!」

⏰:10/03/29 23:46 📱:PC 🆔:☆☆☆


#597 [ゅぃ]
「え、ちょいちょいちょいちょい待って下さい」

「何回言ってんだよ?」

「俺が心に?」

「おう。見ててなんだよって思う」

ジンが煙草をふかしながら冷静に答えた。

⏰:10/03/29 23:47 📱:PC 🆔:☆☆☆


#598 [ゅぃ]
「・・・・なんだよって何が?」

「・・・・・はぁ」
ジンは俺を見つめるとため息つきやがった。

「お前な。自覚してねぇのか?最近やたら心と一緒にいねぇ?んでもって、やたら心を目で追ってねぇ?んでから、やたら心を違う目で見つめるわけ?」

⏰:10/03/29 23:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#599 [ゅぃ]
ジンが一気に俺に言った。

俺はそれを頭の中で整理して、数秒後にその言葉全部を理解した。

「・・・・・そうか?」
俺が出した答えはその一言だった。

そしてジンは「はぁー・・・・」ってまたため息つきやがった。

⏰:10/03/29 23:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#600 [ゅぃ]
「お前自覚してねぇの?」

「・・・・え?」

「してねぇんだな。心を好きだって」

「・・・・ちょっと待ってくれよ。・・・俺そんな目で見てんのか?あいつのこと。俺あいつのことは・・・・犬みたいなやつで・・・・」

⏰:10/03/29 23:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#601 [ゅぃ]
「・・・・・犬?」

「あ、違う違う。人なつっこいって意味で・・・・」

「んーまぁ確かに犬っぽいな・・・・って、犬に対してあんな目向けるかよ」

ジンはすっげぇ疑っているっていう目で俺を見る。

⏰:10/03/29 23:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


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