Love forever 〜Destiny〜
最新 最初 全 
#1 [ゅぃ]
三角関係・・・を書いていたゅぃです!!
新しいトピを立てました♪
2作目も頑張って書いていきたいと思います(^^)/
:10/01/13 11:10
:PC
:☆☆☆
#2 [ゅぃ]
Love forever 〜Destiny〜
:10/01/13 11:11
:PC
:☆☆☆
#3 [ゅぃ]
例えばもし、今笑っている人がいれば、どこかに泣いている人がいる。
例えばもし、今幸せな人がいれば、どこかに不幸な人がいる。
それは、人と人とが繋がっているから。
:10/01/13 11:12
:PC
:☆☆☆
#4 [ゅぃ]
人と人は、必ず繋がっている。
貴方はそう教えてくれました。
貴方に出逢っていない人生だったら、
私は何か変わっていましたか?
:10/01/13 11:16
:PC
:☆☆☆
#5 [ゅぃ]
「・・・ぉはよー」
そう私に挨拶してきた、亜美
「おはよー亜美」
:10/01/13 11:23
:PC
:☆☆☆
#6 [ゅぃ]
「・・・心、今日起きるの早くない?」
まだ半分しか開いていない目を擦りながら、あたしに言う。
「なんか、早く起きちゃって。コーヒー飲む?」
「うん。飲む〜」
:10/01/13 11:24
:PC
:☆☆☆
#7 [ゅぃ]
相沢心 (20)
親友の亜美と二人暮らし。
亜美とは親同士仲が良くて、小さい頃からいつも一緒だった。
:10/01/13 11:28
:PC
:☆☆☆
#8 [ゅぃ]
亜美は今はネイリストをしている。
昔から爪をいじったりするのが好きなお洒落なコだった。
同じハタチなのに、すごくしっかりしている。
・・・あたしは、そんな亜美に、ずっと支えられっぱなし。
:10/01/13 11:31
:PC
:☆☆☆
#9 [ゅぃ]
中学生の頃・・・
キーンコーンンカーンコーン
「ここー!次の範囲だからな!勉強するように!」
「ええー!長すぎだし!」
「あり得ない〜」
「先生、鬼!!」
:10/01/13 11:33
:PC
:☆☆☆
#10 [ゅぃ]
「お前ら来年受験だぞ!?覚悟するように!」
「まだ来年じゃん!」
「そーだそーだ!」
みんなが先生にブーブーと文句を言っている。
:10/01/13 11:34
:PC
:☆☆☆
#11 [ゅぃ]
中3の夏。
賑やかで楽しいクラス。
「心〜やっと授業終わったね♪」
「ほんとだよー・・・あたし数学キライ。」
:10/01/13 11:38
:PC
:☆☆☆
#12 [ゅぃ]
「亜美も〜。あっねぇ!今日ひま?」
「ごめんっ!今日はね、直哉んち行くんだー」
「もーラブラブなんだから!
じゃあさっ、今度でも買い物付き合って♪」
「あはは、りょうかーいっ!」
:10/01/13 11:42
:PC
:☆☆☆
#13 [ゅぃ]
「ねぇー!亜美ー心ー、今日カラオケ行くけど、来る!?」
クラスのみんなにカラオケに誘われた。
「あー・・「今日心デートなんだって〜」
「心ー!またか!」
「心だけずるいー!あたしも彼氏ほしい!」
:10/01/13 11:44
:PC
:☆☆☆
#14 [ゅぃ]
「お暑いね〜」
みんながあたしをひやかしてくる。
「ごめーん!今日はみんなで楽しんできて♪」
「次はこいよー!」
「はーい!」
:10/01/13 11:46
:PC
:☆☆☆
#15 [ゅぃ]
「あ!心!あれ、直哉先輩じゃない?」
「えっほんと!?」
窓の外を見ると、直哉がこっちに向かって手を振っていた。
「噂をすれば♪」
「ほらっ姫!行ってきな!」
:10/01/13 11:47
:PC
:☆☆☆
#16 [ゅぃ]
・・・姫って。(笑)
「行ってきまーす♪お先!」
あたしは猛ダッシュで階段を駆け下りた。
・・・ホームルーム、さぼっちゃえ♪
:10/01/13 11:48
:PC
:☆☆☆
#17 [ゅぃ]
急いで靴を履いて、直哉がいるところまで走った。
「なおやー!!」
「お前走りすぎー!」
直哉があたしを見て笑ってそう言う。
:10/01/13 11:50
:PC
:☆☆☆
#18 [ゅぃ]
「だって、早くきたいじゃんか♪」
「え、なに?そんな早くいちゃつきたいの?(笑)」
「〜〜〜!そんなんじゃないこともないけど!」
「ははっなんだソレ(笑)ほれっ早く乗れ」
:10/01/13 11:51
:PC
:☆☆☆
#19 [ゅぃ]
そう言って直哉は自転車に跨った。
「今日は安全運転でお願いしますよ〜」
「へいへい」
あたしは自転車の後ろに跨った。
:10/01/13 11:52
:PC
:☆☆☆
#20 [ゅぃ]
「相沢ー!!!!」
大声であたしを呼ぶ声。
振り返ると担任がこっちに向かって走ってきた。
「うわっやっべ!」
:10/01/13 11:54
:PC
:☆☆☆
#21 [ゅぃ]
「こらー!!木下!!自転車止めろー!!!!」
担任が直哉に大声で怒鳴っている。
「せんせーい!今日だけ許して〜♪」
「許して〜!!」
:10/01/13 11:55
:PC
:☆☆☆
#22 [ゅぃ]
「お前ら!今日だけって、今までに何回もあるだろー!!!」
担任はその言葉を最後まで言うと、追いかけるのに疲れたのか、
もう追いかけてこなくなった。
「直哉〜あたし明日怒られるじゃん!」
「・・・お前。俺とお前は共犯だぞ」
:10/01/13 11:56
:PC
:☆☆☆
#23 [ゅぃ]
木下直哉 あたしの2コ上の先輩。
中学へ入ってから絡むようになった先輩の一人。
誰とでも気さくに喋る人。
最初は、お兄ちゃんができたみたいで嬉しかった。
:10/01/13 11:59
:PC
:☆☆☆
#24 [ゅぃ]
一緒の中学で、学年は違ったけど、
学校ですれ違う時はいっつもちょっかいを出してきたりしていた。
例えば、髪の毛をくしゃくしゃにされたり、
頭にデコピンされたり。
:10/01/13 12:01
:PC
:☆☆☆
#25 [ゅぃ]
そんな感じで最初は友達だったけど、
中2の終わりくらいから付き合い始めた。
直哉はその時もう高校生だったけど、
中学にはよく遊びにきていた。
:10/01/13 12:03
:PC
:☆☆☆
#26 [ゅぃ]
あたしと付き合う前、直哉には世菜さんっていう彼女がいた。
・・・でも、世菜さんが直哉じゃない人との子供を妊娠した。
直哉は、浮気されていた。
:10/01/13 12:06
:PC
:☆☆☆
#27 [ゅぃ]
その相手は、世菜さんの元彼だった。
世菜さんは元彼が忘れられないまま直哉と付き合っていた。
直哉と付き合っているのにも関わらず、
世菜さんは元彼との関係を切れずにいた。
:10/01/13 12:07
:PC
:☆☆☆
#28 [ゅぃ]
そんな中世菜さんの妊娠が発覚して、
直哉と世菜さんは別れた。
いつものように先輩やみんなと絡んで遊んでいた日。
その日は寒い冬だっていうのに、公園でたまっていた。
:10/01/13 12:09
:PC
:☆☆☆
#29 [我輩は匿名である]
:10/01/13 12:10
:F03B
:☆☆☆
#30 [ゅぃ]
みんなは、直哉と世菜さんの事を知っている。
でも、直哉が気を遣わないように、
その話には一切触れず、直哉に接していた。
あたしもそうしていた。
:10/01/13 12:10
:PC
:☆☆☆
#31 [ゅぃ]
「それでさぁ!担任がね!」
「あはは!何それ!」
「お前マジうけるんだけど!」
みんなわいわいと話している。
直哉が一人の先輩に耳打ちをして、どこかへ行ってしまった。
:10/01/13 12:12
:PC
:☆☆☆
#32 [ゅぃ]
「・・・ねぇ、直哉は?」
「あーなんか、飲みもん買いにいったぞ」
「そっか」
直哉はみんなに心配かけないようにか、
いつものように元気だった。
:10/01/13 12:14
:PC
:☆☆☆
#33 [ゅぃ]
でもあたしは、きっと直哉が無理してるんじゃないかと思った。
直哉が心配になって直哉にこっそり着いていった。
公園を出て少しのところに、自販機とベンチがある。
直哉はそこに座っていた。
:10/01/13 12:15
:PC
:☆☆☆
#34 [ゅぃ]
直哉に声をかけようと思った時。
「・・・・ッ・・・・・・ッ」
・・・・直哉は、泣いていた。
:10/01/13 12:16
:PC
:☆☆☆
#35 [ゅぃ]
直哉は声を押し殺し、背を丸めて泣いている。
あたしは、いつも元気で笑顔の直哉しか知らなかった。
だから、初めて直哉の泣いている所を見て、
どうしていいのか分からず、しばらく呆然としていた。
:10/01/13 12:18
:PC
:☆☆☆
#36 [ゅぃ]
・・・こういうとき、一人の方がいいのかな?
あたしはそう思い引き替えそうとした。
すると、近くにあった缶を蹴ってしまった。
カーン カランカラン・・・・
:10/01/13 12:19
:PC
:☆☆☆
#37 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
やばい、ばれた。絶対ばれた。
「誰?」
直哉が言った。
:10/01/13 12:20
:PC
:☆☆☆
#38 [ゅぃ]
あたしは覚悟を決めて、直哉の前に姿を見せた。
「・・・・ごめん」
「なんだ・・・心か」
あれ・・・直哉普通だ?
:10/01/13 12:21
:PC
:☆☆☆
#39 [ゅぃ]
「となり、座れよ」
「うん・・・・」
・・・・・・・・・
しばらくお互い何も喋らなかった。
:10/01/13 12:22
:PC
:☆☆☆
#40 [ゅぃ]
沈黙を破ったのは直哉だった。
「・・・俺かっこわりぃよな。泣いたりとかさ」
そう言い、鼻をズズーと吸った。
直哉は、はぁっとため息を吐いて
「俺、弱いな」そう言った。
:10/01/13 12:25
:PC
:☆☆☆
#41 [ゅぃ]
直哉の顔を見ると、目から涙が流れていた。
直哉・・・・・
・・・・あたしは、直哉を抱き締めていた。
:10/01/13 12:26
:PC
:☆☆☆
#42 [ゅぃ]
「・・ズッ・・・・・ッ」
直哉はまた声を押し殺して泣いている。
あたしの背中に腕を回し、うずくまるようにして泣いている。
「・・・直哉は、弱くなんかないよ」
:10/01/13 12:27
:PC
:☆☆☆
#43 [ゅぃ]
「・・・・さんきゅ」
直哉の返事は、今にも消え入りそうだった。
いつも笑っている直哉からは想像がつかない。
・・・あたしの目にも涙が溢れ出た。
:10/01/13 12:29
:PC
:☆☆☆
#44 [ゅぃ]
「・・ッ・・・っく・・・・ひッ・・・・」
直哉を思うと、涙が止まらない。
「・・・・・なに、お前が泣いてんだよ。」
「・・・だっ・・・て・・・・っく・・・直哉は・・っ・・・弱くなんっか・・・ない・・」
:10/01/13 12:31
:PC
:☆☆☆
#45 [ゅぃ]
あたしは直哉よりも泣いていた。
きっと直哉からしたら、泣きたいのはこっちだって思ったと思う。
あたしが背中をさすられる側になってしまった。
:10/01/13 13:30
:PC
:☆☆☆
#46 [ゅぃ]
あたしはしばらく直哉に背中をさすってもらっていた。
「お前、泣きすぎ(笑)」
そう言いあたしの顔を見て笑う直哉。
・・・・でも、その笑顔はどこか少し無理して笑っているようだった。
:10/01/13 13:36
:PC
:☆☆☆
#47 [ゅぃ]
「顔見ないでー」
「なにそんな泣いてんの。悲しいのは俺なのに、なんでお前の背中、
さすってんだろうな(笑)」
「・・・・ごめん」
:10/01/13 13:37
:PC
:☆☆☆
#48 [ゅぃ]
「いや、逆に助かったわ」
「え?」
「もう泣かないって決めてたからさ。
お前が俺の分まで泣いてくれて、助かった(笑)」
直哉はどこか吹っ切れたように、笑いながら言った。
:10/01/13 13:39
:PC
:☆☆☆
#49 [ゅぃ]
「ありがとな」
ポンとあたしの頭の上に手を置いてそう言った。
そして勢い良くベンチから立ち上がり、
「よっしゃ!帰るぞ!」と言った。
:10/01/13 13:40
:PC
:☆☆☆
#50 [ゅぃ]
「・・・直哉!」
「なに?」
「あたし、いつでも聞くからね!話!だから頼ってね!」
「・・・またお前が泣くんだろ(笑)」
:10/01/13 13:41
:PC
:☆☆☆
#51 [ゅぃ]
直哉のことが放っておけなかったから、あたしはそう口にしていた。
この頃からあたしは直哉に惹かれていたのか、
それとも、気付かない内・・・もっと前に惹かれていたのか。
・・・とにかく、放っておけなかった。
:10/01/13 13:45
:PC
:☆☆☆
#52 [ゅぃ]
今まで何人かの人と付き合ってきたけど、
中学生の恋なんて、長続きはしなかった。
自分の恋愛であんなに泣いたことはなかった。
:10/01/13 13:47
:PC
:☆☆☆
#53 [ゅぃ]
あの日以来、直哉は頻繁にあたしに連絡をするようになった。
あたしはその時、直哉の気持ちに気付いていなかった。
ある日、直哉に借りていたCDを返すために直哉の家へ呼ばれた。
:10/01/13 13:51
:PC
:☆☆☆
#54 [ゅぃ]
直哉に着いたとメールを送ると、部屋にこいってメールが帰ってきたから、
直哉の部屋へ上がっていった。
直哉の家は何回かきたことがあったから、直哉の部屋の場所とかは、ちゃんと覚えていた。
:10/01/13 13:52
:PC
:☆☆☆
#55 [ゅぃ]
「直哉〜きたよー」
「おー、さんきゅーな」
「ううん。今日はたまたま暇だったし。あ、これ新しいやつ?読んでいい?」
直哉の部屋はマンガがたくさんあった。
:10/01/13 13:53
:PC
:☆☆☆
#56 [ゅぃ]
なんとかっていうマンガの続きが気になっていた。
「おう。読め読め」
「はーい♪」
直哉は車やバイクの雑誌を読んでいた。
だから二人そろって個人プレイ(笑)
:10/01/13 13:55
:PC
:☆☆☆
#57 [ゅぃ]
・・・・・読み終わっちゃった。
あー、続き気になるなぁ・・・・
そう思っていると・・・・
ギュっ
:10/01/13 13:56
:PC
:☆☆☆
#58 [ゅぃ]
直哉がいきなり後ろから、あたしを抱き締めた。
「え・・・直哉?」
「・・・・・・」
どうしたんだろう。また何かあったのかな?
:10/01/13 13:57
:PC
:☆☆☆
#59 [ゅぃ]
「なお・・・・」
「心。・・・俺、お前の事好きかも」
え?
:10/01/13 13:57
:PC
:☆☆☆
#60 [ゅぃ]
「今まで妹みたいだと思ってた。でも、あの日・・・・
俺は弱くないって、そう言ってくれた」
直哉・・・・・
どうしてだろう。
直哉に抱き締められるのは全然嫌じゃない。
・・・・あたしも直哉が好きだから?
:10/01/13 14:00
:PC
:☆☆☆
#61 [ゅぃ]
「・・・・俺、お前に側にいてほしい」
「・・・直哉。あたしも好き。」
:10/01/13 14:02
:PC
:☆☆☆
#62 [ゅぃ]
こうして、あたしと直哉は付き合い始めた。
「心〜」
直哉は自転車のベルをチリンチリンと鳴らして、あたしを呼ぶ。
:10/01/13 14:03
:PC
:☆☆☆
#63 [ゅぃ]
「なにー?」
「アイス買って帰るか」
「うん♪」
あたしはすごく幸せだった。
:10/01/13 14:03
:PC
:☆☆☆
#64 [ゅぃ]
「・・・・・あっ待って!直哉!」
「待てない」
「だって!アイス溶けちゃう・・・」
「大丈夫だって」
:10/01/13 14:04
:PC
:☆☆☆
#65 [ゅぃ]
近くのコンビニでアイスを二つ買って、直哉の家へ帰った。
直哉の部屋に入るなり、直哉はあたしにキスをし、
ベッドへとあたしを押し倒した。
:10/01/13 14:05
:PC
:☆☆☆
#66 [ゅぃ]
「・・・最近ずっとヤってなかったから。我慢できない。」
直哉はそう言ってあたしの服を脱がす。
:10/01/13 14:06
:PC
:☆☆☆
#67 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
「・・っ!心・・・・・!」
「アッ・・・・ン・・・・なお・・・やっ・・・・」
あたしと直哉は体を重ねた。
:10/01/13 14:07
:PC
:☆☆☆
#68 [ゅぃ]
「心っ・・・・好きだ」
「んッ!・・・・・あたしもっ好き・・・!」
:10/01/13 14:10
:PC
:☆☆☆
#69 [ゅぃ]
行為が終わり、二人でベッドで横になっていた。
「なぁー、心。お前高校どうすんの?」
「直哉と一緒の高校がいい」
:10/01/13 14:11
:PC
:☆☆☆
#70 [ゅぃ]
「それは俺嬉しいけど、一年しか一緒に通えねぇな」
「そうだけどー。って中学もそうだったじゃん」
「ははっまぁ確かにな(笑)」
「直哉って、一応先輩だよね」
「なんだよ、一応って」
:10/01/13 14:12
:PC
:☆☆☆
#71 [ゅぃ]
・・・・そんな他愛のない毎日を送っていた。
あたしは、受験勉強も自分なりに頑張って、
直哉と同じ西高に合格できることができた。
もちろん亜美も同じ西高。
:10/01/13 14:15
:PC
:☆☆☆
#72 [ゅぃ]
高校に入学した一年は本当に楽しかった。
友達もたくさんできたし、直哉とも楽しく過ごしていた。
・・・・でも、幸せは長くは続かなかった。
:10/01/13 14:16
:PC
:☆☆☆
#73 [ゅぃ]
直哉は仲の良い先輩と同じ大学に行くために、
勉強を頑張っていた。
「直哉、昔勉強なんてしてたっけ?」
「うるせぇよ(笑)」
:10/01/13 14:18
:PC
:☆☆☆
#74 [ゅぃ]
直哉は頑張って勉強した甲斐があって、無事大学に合格した。
でも、その大学は地元から離れているため、
直哉は地元を離れて一人暮らしをすることになった。
:10/01/13 14:18
:PC
:☆☆☆
#75 [ゅぃ]
あたしは寂しかったけど、直哉の事を応援していたし、
誰より直哉が頑張っている事を知っていたから、わがままは言わなかった。
でも直哉に「お前寂しくねぇの?」って言われて
自分の中で寂しいのをずっと我慢していたから。
その気持ちが爆発して、思いっきり泣いた。
:10/01/13 14:20
:PC
:☆☆☆
#76 [ゅぃ]
直哉は、「お前寂しいって言わねぇから、こっちが寂しかったし」
って言っていた。
あたしはずっと直哉の胸で泣いていた。
直哉はずっと抱き締めて背中をさすってくれていた。
:10/01/13 14:21
:PC
:☆☆☆
#77 [ゅぃ]
「心。泣いてくれるのは嬉しいんだけど、そんな泣かれたら俺、行けねぇじゃんか。毎日帰ってくるよ?(笑)」
「・・・ひっく・・・・駄目だよ・・・っ・・・・ちゃんと勉強しなきゃ・・・・」
「はいはい。お前も会いにこいよな?」
:10/01/13 14:24
:PC
:☆☆☆
#78 [ゅぃ]
「・・・うっ・・・ん・・・・」
「心。そろそろ泣き止めよ。・・・・いーもんあげるから」
「・・・っ・・・なに・・・?」
:10/01/13 14:25
:PC
:☆☆☆
#79 [ゅぃ]
「右手かして」
そう言って直哉はあたしの右手を引っ張った。
そして、「左は空けとけよ」そう言って、薬指に指輪をはめた。
:10/01/13 14:27
:PC
:☆☆☆
#80 [ゅぃ]
シルバーのシンプルな指輪。
「こんなんでごめんな?大人になったら、でっかいダイヤの、買ってやるよ」
あたしはもう涙が止まらなくなった。
:10/01/13 14:28
:PC
:☆☆☆
#81 [ゅぃ]
「お前泣きすぎ(笑)」
「・・っだって・・・!・・・っありがとう・・・・」
「おう。ペアだからな」
そう言って直哉は右手の薬指をあたしに見せた。
:10/01/13 14:30
:PC
:☆☆☆
#82 [ゅぃ]
その指には、同じ指輪が光っていた。
・・・・そして直哉は、地元から出ていった。
:10/01/13 14:31
:PC
:☆☆☆
#83 [ゅぃ]
直哉がいなくなったけど、毎日連絡を取っていたし
亜美や他の友達と遊んで、毎日を過ごしていた。
・・・・でも、段々と直哉からの連絡は少なくなってきた。
:10/01/13 14:32
:PC
:☆☆☆
#84 [ゅぃ]
あたしはきっと、勉強や色んな事で忙しいんだろうと思い、
迷惑にならない程度に連絡をしていた。
やっぱり連絡が返ってくるのは少なかった。
:10/01/13 14:33
:PC
:☆☆☆
#85 [ゅぃ]
直哉が地元を離れて、何度かこっちに返ってきた。
でも、会ったのはそれっきりだった。
いきなり直哉の家へ行くのも迷惑だと思ったから
あたしは地元で大人しく連絡がくるのを待っていた。
:10/01/13 14:34
:PC
:☆☆☆
#86 [ゅぃ]
電話をかけてもかかることはなかった。
あたしは段々と心配になり初めてきた。
亜美や周りの友達はあたしを心配してくれていた。
:10/01/13 14:36
:PC
:☆☆☆
#87 [ゅぃ]
いくらなんでも連絡が全然こないから、
あたしは待っていられず、休日に直哉の家へと向かった。
一人で電車に乗り、知らない町へ行く。
いてもたってもいられなかった。
:10/01/13 14:38
:PC
:☆☆☆
#88 [ゅぃ]
前に直哉がメールで知らせてくれた住所へと向かった。
駅からしばらく歩いて着いたマンション。
その3階が直哉の部屋だった。
:10/01/13 14:39
:PC
:☆☆☆
#89 [ゅぃ]
あたしは深呼吸をして、インターホンを押した。
・・・・・・・
直哉は出てこない。いるのかな?
鍵開いてるかも。でも、いくら彼女でも見られたくないものとかあると思い、
しばらくドアの前で待っていた。
:10/01/13 14:41
:PC
:☆☆☆
#90 [ゅぃ]
でも目の前のドアが開くことはなかった。
電話をかけても一緒だろうと思い、帰ろうとした。
そのとき、直哉がこっちに向かって歩いてきた。
:10/01/13 14:42
:PC
:☆☆☆
#91 [ゅぃ]
「・・・・直哉・・・・直哉!!!!」
あたしはもう走り出さずにはいられなかった。
直哉は驚いた顔をしていた。
「・・・・心」
:10/01/13 14:42
:PC
:☆☆☆
#92 [ゅぃ]
「直哉!!!」
「心、なんでここにいんの?」
直哉はずっと驚いた顔をしている。
なんだか、痩せたみたいだった。
:10/01/13 14:43
:PC
:☆☆☆
#93 [ゅぃ]
「直哉、ずっと連絡してこないから・・・心配になって」
「・・・わりぃ。大学とバイトで、忙しくてさ」
「大丈夫?ちゃんとご飯食べてる?」
「おう。大丈夫」
:10/01/13 14:44
:PC
:☆☆☆
#94 [ゅぃ]
「・・・・よかった」
「・・・心」
「ん?」
「お前、もう帰れ」
:10/01/13 14:44
:PC
:☆☆☆
#95 [ゅぃ]
え・・・・
「な、なんで?せっかく来たんだし、何か作るよ?」
「わりぃ、今からバイトなんだ」
「そっか・・・・じゃあ仕方ないよね。バイト頑張って。じゃあ」
:10/01/13 14:46
:PC
:☆☆☆
#96 [ゅぃ]
「おう」
ねぇ直哉・・・・・それだけ?
久しぶりに会ったのに、キスもしないの?
ずっと会ってなかったんだよ?
あたし、寂しかったんだよ?
:10/01/13 14:47
:PC
:☆☆☆
#97 [ゅぃ]
冷たすぎるよ。
あたし・・・何かした?
あたしは駅まで走った。
電車がくると、すぐに飛び乗った。
:10/01/13 14:48
:PC
:☆☆☆
#98 [ゅぃ]
直哉・・・何かあったの?
次の日、あたしは学校を休んでしまった。
亜美には前日、会いに行ってくると言っていた。
だから放課後亜美が家に来てくれた。
:10/01/13 14:51
:PC
:☆☆☆
#99 [ゅぃ]
コンコン
「・・・亜美?」
ガチャ
「心。大丈夫?」
:10/01/13 14:52
:PC
:☆☆☆
#100 [ゅぃ]
亜美はそう言いながらあたしに段々と近づいてくる。
「・・・・亜美。亜美・・・・・!!」
気が付くとあたしは亜美に抱きついていた。
「心・・・大丈夫?」
:10/01/13 14:53
:PC
:☆☆☆
#101 [ゅぃ]
「・・・ひっく・・・・ッ・・・・・ぁみ・・・・」
亜美は黙ったままずっと抱き締めてくれていた。
そして昨日の出来事を全て話した。
涙で途切れ途切れだったけど、亜美はうんうんと聞いてくれた。
:10/01/13 14:54
:PC
:☆☆☆
#102 [ゅぃ]
>>29さん
ありがとうございます♪
今日の更新はここまでにしたいと思います!
:10/01/13 14:55
:PC
:☆☆☆
#103 [ゅぃ]
更新します!
:10/01/14 10:28
:PC
:☆☆☆
#104 [ゅぃ]
・・・・・・
しばらくして落ち着いたあたしに、
「無理しなくても、あたしがいるから何でも言ってよ」
亜美がそう言ってくれた。
あたしは鼻声でありがとうと言った。
:10/01/14 10:29
:PC
:☆☆☆
#105 [ゅぃ]
もう随分時間が経っていた。
ずっと亜美の胸で泣いていたみたいだった。
あたしは亜美に、「もう大丈夫、ありがとう」
って言ったけど、
「ほんとに大丈夫?一人が嫌なら、亜美一緒にいるからね」
って言ってくれた。
:10/01/14 10:30
:PC
:☆☆☆
#106 [ゅぃ]
でも明日も学校だから、帰ってもらうことになった。
亜美が帰ってから、あたしはご飯も食べる気もせず
ただただボーっと一人部屋にいた。
:10/01/14 10:31
:PC
:☆☆☆
#107 [ゅぃ]
もう何も考えたくない。
右手の薬指には、直哉からもらったリング。
・・・ずっと一緒だよね?直哉。
あたしはリングにキスをして眠りについた。
:10/01/14 10:32
:PC
:☆☆☆
#108 [ゅぃ]
次の日起きたら、目が腫れていた。
これじゃあ学校に行けないと思い、先生と亜美に遅刻すると
連絡を入れた。
階段を降りてリビングへ行くと、お母さんが心配していた。
:10/01/14 10:33
:PC
:☆☆☆
#109 [ゅぃ]
でも、「目、これで冷やしなさい」と、
冷たいタオルを渡してくれた。
あたしには、何も聞いてこなかった。
:10/01/14 10:34
:PC
:☆☆☆
#110 [ゅぃ]
しばらくして目の腫れが引いたから、
あたしは学校へ行った。
教室のドアを開けると授業中だった。
亜美はあたしがドアを開けるなり、あたしを見ていて、
あたしと目が合うと、にっこり笑ってくれた。
:10/01/14 10:35
:PC
:☆☆☆
#111 [ゅぃ]
席について、授業中もずっとボーっとしていた。
・・・・・・
そんな日がしばらく続いた。
直哉からの連絡は、一行にない。
:10/01/14 10:36
:PC
:☆☆☆
#112 [ゅぃ]
あたしは、もう直哉とは終わっちゃったのかな?
と思っていた。
・・・・・ある日。
:10/01/14 10:37
:PC
:☆☆☆
#113 [ゅぃ]
直哉から電話がかかってきた。
あたしは携帯画面を見るなり、携帯に飛びついた。
「もしもし直哉!?」
「・・・・・」
「・・・・直哉?」
:10/01/14 10:38
:PC
:☆☆☆
#114 [ゅぃ]
「なお・・・・」
「心。俺ら別れよう」
「・・・・・え?」
「ごめん、別れて。」
「な・・んで?直哉?」
:10/01/14 10:39
:PC
:☆☆☆
#115 [ゅぃ]
「それだけだから。じゃあ」
ピ ツーツーツー・・・・・
意味・・・・わかんない。
なんで?
・・・・・・あたし達終わっちゃったの?
:10/01/14 10:39
:PC
:☆☆☆
#116 [ゅぃ]
突然直哉から別れを告げられたあたしは、
もう全てが無くなったように感じた。
直哉・・・・直哉・・・・・
:10/01/14 10:40
:PC
:☆☆☆
#117 [ゅぃ]
「心。・・・俺、お前の事好きかも」
「・・・・俺、お前に側にいてほしい」
「アイス買って帰るか」
「心っ・・・・好きだ」
「お前寂しいって言わねぇから、こっちが寂しかったし」
:10/01/14 10:44
:PC
:☆☆☆
#118 [ゅぃ]
「こんなんでごめんな?大人になったら、でっかいダイヤの、買ってやるよ」
・・・・・・直哉。
今でも鮮明に覚えてる、直哉の言葉。直哉の声。
:10/01/14 10:45
:PC
:☆☆☆
#119 [ゅぃ]
全部が昨日の事のように感じる。
なのに、もう終わりなの?
好きだったのは、あたしだけ?
・・・・・ねぇ、直哉。
:10/01/14 10:46
:PC
:☆☆☆
#120 [ゅぃ]
次の日も学校を休んでしまった。
あたしは朝ご飯も昼ご飯も食べないで、ずっと泣いていた。
放課後、また亜美がきてくれた。
:10/01/14 10:47
:PC
:☆☆☆
#121 [ゅぃ]
またこの間のように、亜美の胸で泣いた。
出来事を、まるで認めたくないように話した。
・・・・別れを認めたくなかった。
:10/01/14 10:47
:PC
:☆☆☆
#122 [ゅぃ]
亜美は、「明日から連休だから、ゆっくりしな?またくるから」
って言ってくれた。
亜美が帰ってからも、ご飯を食べる気にもなれず、
ずっとベッドの上にいた。
:10/01/14 10:48
:PC
:☆☆☆
#123 [ゅぃ]
・・・もしかしたら悪い夢を見たのかもしれない。
あたしはもう現実逃避をしていた。
あたしは悪い夢を見たんだ。これは悪い夢だ。
そう思い、気付けば直哉に電話をかけていた。
:10/01/14 10:49
:PC
:☆☆☆
#124 [ゅぃ]
メールもたくさん送った。
コールは何回鳴っても切れる様子はない。
終了ボタンを押しては、何度も発信ボタンを押した。
・・・・・何度それを繰り返したんだろう。
:10/01/14 10:50
:PC
:☆☆☆
#125 [ゅぃ]
次の日、亜美が朝から来てくれた。
あたしは、心配をかけないように元気に振る舞った。
「亜美の前では、無理しなくていいんだよ?」
って言ってくれた亜美。
:10/01/14 10:51
:PC
:☆☆☆
#126 [ゅぃ]
でも、別れを認めたくないあたしは、
「大丈夫大丈夫」って何回も言っていた。
連休は亜美がずっと側にいてくれた。
:10/01/14 10:52
:PC
:☆☆☆
#127 [ゅぃ]
月曜日。
直哉に何度も連絡を入れたけど、返ってはこなかった。
学校には行かなきゃと思い、思い足取りで学校へ向かった。
:10/01/14 10:52
:PC
:☆☆☆
#128 [ゅぃ]
学校にいる時、直哉から連絡が返ってくるかもしれない。
と思い、ずっとずっと携帯を握っていた。
・・・・でも、連絡は返ってこなかった。
:10/01/14 10:54
:PC
:☆☆☆
#129 [ゅぃ]
放課後、隣のクラスの男子に呼ばれた。
クラスのみんなに、今からカラオケに行こう。
と誘われていたけど、「あとから行く」と言った。
:10/01/14 10:56
:PC
:☆☆☆
#130 [ゅぃ]
「話したいことがある。ついてきて」
と言われ、あたしはふらふらと付いて行った。
・・・・直哉の話かもしれない。
そんな期待を抱きながら。
:10/01/14 10:57
:PC
:☆☆☆
#131 [ゅぃ]
つれてこられたのは、人気の少ない公園。
きたこともない所だった。
「・・・・ねぇ、話ってなに?」
直哉の話?
:10/01/14 10:58
:PC
:☆☆☆
#132 [ゅぃ]
あたしがそう言うと、その男はあたしの腕を掴んできた。
!?
振り払おうとしても、力が強くて出来ない。
「ちょっ!やめて・・・・!!」
:10/01/14 10:59
:PC
:☆☆☆
#133 [ゅぃ]
男は何も言わず、あたしの腕を掴んだままだ。
ドスッ ・・・・・・
あたしの意識はそこで途絶えた。
:10/01/14 11:00
:PC
:☆☆☆
#134 [ゅぃ]
「・・・・・る?」
「・・・・い、・・しろよ」
・・・・・話し声が聞こえてくる。
煙草の臭い。嫌な臭いがたくさんする。
:10/01/14 11:01
:PC
:☆☆☆
#135 [ゅぃ]
あたしはハッと目を覚ました。
「あ、起きちゃったじゃん」
え・・・・・なに?この人達・・・・・
周りを見ると、知らない車に乗っていた。
:10/01/14 11:01
:PC
:☆☆☆
#136 [ゅぃ]
え・・・・あたし・・・・・・
車には運転席・助手席・後部座席・合わせて4人位男がいた。
・・・隣のクラスの男はいなかった。
あたしより年上の20代くらいの男達。
:10/01/14 11:03
:PC
:☆☆☆
#137 [ゅぃ]
にやにやとあたしを見てくる。
隣に座っていた男がいきなりあたしの手を握った。
「大丈夫、なんにも怖くないよ」
その男はニヤっと笑った。
:10/01/14 11:04
:PC
:☆☆☆
#138 [ゅぃ]
・・・・・背筋が一気に凍った。
あたしはもう声も出せない状態だった。
「よし、車止めたぞ」
:10/01/14 11:04
:PC
:☆☆☆
#139 [ゅぃ]
「・・・・始めようか?」
「つーか普通に可愛いんじゃん?」
そう言いながら両隣の男がいきなりあたしを押し倒した。
「・・・・・やッ!!!!」
:10/01/14 11:05
:PC
:☆☆☆
#140 [ゅぃ]
ビッビッ
何かの音がしたと思ったら、ガムテープを口に貼られた。
「静かにしててね」
男はそう言い、あたしの制服のネクタイを無理矢理外した。
:10/01/14 11:06
:PC
:☆☆☆
#141 [ゅぃ]
そしてブラウスのボタンをちぎられ、スカートを捲り上げられた。
・・・・・・レイプ。
あたしは、レイプに遭ったんだ。
・・・・・・・・
:10/01/14 11:07
:PC
:☆☆☆
#142 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
外は真っ暗。
吹いている風は、少し冷たい。
:10/01/14 11:08
:PC
:☆☆☆
#143 [ゅぃ]
乱れている格好。ズキズキと痛む身体。
・・・膝からは血が滲んでいる。
さっきの男達に車から無理矢理降ろされた時に、きっと擦りむいたんだ。
:10/01/14 11:09
:PC
:☆☆☆
#144 [ゅぃ]
・・・・・もう、死にたい。
ここ、どこ?直哉は?・・・・・直哉、助けて。
:10/01/14 11:10
:PC
:☆☆☆
#145 [ゅぃ]
〜♪
・・・・・携帯鳴ってる。
あたしは鞄から携帯を取り出した。
:10/01/14 11:10
:PC
:☆☆☆
#146 [ゅぃ]
着信は亜美。
ピ
「心!?」
「・・・・・亜美」
:10/01/14 11:11
:PC
:☆☆☆
#147 [ゅぃ]
「よかったぁ!もうこないから心配したよ!?」
「亜美・・・・・」
「どうしたの?・・・・心?」
「亜美・・・・助けて」
:10/01/14 11:11
:PC
:☆☆☆
#148 [ゅぃ]
「心?今どこにいるの!?」
「わかんない・・・・・」
「ちょっ心!近くに何かないの!?」
:10/01/14 11:12
:PC
:☆☆☆
#149 [ゅぃ]
あたしは亜美に、○●ビルがあると伝えると、
亜美は「すぐ行くから!動いちゃ駄目だよ!」と言って、
電話が切れた。
・・・・・・痛い。身体が痛い。・・・・心が痛い。
:10/01/14 11:13
:PC
:☆☆☆
#150 [ゅぃ]
・・・・・・どのくらい経ったんだろう?
「心!心!」
あたしの名前を呼ぶ声がする。
「・・・・亜美」
:10/01/14 11:14
:PC
:☆☆☆
#151 [ゅぃ]
「心!!!」
亜美はあたしを見つけるなり、あたしに駆け寄った。
そして、あたしの姿を見るなり、亜美の表情はみるみる内に変わった。
:10/01/14 11:15
:PC
:☆☆☆
#152 [ゅぃ]
「・・・・・心。ちょっと・・・・・」
「・・・・あはは」
「あははじゃないでしょ!こころ・・・・」
亜美はそう言ってあたしを抱き締めた。
:10/01/14 11:16
:PC
:☆☆☆
#153 [ゅぃ]
・・・・あたしは自然と涙が出た。
亜美も泣いていた。
しばらくして、
「心。家、帰ろう?」
:10/01/14 11:17
:PC
:☆☆☆
#154 [ゅぃ]
「・・・・・あたし、家、帰れないよ・・・・・」
「・・・亜美の家にきな?お母さんには、亜美から言ってあげるよ。だから大丈夫」
そう言い、亜美はあたしの肩を抱き、あたしを立たせた。
:10/01/14 11:19
:PC
:☆☆☆
#155 [ゅぃ]
そして、車が少し通っている道に出た。
亜美はタクシーを呼んだ。
あたしを後部座席に乗せて、ずっと肩を抱いていてくれた。
:10/01/14 11:20
:PC
:☆☆☆
#156 [ゅぃ]
亜美の家につき、亜美は着替えを出してくれた。
「お風呂入ってきな」
そう言われ、あたしはお風呂を借りた。
:10/01/14 11:21
:PC
:☆☆☆
#157 [ゅぃ]
服を脱ぎ終え鏡を見ると、晴れ上がった顔。
身体にはたくさんの痣。
首や腕にもたくさんついていた。
・・・・・・・キタナイ
:10/01/14 11:22
:PC
:☆☆☆
#158 [ゅぃ]
あたしはお風呂に入り、何度も何度も身体を洗った。
ゴシゴシとタオルを身体にあて、何度も擦る。
キタナイ、キタナイ、キタナイ。
:10/01/14 11:22
:PC
:☆☆☆
#159 [ゅぃ]
シャワーで泡を洗い流し、身体を見ると、真っ赤だった。
・・・・・・その後の事はあまり覚えていない。
亜美がタオルで顔を冷やしてくれた事。
亜美が隣で眠ってくれたこと。それ位しか頭にない。
:10/01/14 11:24
:PC
:☆☆☆
#160 [ゅぃ]
次の日、あたしは身体の痛みで目が覚めた。
・・・・やっぱり夢じゃなかった。
悪い夢だと思いたかった。・・・・直哉と別れたことも、夢じゃない。
全てが現実なんだ。
:10/01/14 11:26
:PC
:☆☆☆
#161 [ゅぃ]
あたしは全てを理解した。
しばらくぼーっとしていた。
すると亜美が起きてきた。
「・・・・眠れた?」
:10/01/14 11:27
:PC
:☆☆☆
#162 [ゅぃ]
「・・・・うん。亜美のおかげで眠れたよ」
「そっか。よかった」
「・・・・ありがとう」
「学校行けないよね・・・・」
「・・・・うん」
:10/01/14 11:28
:PC
:☆☆☆
#163 [ゅぃ]
「あたし大丈夫だから、亜美は行ってきてね?」
「でも・・・」
「大丈夫」
:10/01/14 11:28
:PC
:☆☆☆
#164 [ゅぃ]
亜美に迷惑かけらんないよ。
あたしのせいで学校休んでほしくない。
亜美はここにいてもいいよって言ってくれたけど
あたしは家に帰ると言った。
:10/01/14 11:29
:PC
:☆☆☆
#165 [ゅぃ]
お母さんビックリするだろうな。
そう思いながら家に帰った。
ガチャ
:10/01/14 11:30
:PC
:☆☆☆
#166 [ゅぃ]
家のドアど開けるとお姉ちゃんがいた。
「心!!!お母さん!心だよ!」
お姉ちゃんがそう言うなり、お母さんが玄関に来た。
:10/01/14 11:31
:PC
:☆☆☆
#167 [ゅぃ]
「・・・・心、おかえり。・・・・・!!!」
お姉ちゃんのときは少し下を向いていたから気付かれなかったけど、
お母さんとお姉ちゃんを見上げた時、
二人はあたしの顔が腫れ上がっている事に驚いていた。
:10/01/14 11:32
:PC
:☆☆☆
#168 [ゅぃ]
「・・・・・心・・」
あたしとお母さんとお姉ちゃんは、しばらく向かい会ったまま、
何も喋らなかった。
「・・・・お母さん」
:10/01/14 11:33
:PC
:☆☆☆
#169 [ゅぃ]
あたしの目からはじわじわと涙が溢れてきた。
そしてあたしは堪えきれなくなり、その場にうずくまった。
お母さんはすぐにあたしに駆け寄って、あたしの肩を抱き
リビングのソファへと座らせた。
:10/01/14 11:34
:PC
:☆☆☆
#170 [ゅぃ]
いったん終わります!
:10/01/14 11:35
:PC
:☆☆☆
#171 [ゅぃ]
あたしの目からは熱い涙がこぼれ落ちてくる。
お母さんは暖かいお茶を入れてくれた。
お母さんはあたしの目の前にきて、
「辛かったでしょう?・・・・今こんなこと聞かれるのは辛いと思うけど、
・・・・・・・誰にこんなことされたの?」
:10/01/14 16:00
:PC
:☆☆☆
#172 [ゅぃ]
「・・・っぅ・・しっらない・・・人たち」
そう言うとお母さんはあたしの手を握って
「病院に行こう」と言った。
:10/01/14 16:02
:PC
:☆☆☆
#173 [ゅぃ]
お姉ちゃんは
「あたしもついていくよ」と言ってくれた。
あたしはもうボロボロだった。
:10/01/14 16:03
:PC
:☆☆☆
#174 [ゅぃ]
しばらくお母さんに手を握られて泣いていた。
お母さんも泣いていた。
「・・・・・お腹空いたでしょ?何か作るね」
そう言ってお母さんは台所へ入っていった。
:10/01/14 16:05
:PC
:☆☆☆
#175 [ゅぃ]
お姉ちゃんはあたしの隣にずっと座っていてくれた。
何も聞かずに、ただ座っていてくれた。
お母さんがお粥を作ってくれて、それを食べた。
:10/01/14 16:06
:PC
:☆☆☆
#176 [ゅぃ]
「・・・・疲れたから、休んでるね」
そう言い自分の部屋へ向かった。
・・・・・何故か一人になりたくなった。
:10/01/14 16:07
:PC
:☆☆☆
#177 [ゅぃ]
机の上に置いてある写真入れ。
あたしは無意識にそれに手を伸ばした。
・・・・中には直哉の写真。
・・・・・直哉。会いたいよ。別れたくなんてなかったよ。
:10/01/14 16:09
:PC
:☆☆☆
#178 [ゅぃ]
あたしはペン立てからカッターナイフを取り出した。
・・・・・死にたい
頭にはそれだけ。
:10/01/14 16:10
:PC
:☆☆☆
#179 [ゅぃ]
左手首を切った。
何度も切った。
血が出てくるだけで、あたしは生きている。
:10/01/14 16:11
:PC
:☆☆☆
#180 [ゅぃ]
痛い。
でもこんな痛みあの時に比べれば・・・・
あたしはそう思い、何度も自分を傷付けた。
:10/01/14 16:11
:PC
:☆☆☆
#181 [ゅぃ]
ポタ・・・・・
あたしの目から出た涙が、傷に染みた。痛い・・・・
コンコン
:10/01/14 16:12
:PC
:☆☆☆
#182 [ゅぃ]
ドアを叩く音。誰?入ってこないで・・・・・
ガチャ
「・・・・心!!!」
:10/01/14 16:12
:PC
:☆☆☆
#183 [ゅぃ]
亜美だ。
「何してんの!?」
亜美はそう言い、あたしの持っていたカッターナイフを奪った。
:10/01/14 16:13
:PC
:☆☆☆
#184 [ゅぃ]
「自分の身体傷付けて!!!」
亜美は、泣いていた。
あたしを抱き締めて、そして・・・・・
:10/01/14 16:15
:PC
:☆☆☆
#185 [ゅぃ]
「亜美・・・・そんなに頼りない?なんでも言ってよ・・・・・
あたし、心いなくなっちゃ、寂しいじゃんか・・・・・」
そう言った。
「・・・・亜美だけじゃないよ。心のお母さんも家族もみんな、
悲しむに決まってるじゃん・・・・・・」
:10/01/14 16:15
:PC
:☆☆☆
#186 [ゅぃ]
「心・・・・?」
亜美が大声を出してビックリしたのか、お姉ちゃんがきた。
「えっ!心!?お母さん!!!!」
お姉ちゃんはあたしの姿を見るなりお母さんを呼んだ。
:10/01/14 16:16
:PC
:☆☆☆
#187 [ゅぃ]
「心何してんの!?」
「どうしたの朱里・・・・・心・・・・」
お母さんもビックリしていた。
:10/01/14 16:17
:PC
:☆☆☆
#188 [ゅぃ]
「・・・っく・・・・・ごめ・・んなさい・・・・・」
自分だけが辛い思いをしていると思った。
だから死にたいと思った。
・・・だけど、あたしを必要としている人はいるんだね。
:10/01/14 16:18
:PC
:☆☆☆
#189 [ゅぃ]
その後の事は、あたしは泣くだけで、
みんなが何を言っているのか、まるで耳に入らなかった。
お母さんが手首の手当をしてくれた。
:10/01/14 16:19
:PC
:☆☆☆
#190 [ゅぃ]
亜美は泊まると言ってくれたけど、
お母さんは迷惑かけれないと言って、亜美は帰って行った。
あたしは涙につまって、亜美にお礼を言った。
亜美はあたしの頭を撫でてくれて、「またくるね」そう言った。
:10/01/14 16:21
:PC
:☆☆☆
#191 [ゅぃ]
夜になり、お父さんが帰ってきた。
お母さんはお父さんに事情を説明したみたいで、
お父さんがあたしの部屋へ入ってきた。
:10/01/14 16:22
:PC
:☆☆☆
#192 [ゅぃ]
「心。入るぞ」
「・・・・・ぅん」
あたしはずっとベッドに座っていた。
お父さんは段々近づいて、お父さんもベッドに座った。
:10/01/14 16:24
:PC
:☆☆☆
#193 [ゅぃ]
「・・・・心。明日お父さんも病院ついていくからな」
「・・・・・うん・・・」
「・・・自分の身体は傷付けるな。神様からもらった大事な身体なんだぞ」
:10/01/14 16:26
:PC
:☆☆☆
#194 [ゅぃ]
「・・・う・・・ん」
お父さんはあたしの手を握って、
「お前は大丈夫だ」そう言った。
・・・・・あたしはまた涙が出た。
:10/01/14 16:27
:PC
:☆☆☆
#195 [くー]
:10/01/14 22:23
:SH906i
:☆☆☆
#196 [.]
>>195さん
アンカーありがとうございます!!!
少し更新します☆
:10/01/14 22:58
:PC
:☆☆☆
#197 [.]
その日の夜はご飯が食べられなかった。
お昼ご飯は食べれたのに。
きっと、時間が少し経って現実が心に染みたからだと思う。
:10/01/14 23:32
:PC
:☆☆☆
#198 [.]
お風呂に入って、また身体が赤くなるまでゴシゴシ洗った。
何回洗っても、汚い汚れが落ちない感覚。
顔の腫れはまだ残っている。
:10/01/14 23:33
:PC
:☆☆☆
#199 [.]
手首の傷にお湯が染みる。
あたしは後悔した。
どうして自分を自分で傷付けたんだろう?
・・・・この傷は、一生残るだね。
:10/01/14 23:34
:PC
:☆☆☆
#200 [ゅぃ]
すいません名前消えてました↓
ゅぃです><
:10/01/14 23:35
:PC
:☆☆☆
#201 [ゅぃ]
お風呂から上がってベッドの上にいた。
電気も付けずに、ただボーっとしているだけ。
コンコン
?
:10/01/14 23:36
:PC
:☆☆☆
#202 [ゅぃ]
「心、入るよ」
そう言い入ってきたのはお姉ちゃんだった。
「一緒に寝よ」
そう言いお姉ちゃんは、自分の枕をあたしに見せてきた。
:10/01/14 23:37
:PC
:☆☆☆
#203 [ゅぃ]
「・・・・ぅん」
その日はお姉ちゃんと眠った。
誰かと一緒に眠るなんて、小学生以来だった。
お姉ちゃんが側にいると思うと、安心できた。
:10/01/14 23:37
:PC
:☆☆☆
#204 [ゅぃ]
次の日家族と一緒に病院へ行った。
・・・・・・・
・・・・・幸いに、妊娠はしていなかった。
:10/01/14 23:38
:PC
:☆☆☆
#205 [ゅぃ]
あたしもお母さん達も凄くホっとした。
・・・ご飯は、まだなかなか喉を通らない。
体重、減ってるだろうな。
:10/01/14 23:39
:PC
:☆☆☆
#206 [ゅぃ]
その日は一人で眠った。
・・・・夢を見た。
あの時の光景が・・・・夢の中に出てくる。
知らない男達が、あたしの腕を掴んでいる。
:10/01/14 23:40
:PC
:☆☆☆
#207 [ゅぃ]
バッ
あたしは飛び起きた。
・・・・・夢・・・
:10/01/14 23:40
:PC
:☆☆☆
#208 [ゅぃ]
顔と身体は、汗まみれだった。
凄い恐怖が迫ってくる夢。
あのときの思いが、蘇ってくる・・・・・。
:10/01/14 23:41
:PC
:☆☆☆
#209 [ゅぃ]
その後何度も眠ろうとしたけど、眠れなかった。
またあの夢を見るんじゃないか・・・
あたしはずっと自分の身体を押さえていた。
・・・・助けて。
:10/01/14 23:42
:PC
:☆☆☆
#210 [ゅぃ]
そんな日が毎日続いた。
・・・・あたしは、学校も休み続けていた。
亜美から聞いた話によると、隣のクラスの男は、退学したと聞いた。
:10/01/14 23:43
:PC
:☆☆☆
#211 [ゅぃ]
理由は分からなかったけど、色々悪い事をしたと言っていた。
その男が学校を辞めたと聞いても
あたしは学校に行く気にはなれなかった。
:10/01/14 23:44
:PC
:☆☆☆
#212 [ゅぃ]
将来やりたい事・・・・
たくさんあったのに、もう叶わない夢かもしれない。
・・・・・あたしは弱い。
:10/01/14 23:45
:PC
:☆☆☆
#213 [ゅぃ]
ある日。
亜美があたしを襲った犯人達が誰か分かったと言った。
亜美の彼氏、一登が犯人を捜してくれていた。
:10/01/14 23:48
:PC
:☆☆☆
#214 [ゅぃ]
一登はあたしと亜美より1つ年上。
鳶職。
一登と亜美が付き合い始めた時から、一登を亜美から紹介されていた。
:10/01/14 23:50
:PC
:☆☆☆
#215 [ゅぃ]
車の種類。男達の特徴。
他にも手がかりになる事を亜美に話していた。
亜美は、一登が直接話したいと言っていると言って、
亜美と一登とあたしの3人で、会うことになった。
:10/01/14 23:52
:PC
:☆☆☆
#216 [ゅぃ]
「心。上がって。もう一登きてるよ」
「うん、お邪魔します」
亜美の家で話をする事になった。
:10/01/14 23:55
:PC
:☆☆☆
#217 [ゅぃ]
ガチャ
ドアを開けると、一登がいた。
「久しぶり」
一登があたしに言った。
:10/01/14 23:56
:PC
:☆☆☆
#218 [ゅぃ]
「久しぶりだね。・・・・ありがとう、見つかったんだね」
「あぁ、それで・・・・今から話す事は、心にはすごく辛い話だと思う」
・・・・・辛い話?
:10/01/14 23:57
:PC
:☆☆☆
#219 [ゅぃ]
「・・・・・・・」
「・・・心が聞きたくないなら、俺は言わないけど・・・・」
「大丈夫」
「心、・・・・大丈夫?」
:10/01/14 23:58
:PC
:☆☆☆
#220 [ゅぃ]
亜美があたしを気遣う。
「うん・・・・」
あたしがそう返事をすると、亜美が手を握ってくれた。
:10/01/14 23:58
:PC
:☆☆☆
#221 [ゅぃ]
そして一登はゆっくりと口を開いた。
「・・・・・最近、女の子が襲われる事件、何件か続いてるんだ・・・」
・・・・レイプ。
:10/01/15 10:34
:PC
:☆☆☆
#222 [ゅぃ]
「俺の知ってるヤツの彼女も、襲われてさ・・・・
心が教えてくれた手掛かりも、そいつに話したんだ。
そしたらそいつが犯人を割り出したんだ
車種も、男達の特徴も、一致した」
:10/01/15 10:36
:PC
:☆☆☆
#223 [ゅぃ]
・・・・・・
一登の話してくれた話はこうだった。
:10/01/15 10:36
:PC
:☆☆☆
#224 [ゅぃ]
隣のクラスの男・・・斉木は、最近付き合っていた彼女と別れた。
その彼女の事が相当好きだったみたい。
・・・ある日、ある女からあることを協力してくれたら、
彼女との仲を取り持つ。・・・そう言われた。
:10/01/15 10:38
:PC
:☆☆☆
#225 [ゅぃ]
・・・その女が、直哉の元カノの世菜さん。
世菜さんは、直哉と別れてからも直哉が好きだった。
つまり・・・世菜さんは、直哉も元彼のことも好きだった。
:10/01/15 10:40
:PC
:☆☆☆
#226 [ゅぃ]
直哉が地元から出て、大学へ行ってバイトも両立していたとき・・・
世菜さんは、直哉の前に姿を現した。
世菜さんの元彼は・・・薬物中毒。
世菜さんも、元彼の影響で、薬物を始めた。
:10/01/15 10:42
:PC
:☆☆☆
#227 [ゅぃ]
世菜さんは直哉のことが忘れられなくて、しつこく言い寄った。
初めは直哉も、「彼女がいるから」
と、世菜さんが話を持ちかける度に拒否していた。
でも・・・・・
:10/01/15 10:43
:PC
:☆☆☆
#228 [ゅぃ]
世菜さんは、妊娠していた子供は、直哉の子供だったかもしれない。
と、脅しをかけた。
その子供は直哉と別れてから、流産したと言っていた。
:10/01/15 10:44
:PC
:☆☆☆
#229 [ゅぃ]
もちろん直哉は、避妊はしっかりしていた。
・・・世菜さんの元彼との子供の可能性の方が、高い。
直哉は忙しい生活の中世菜さんに言い寄られ、凄く困っていた。
:10/01/15 10:45
:PC
:☆☆☆
#230 [ゅぃ]
ある日・・・世菜さんは直哉の跡を付けて、
直哉の家に上がり込んだ。
直哉は「出て行け」と言った。でも世菜さんは出て行かなかった。
:10/01/15 10:46
:PC
:☆☆☆
#231 [ゅぃ]
そして直哉にあるモノを渡した。
・・・・それが、薬物。
世菜さんは直哉に無理矢理薬物を投入した。
:10/01/15 10:47
:PC
:☆☆☆
#232 [ゅぃ]
・・・・・・・・
そのせいで、直哉は薬物中毒になってしまった。
世菜さんから、薬物をもらっている。
・・・薬物をもらう代わり、世菜さんとの関係を持つこと。
:10/01/15 10:48
:PC
:☆☆☆
#233 [ゅぃ]
・・・・こうして直哉は、狂っていった・・・。
そして、世菜さんは、斉木にあたしの事を誘い出すよう命令した。
:10/01/15 10:49
:PC
:☆☆☆
#234 [ゅぃ]
あたしを襲ったのは、世菜さんの友人。
最近その人たちは、薬物やレイプなど・・・悪い事をたくさんしているみたい。
:10/01/15 10:50
:PC
:☆☆☆
#235 [ゅぃ]
斉木も、そのせいでもあり、高校を辞めたと聞いた。
直哉は薬の力に負けた。
誘惑には勝てなかった・・・・。
:10/01/15 10:54
:PC
:☆☆☆
#236 [ゅぃ]
・・・・・・・
「・・・・心。もう直哉君には会わない方がいい」
「・・・・・・・」
:10/01/15 10:55
:PC
:☆☆☆
#237 [ゅぃ]
あたしは言葉が出なかった。
全て裏で糸を引いていたのは・・・・世菜さん。
直哉を犯罪者にして・・・・。
:10/01/15 10:56
:PC
:☆☆☆
#238 [ゅぃ]
・・・でもあたしは、もう直哉のことも信じられなくなった。
直哉なら・・・そんなモノには絶対手を出さないと思った。
ハマらないと思った。
あたしの事が大事だからって、最後まで言い張ってくれると思った。
:10/01/15 10:58
:PC
:☆☆☆
#239 [ゅぃ]
・・・でも、違ったんだね。
直哉にとってあたしは、ただなんの思い入れもない元カノ。
ただそれだけだったんだね・・・・。
:10/01/15 10:58
:PC
:☆☆☆
#240 [ゅぃ]
もう誰も信じられないよ。
「・・・・ひどいよ。心と直哉先輩の事、切り離したんでしょ!?
許せない!!!!」
亜美は怒っていた。
:10/01/15 11:00
:PC
:☆☆☆
#241 [ゅぃ]
「・・・亜美。もういいよ。直哉にとってあたしの存在は、
それだけだったんだよ」
「・・・心」
そうだよ。ただそれだけ。
:10/01/15 11:00
:PC
:☆☆☆
#242 [ゅぃ]
・・・・
直哉の嘘つき
:10/01/15 11:01
:PC
:☆☆☆
#243 [ゅぃ]
それからあたしは、家に引きこもるようになった。
そんなあたしを、亜美は「たまには外の空気吸おう?」
そう言って、あたしを外に連れ出した。
:10/01/15 11:02
:PC
:☆☆☆
#244 [ゅぃ]
・・・でも、あの時と似たような車を見たり、
似たような男を見かけると、あたしはあの時のことを思い出し、
恐怖が止まらなくなった。
:10/01/15 11:03
:PC
:☆☆☆
#245 [ゅぃ]
あとから聞いた話によると、その男達は薬物所持などで逮捕された・・・
と言っていた。
・・・直哉や世菜さんも、その内捕まるかもしれない・・・・と聞いた。
:10/01/15 11:04
:PC
:☆☆☆
#246 [ゅぃ]
・・・あたしの夢の中にも出てくる、あの恐怖。
あたしはご飯も食べられない日が続いて、数日間入院した。
精神安定剤・眠剤、薬がないと寝られない日も続いた。
:10/01/15 11:06
:PC
:☆☆☆
#247 [ゅぃ]
学校には相変わらず行かなかったため、単位を落とした。
このままじゃ駄目だと何回も思った。
:10/01/15 11:07
:PC
:☆☆☆
#248 [ゅぃ]
毎日この世界に脅えて生活している自分が・・・・
凄く惨めだった。
そんな生活がしばらく続いた。
:10/01/15 11:08
:PC
:☆☆☆
#249 [ゅぃ]
亜美は高校を無事卒業し、地元から離れると言っていた。
亜美はあたしを、このままじゃ良くない。
と、一緒に上京しよう。と誘ってくれた。
:10/01/15 11:11
:PC
:☆☆☆
#250 [ゅぃ]
あたしの親も、もう大人になるんだし、自立するのもいい。と、
あたしの背中を押してくれた。
・・・・・こうしてあたしと亜美は、一緒に上京した。
:10/01/15 11:12
:PC
:☆☆☆
#251 [ゅぃ]
・・・・・・
「心〜仕事何時から?」
「10時から。亜美は?」
:10/01/15 11:13
:PC
:☆☆☆
#252 [ゅぃ]
「亜美もそのくらい♪」
あたしは、上京してからショップ店員になった。
10代や20代の女の子が集まるお店。
あたしはあの出来事があってから、男性が苦手になっていた。
:10/01/15 11:14
:PC
:☆☆☆
#253 [ゅぃ]
だから、できるだけ男の人と関わる仕事はしたくない。
そう思っていたし、あたしは服とか靴が好きだったから、
この仕事をしたいと思って、この仕事を選んだ。
:10/01/15 11:15
:PC
:☆☆☆
#254 [ゅぃ]
亜美のおかげで一人で出歩く事や、一人で電車に乗ったり・・・
生活に最低限の事を、出来るまでにあたしは復活した。
たまにどうしても男の人と喋らなきゃいけない時もある。
・・・でもそれは、人生にとって当たり前のことだ。
と、自分で言い聞かせる。
:10/01/15 11:17
:PC
:☆☆☆
#255 [ゅぃ]
もう、薬に頼ってもいない。
考えが少し明るくなってから、悪い夢も見ないようになった。
だからなるべくプラス思考になろうと思った。
:10/01/15 11:19
:PC
:☆☆☆
#256 [ゅぃ]
・・・・・・
「〜〜っ寒い!!!」
「ちょー寒いね・・・・・凍え死ぬ・・・・・」
:10/01/15 11:20
:PC
:☆☆☆
#257 [ゅぃ]
季節は冬。
ここ最近毎日寒い。厚着しないと外を歩けない位。
「あっ!ねぇ心」
「ん?なにー?」
:10/01/15 11:21
:PC
:☆☆☆
#258 [ゅぃ]
「一登が今日うちこない?って!久しぶりに飲もうって♪」
「あっいいねぇ!あたし明日仕事ないし♪」
「じゃっ決まりだね!」
その日の夜、一登の家に行くことになった。
:10/01/15 11:22
:PC
:☆☆☆
#259 [ゅぃ]
いったん終わります!!
:10/01/15 11:23
:PC
:☆☆☆
#260 [*]
「いらっしゃいませー」
寒い冬にも、お客さんはたくさん来る。
あたしは、お客さんと喋るのが楽しかった。
:10/01/15 18:54
:PC
:☆☆☆
#261 [*]
・・・・・・
「・・ひっく・・・・ぅあぁ」
「・・・・亜美・・・・」
:10/01/15 18:55
:PC
:☆☆☆
#262 [*]
仕事が終わってから、買い出しをして亜美と一登の家へ行った。
ビール・酎ハイ・焼酎、色んなお酒を開けて、
3人でわいわいと話をしていた。
:10/01/15 18:56
:PC
:☆☆☆
#263 [*]
・・・・亜美は酔うと、わけの分からない事を喋る。
そのあと「・・・・・気持ち悪い」ってなって吐いたり・・・
急に元気になったり・・・・
亜美を見て、お酒の力はすごいと思った。
:10/01/15 18:57
:PC
:☆☆☆
#264 [ゅぃ]
すいませんまた消えてました↓
ゅぃです(汗)
:10/01/15 18:58
:PC
:☆☆☆
#265 [ゅぃ]
あたしはお酒を飲むと元気になる。
楽しい気持ちになる。
・・・でも同時に、身体が凄く寒くなる。
お酒を飲んで出る症状は、人それぞれらしい・・・
:10/01/15 19:00
:PC
:☆☆☆
#266 [ゅぃ]
「・・・・・吐きそう!!」
亜美はそう言って、トイレへ向かった。
「あぁあぁ・・・・まただよ。心水とって」
「冷蔵庫開けるよー」
:10/01/15 19:01
:PC
:☆☆☆
#267 [ゅぃ]
・・・・・ない。水がない。
「・・・一登、水ないよ・・・・」
「え!?マジ!?・・・・困ったな」
:10/01/15 19:02
:PC
:☆☆☆
#268 [ゅぃ]
「あたし、そこのコンビニで買ってくるよ」
「大丈夫か・・・?」
「大丈夫大丈夫、ここらへん車多いし、外灯もあるし」
:10/01/15 19:03
:PC
:☆☆☆
#269 [ゅぃ]
「俺が代わりに行くよ」
「いーのいーの!じゃ、行ってくるね〜」
・・・・実は生理になって、ナプキンあんまり持ってこなくて
心配だから買いに行きたかったんだよね・・・・。
:10/01/15 19:04
:PC
:☆☆☆
#270 [ゅぃ]
家を出て、足早にコンビニへと向かった。
すると・・・前から走ってきている男の人に、肩がぶつかって、
あたしは転倒した。
:10/01/15 19:06
:PC
:☆☆☆
#271 [ゅぃ]
「いった・・・・・」
「・・・・・・って」
痛い・・・尻もちついちゃった・・・・・。
:10/01/15 19:07
:PC
:☆☆☆
#272 [ゅぃ]
「・・・・ごめん大丈夫?」
あたしが地面に倒れ込んでいると、男の人があたしに手を差し伸べてきた。
あたしは差し出された手を握るわけもなく、
「大丈夫です。すいません」そう言って立ち上がった。
:10/01/15 19:08
:PC
:☆☆☆
#273 [ゅぃ]
・・・外灯の光が男の人を照らしている。
背が高くて、髪にメッシュが入った男の人・・・
顔を見ると、すごくかっこよかった。
:10/01/15 19:10
:PC
:☆☆☆
#274 [ゅぃ]
「俺前見てなくて・・・マジ大丈夫?」
「いえ、全然。・・・・・・あ」
男の人の口元を見ると、血が出ていた。
・・・転んだ時に!?
:10/01/15 19:12
:PC
:☆☆☆
#275 [ゅぃ]
「すいません!あたし・・・・怪我してる!!」
「・・・はぃ?」
あたしは急いでハンカチを取り出した。
:10/01/15 19:12
:PC
:☆☆☆
#276 [ゅぃ]
男の人は「は?」って顔をしている。
「口、血出てます!すいません転んだ時に・・・」
あたしはその人にハンカチを差し出した。
男の人はそのハンカチを受け取った。
:10/01/15 19:13
:PC
:☆☆☆
#277 [ゅぃ]
「あの、これ・・・・・」
「じゃあっすいません!あたし急いでるので・・・・」
あたしは足早にその場を立ち去った。
・・・あたし、何ハンカチ貸してるんだろう。
でもあたしのせいであの人、怪我してたしな・・・・
:10/01/15 19:14
:PC
:☆☆☆
#278 [ゅぃ]
あたしはコンビニで素早く水を買って、
走るように一登の家へと向かった。
ガチャ
:10/01/15 19:15
:PC
:☆☆☆
#279 [ゅぃ]
ドアを開けると・・・・・
「あ」
「え」
さっきの男の人がいた。
:10/01/15 19:16
:PC
:☆☆☆
#280 [ゅぃ]
「さっきの」
「さっきの」
声がハモった。
「え?なに、知り合い?」
一登が口を挟んだ。
:10/01/15 19:16
:PC
:☆☆☆
#281 [ゅぃ]
「おー、さっきたまたまぶつかってさ・・・・」
「マジ?偶然だな」
「あ、さっきは、すいませんでした」
あたしはペコッと頭を下げた。
:10/01/15 19:17
:PC
:☆☆☆
#282 [ゅぃ]
「や、こちらこそ」
男の人も頭を下げ返した。
「はい、お水買ってきたよ」
「おーわりぃな、さんきゅ」
:10/01/15 19:18
:PC
:☆☆☆
#283 [ゅぃ]
「翔輝、上がれよ」
「おー」
・・・・翔輝って言うんだ、この人・・・
:10/01/15 19:19
:PC
:☆☆☆
#284 [ゅぃ]
「ほら、亜美水だぞ」
「・・・・ぅ〜ん・・・・・ぅぅ」
亜美・・・潰れてる(笑)
:10/01/15 19:20
:PC
:☆☆☆
#285 [ゅぃ]
「あ、心。コイツ翔輝。同じ鳶職」
「あ、どうも」
「こんちは」
翔輝という男は、ニコっと笑った。
:10/01/15 19:21
:PC
:☆☆☆
#286 [ゅぃ]
「で、翔輝。こっちが心。亜美の連れ」
「心・・・ちゃんね。さっきはマジごめんね」
「や・・・こちらこそです」
:10/01/15 19:22
:PC
:☆☆☆
#287 [ゅぃ]
「あ、翔輝お前また喧嘩したのか?」
「あ?おー・・・まぁ余裕で勝ったけどな」
・・・喧嘩?
え?なんで一登そんなことわかるの?
:10/01/15 19:23
:PC
:☆☆☆
#288 [ゅぃ]
〜♪
・・・あ、電話。
誰だろう、こんな時間に。
:10/01/15 19:24
:PC
:☆☆☆
#289 [ゅぃ]
画面を見るとお店からだった。
?
「はい、もしもし?」
「あ、心ちゃん?明日急に瑞紀ちゃんこれなくなって・・・
代わりに入れない・・・よね?」
:10/01/15 19:25
:PC
:☆☆☆
#290 [ゅぃ]
・・・ここは行くべきだよね。
「大丈夫ですよ」
「ほんとに!?ごめんね!じゃあ!明日はお昼からで!」
「はい」
:10/01/15 19:26
:PC
:☆☆☆
#291 [ゅぃ]
ピ・・・・
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」
「マジ?」
「亜美には言っといてっ!」
「おー、気ぃつけてなぁ」
:10/01/15 19:27
:PC
:☆☆☆
#292 [ゅぃ]
「・・・俺もそろそろ帰るわ」
「来たばっかじゃん、お前」
「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」
「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」
:10/01/15 19:27
:PC
:☆☆☆
#293 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」
「おー、明日頑張れよ、現場」
「おーまたな」
・・・・・ん?受け取った?・・・なんか袋持ってる・・・。
:10/01/15 19:28
:PC
:☆☆☆
#294 [ゅぃ]
あたしは横目にそれを見ながら、
足早に一登の部屋を出た。
外灯が照らす道を、携帯を握りしめながら小走りで歩く。
:10/01/18 10:17
:PC
:☆☆☆
#295 [ゅぃ]
誰かあたしの周りにいないか、たまに辺りを見回す。
・・・・さっきからあたしの後ろから足音がする。
誰・・・・・?
あたしは不自然に思われないように後ろに振り向いた。
:10/01/18 10:18
:PC
:☆☆☆
#296 [ゅぃ]
・・・・・・
え。さっきの。
「あ」
え、どうゆうこと?
:10/01/18 10:18
:PC
:☆☆☆
#297 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」
・・・・・はぃ?
「・・・・あの」
「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」
:10/01/18 10:20
:PC
:☆☆☆
#298 [ゅぃ]
・・・・・車。
だめ。だめ。絶対だめ。
知らない人の言うことなんか信用しちゃだめだ。
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
:10/01/18 10:21
:PC
:☆☆☆
#299 [ゅぃ]
「や、マジ危ないし、送ってくって」
そう言って翔輝という男はあたしの腕を引っ張った。
「・・・・・やッ!!!!」
・・・・あの時が、・・・蘇ってくる。
:10/01/18 10:24
:PC
:☆☆☆
#300 [ゅぃ]
翔輝は驚いたのか、あたしの腕から手を離した。
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」
翔輝は謝ってきた。
:10/01/18 10:26
:PC
:☆☆☆
#301 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」
あたしも謝ると、そこから沈黙が続いた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
:10/01/18 10:26
:PC
:☆☆☆
#302 [ゅぃ]
そして、
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」
「・・・・え」
「ずっとそわそわしてたからさ」
:10/01/18 10:27
:PC
:☆☆☆
#303 [ゅぃ]
「・・・うん」
・・・・この人、分かったんだ。
「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」
:10/01/18 10:28
:PC
:☆☆☆
#304 [ゅぃ]
・・・・・変質者!?
あたしは翔輝の目を見て、この人は嘘はついていない
そう思った。
:10/01/18 10:30
:PC
:☆☆☆
#305 [ゅぃ]
あたしが黙りこんでいると、
「行くぞ?」
そう言って翔輝はあたしの肩をポンっと叩き、駐車場へ入っていった。
・・・・・あたしは、変質者には会いたくないから、車で送ってもらうことにした。
:10/01/18 10:33
:PC
:☆☆☆
#306 [ゅぃ]
「助手席、座って」
翔輝は指で助手席を指して、あたしに言った。
「あ、うん」
あたしは言われた通り助手席に座った。
:10/01/18 10:35
:PC
:☆☆☆
#307 [ゅぃ]
「・・・ごめんね、煙草臭くて」
「やっ全然!」
「あ、あとさー」
「?」
:10/01/18 10:35
:PC
:☆☆☆
#308 [ゅぃ]
「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」
翔輝は口の傷をあたしに見せて言った。
「あ・・・・・」
:10/01/18 10:36
:PC
:☆☆☆
#309 [ゅぃ]
・・・確かに。
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」
え・・・いきなり呼び捨て?
:10/01/18 10:38
:PC
:☆☆☆
#310 [ゅぃ]
「あ、そうみたいです・・・・」
「・・・・あのさ、敬語いーからね」
「えっ・・・うん」
「あと、俺のこと、翔輝でいーから。
ってか俺さっき、すでに呼び捨てで呼んだよな」
:10/01/18 10:40
:PC
:☆☆☆
#311 [ゅぃ]
「わかった」
「・・・心ってさ、天然?」
「・・・・たまに言われる」
「やっぱり」
:10/01/18 10:40
:PC
:☆☆☆
#312 [ゅぃ]
翔輝とあたしはお互いを名前で呼び合うようになった。
・・・もう、会うこともないかもしれない人だけど。
翔輝は聞きたい事をあたしに聞いて満足したのか、
あたしがつまらない女だから、もう喋らなくなったのか・・・
車が走っている間会話は特になかった。
:10/01/19 17:14
:PC
:☆☆☆
#313 [ゅぃ]
「家どこ?」
「次どっち?」
って翔輝が聞く質問に「右」「左」そう答えるだけだった。
:10/01/19 17:15
:PC
:☆☆☆
#314 [ゅぃ]
俺なんもしねぇから
そう言った翔輝。
本当に何もしなかった。
っていうか、あたしが男の人に敏感になりすぎてるだけなんだよね。
:10/01/19 17:16
:PC
:☆☆☆
#315 [ゅぃ]
「なぁ」
「・・・なに?」
「心ってさ、一人暮らし?怖くない夜とか?
「や、亜美と一緒に暮らしてるから・・・って今日は一人だけど・・・」
:10/01/19 17:17
:PC
:☆☆☆
#316 [ゅぃ]
っ!あたし何言ってんの!
今日会ったばっかりの人に!
・・・もしかしたら襲われるかもしれないじゃん!!!
・・・言った事に後悔。(泣)
:10/01/19 17:18
:PC
:☆☆☆
#317 [ゅぃ]
「心のことだったんだ」
「へ?」
「はは、なにその声」
何が?って思って変な声が出て、翔輝がそれに対して笑った。
:10/01/19 17:19
:PC
:☆☆☆
#318 [ゅぃ]
「一登と亜美といたときにさぁ、亜美が言ってたんだ。
連れと二人暮らしだって」
「あ、そういうことか」
「うん」
:10/01/19 17:20
:PC
:☆☆☆
#319 [ゅぃ]
「心だったんだな」
「うん・・」
それから翔輝はちゃんと家まで送ってくれた。
本当は夜道を一人で歩くのは怖いから、本当に助かった。
:10/01/19 17:23
:PC
:☆☆☆
#320 [ゅぃ]
「送ってくれてありがとう」
「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」
「・・・うん」
またな、か。
:10/01/19 17:25
:PC
:☆☆☆
#321 [ゅぃ]
・・・・・・
「心、またな。・・・・・愛してる」
直哉・・・・・
:10/01/19 17:26
:PC
:☆☆☆
#322 [ゅぃ]
・・・直哉があたしに言った言葉。
どうして直哉の事なんか思い出すんだろう。
今更。・・・直哉はあたしを裏切ったのに。
・・・思い出すのは、もうやめよう。
:10/01/19 17:27
:PC
:☆☆☆
#323 [ゅぃ]
その日、あたしは涙を流して眠った。
ピッピッピッ
・・・・ぅるさいなぁ・・・。
:10/01/19 17:28
:PC
:☆☆☆
#324 [ゅぃ]
ピッ
あたしは携帯のアラームを荒々しく止めた。
・・・・・起きなきゃ。
:10/01/19 17:29
:PC
:☆☆☆
#325 [ゅぃ]
ガチャ
ドアをあけると、亜美がソファで眠っていた。
「え・・・亜美?」
「・・・・・こころ〜?」
:10/01/19 17:29
:PC
:☆☆☆
#326 [ゅぃ]
「えっいつ帰ってきたの?」
「ん〜・・・ちょっと前に・・・一登に送ってもらった・・・ふあぁぁ」
「そうだったんだ。ほら、ベッドで寝ないと風邪引くよ〜」
:10/01/19 17:30
:PC
:☆☆☆
#327 [ゅぃ]
「え、なに心、仕事?」
「うん。昨日電話で、今日入ってくれって言われて・・・」
「そっかぁ・・・頑張ってね」
「うん、じゃー、シャワー浴びてくる!」
:10/01/19 17:31
:PC
:☆☆☆
#328 [ゅぃ]
あたしはシャワーを軽く浴びて、
髪の毛をセットして、メイクをして、家を出た。
・・・昨日泣いたから、目が少し腫れていた。
誤魔化せる程度でよかった・・・。
:10/01/19 17:34
:PC
:☆☆☆
#329 [ゅぃ]
その日は夕方まで仕事をして、真っ直ぐ家に帰った。
・・・・そんな日が続いて、翔輝に会ってから一週間が経っていた。
:10/01/19 17:36
:PC
:☆☆☆
#330 [ゅぃ]
日曜日。
今日はたまたま仕事が休みだった。
「ねぇー心」
「なに〜?」
:10/01/19 17:37
:PC
:☆☆☆
#331 [ゅぃ]
「一登と、翔輝いたでしょー?今日ご飯食べに行かない?って♪」
「ご飯?うん、いいよー」
「りょうかーい♪」
なんで翔輝もくるんだろう・・・・。
:10/01/19 17:38
:PC
:☆☆☆
#332 [ゅぃ]
「亜美」
「ん?」
「なんで・・翔輝・・・も、くるの?」
「あ、ごめん嫌だった?心が嫌なら断れるよ?」
:10/01/19 18:00
:PC
:☆☆☆
#333 [ゅぃ]
「やっそうじゃないんだけど・・・、なんで翔輝なのかなぁ?と思って・・・」
「亜美もなんで翔輝なのか分かんないんだけど・・・・
単に一登と翔輝、仲良いし」
「そっか・・・・」
:10/01/19 18:01
:PC
:☆☆☆
#334 [ゅぃ]
「心。大丈夫だよ。翔輝は」
「え?」
「翔輝は良い人だよ。亜美もずっと前から知ってるし♪
だから、翔輝は大丈夫っ」
「うん。あたしも、そう思う」
:10/01/19 18:02
:PC
:☆☆☆
#335 [ゅぃ]
「あ、この間、送ってもらったって言ってたもんね?
てかごめんね。亜美、飲み過ぎちゃって・・・・・(泣)」
「亜美のせいじゃないって!仕事だっていきなり入ったんだし!」
:10/01/19 18:05
:PC
:☆☆☆
#336 [ゅぃ]
亜美と話していたら、結構時間が経っていて、
あたしと亜美は急いで用意をして、待ち合わせの居酒屋へ行った。
今日は飲むぞ〜♪
:10/01/19 18:07
:PC
:☆☆☆
#337 [ゅぃ]
居酒屋へ入ると一登と翔輝はもうきていた。
「やっほー♪」
「おー昨日ぶり〜(笑)」
:10/01/19 18:08
:PC
:☆☆☆
#338 [ゅぃ]
翔輝と目が合って、翔輝はあたしに笑った。
あたしも笑い返した。
席は、円になっていて、翔輝、あたし、亜美、一登、っていう順番だった。
:10/01/19 18:10
:PC
:☆☆☆
#339 [ゅぃ]
「何飲む?」
「俺、とりあえずビールな」
「俺も〜亜美と心は?」
「亜美、酎ハイピーチ♪」
「んーあたしはカシスオレンジ」
:10/01/19 18:12
:PC
:☆☆☆
#340 [ゅぃ]
30分後・・・・・
「・・・・さむい」
「心、大丈夫?」
「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」
:10/01/19 18:14
:PC
:☆☆☆
#341 [ゅぃ]
「大丈夫・・・・」
「あー、これ使えよ」
そう言って翔輝は上着をあたしに渡してきた。
「え・・・でも」
「いーから、使え」
:10/01/19 18:15
:PC
:☆☆☆
#342 [ゅぃ]
「も〜、心は飲む時、毛布持ってこなくちゃね!」
「あははは。あたしの身体おかしいよ〜」
「やぁ、でも結構いるんじゃん?飲むと寒くなるやつって」
「人それぞれだもんな。酒飲んで出る症状って」
:10/01/19 18:16
:PC
:☆☆☆
#343 [ゅぃ]
・・・確かに。
「まぁ翔輝は酒飲んでも飲んでなくても、変わんねぇよな!」
「あっ言えてる!」
「そーか?」
:10/01/19 18:17
:PC
:☆☆☆
#344 [ゅぃ]
「だって、結構飲んでるもんね・・・・」
翔輝・・・今何杯目?
「でも、俺酒飲むと暑くなるわ」
「心と反対じゃん♪(笑)」
:10/01/19 18:18
:PC
:☆☆☆
#345 [ゅぃ]
それからあたしは、翔輝に借りた上着を着て、残りの時間を過ごした。
翔輝から上着を受け取った時、煙草と香水の混じった臭いがした。
・・・なんか、翔輝の煙草のにおいは嫌いじゃない。
:10/01/20 14:31
:PC
:☆☆☆
#346 [ゅぃ]
「・・・心、大丈夫か?」
「え?」
翔輝がいきなりあたしに話しかけた。
:10/01/20 14:31
:PC
:☆☆☆
#347 [ゅぃ]
「・・・なにが?」
「や、・・・・寒いの?」
「うん・・・。上着・・・貸してくれたから、あったかいよ」
正直、翔輝とまた会って、こうして話すとか思ってもなかった。
:10/01/20 14:33
:PC
:☆☆☆
#348 [ゅぃ]
今までのあたしなら、こんなことはなかった。
男の人と話して、こうして一緒に飲んだりして。
・・・でも、まだ人を信じることはできない。
:10/01/20 14:33
:PC
:☆☆☆
#349 [ゅぃ]
「そっか」
翔輝はフっと笑って言った。
結局その日は、10時くらいまで飲んでいた。
:10/01/20 14:34
:PC
:☆☆☆
#350 [ゅぃ]
「タクシーで帰るかぁ」
「おう」
「てか寒い〜!!あ!心っ翔輝の上着!」
:10/01/20 14:36
:PC
:☆☆☆
#351 [ゅぃ]
「や、いいよ亜美。俺、暑いし(笑)」
あたしは飲み過ぎていて、みんなの声が遠くから聞こえる感覚だった。
・・・・・やばい、ほんとに飲み過ぎた・・・・。
「・・・・ぁりがとう」
:10/01/20 14:37
:PC
:☆☆☆
#352 [ゅぃ]
翔輝に聞こえたか分からなかったけど、
あたしは聞こえるか聞こえないかの声でお礼を言った。
「おう」
あ・・・聞こえたんだ。
:10/01/20 14:38
:PC
:☆☆☆
#353 [ゅぃ]
それからあたしと亜美は、タクシーで家に帰った。
・・・・家について、あたしはそのままベッドで眠っていた。
:10/01/20 14:39
:PC
:☆☆☆
#354 [ゅぃ]
「・・・・ん〜」
・・・あ、そういや昨日飲んだんだっけ・・・・。
今日は仕事も休みだし、掃除でもしよっかなぁ。
・・・あ。
:10/01/20 14:40
:PC
:☆☆☆
#355 [ゅぃ]
・・・この上着、翔輝のだよ・・・ね?
あ。昨日借りたんだっけ!
返すの忘れてた・・・ってか暑いからって貸してくれたんだっけ・・・。
返さなきゃ。
:10/01/20 14:42
:PC
:☆☆☆
#356 [ゅぃ]
「・・・亜美」
「あ、心〜おはよー」
「おはよう」
「どうしたの?」
:10/01/20 14:43
:PC
:☆☆☆
#357 [ゅぃ]
「あのさ・・・翔輝に、これ返さないと・・・」
「あ、昨日借りたやつ?」
「うん」
「亜美、翔輝の家知ってるから、一緒にいこっか?」
:10/01/20 14:44
:PC
:☆☆☆
#358 [ゅぃ]
「え、いいの?」
「亜美も今日は仕事休みだしさ♪」
「ありがとー亜美♪」
そのあとあたしはお風呂に入って、出かける用意をして
亜美と一緒に翔輝の家へ向かった。
:10/01/20 14:44
:PC
:☆☆☆
#359 [ゅぃ]
翔輝の家は、あたしの家と反対方向だった。
・・・なのに、この間送ってくれた。
亜美と電車に乗って、翔輝の家へと行った。
:10/01/20 14:45
:PC
:☆☆☆
#360 [ゅぃ]
〜翔輝side〜
:10/01/20 14:49
:PC
:☆☆☆
#361 [ゅぃ]
矢吹翔輝 (21)
どこにでもいるただの21歳。
俺には、両親も兄弟もいて、今まで何不自由なく生きてきた。
友達にも恵まれて、彼女も人並みにいた。
:10/01/20 14:57
:PC
:☆☆☆
#362 [ゅぃ]
それなりに遊んだ時期もあった。
・・・そんな俺が、初めて永遠だと思った恋。信じた恋。
初めて、こいつだけを一生幸せにしていきたい。
そう思った女。
:10/01/20 15:00
:PC
:☆☆☆
#363 [ゅぃ]
そいつに初めて会ったのは、寒い冬の夜のことだった。
・・・あいつは何かを背負って生きている。
俺はそう感じた。
:10/01/20 15:02
:PC
:☆☆☆
#364 [ゅぃ]
・・・・・ある日、仕事仲間の一登から、
「お前、服届いたから、取りに来いよ」
と、俺に電話があった。
:10/01/21 15:10
:PC
:☆☆☆
#365 [ゅぃ]
だから、その日の夜、一登の家に仕事の服を取りに行こうと思った。
近くの駐車場へ車をとめて、歩いて一登の部屋へ向かっていた。
・・・俺は、空を見上げるのが好きだった。
昔からの癖。
:10/01/21 15:12
:PC
:☆☆☆
#366 [ゅぃ]
・・・今日星やべぇ。
そんなことを思いながら、あんまり前を見ないで歩いていた。
すると、前を歩いている女とぶつかった。
:10/01/21 15:14
:PC
:☆☆☆
#367 [ゅぃ]
「いった・・・・・」
「・・・・・・って」
俺は女とぶつかった衝撃で、倒れて尻もちをついた。
ぃてぇ。
:10/01/21 15:15
:PC
:☆☆☆
#368 [ゅぃ]
ぶつかった女は尻もちをついて、ずっとうつむいている。
「・・・・ごめん大丈夫?」
俺はそう言い、女に手を差し伸べた。
:10/01/21 15:18
:PC
:☆☆☆
#369 [ゅぃ]
女は俺の手を握ろうとせず、
「大丈夫です。すいません」
と、そっけなく答えた。
女は立ち上がった。
・・・・・そのとき、俺はこの女に見惚れたんだ。
:10/01/21 15:19
:PC
:☆☆☆
#370 [ゅぃ]
外灯で照らされた顔。
長い前髪を横に流していて、二重で大きめの瞳。
鼻はスっとしていて、すごく整っている。唇は無駄なく厚い。
・・・・・茶髪の女。
:10/01/21 15:23
:PC
:☆☆☆
#371 [ゅぃ]
大人っぽい化粧が印象的だった。
俺はすぐに我に返って、
「俺前見てなくて・・・マジ大丈夫?」そう言った。
:10/01/21 15:24
:PC
:☆☆☆
#372 [ゅぃ]
「いえ、全然。・・・・・・あ」
女は返事をするなり、俺の口を見て驚いた顔をした。
・・・・・?
:10/01/21 15:25
:PC
:☆☆☆
#373 [ゅぃ]
「すいません!あたし・・・・怪我してる!!」
「・・・はぃ?」
女はいきなり俺にハンカチを差し出してきた。
・・・・は?はんかち?
:10/01/21 15:26
:PC
:☆☆☆
#374 [ゅぃ]
「口、血出てます!すいません転んだ時に・・・」
「あの、これ・・・・・」
「じゃあっすいません!あたし急いでるので・・・・」
そう言ってその女は足早に去って行った。
:10/01/22 13:22
:PC
:☆☆☆
#375 [ゅぃ]
俺はしばらくハンカチを持ったまま、呆然としていた。
・・・・、なんか、なんだ?今の・・・。
やべぇ、マジ・・・なんか・・・はは。俺なんだよ。
:10/01/22 13:23
:PC
:☆☆☆
#376 [ゅぃ]
俺はそのハンカチをポケットの中に突っ込んだ。
そしてゆっくり歩いて、一登の家へと向かった。
・・・・一登の家について玄関で話していると・・・
ガチャ
:10/01/22 13:31
:PC
:☆☆☆
#377 [ゅぃ]
いきなりドアが開いた。
俺が振り向くと・・・そこには・・・・
「あ」
「え」
さっきの女がいた。
:10/01/22 13:32
:PC
:☆☆☆
#378 [ゅぃ]
・・・・、え、なんだ?・・・。
やべぇ、マジ・・・なんか・・・はは。
俺どうしちゃったんだよ。
:10/01/22 13:34
:PC
:☆☆☆
#379 [ゅぃ]
「あ、さっきの・・・・」
「あ、あぁ・・・・すいませんでした!」
口ごもりながらも謝った。
どもるなんて俺らしくない。
どうしちゃったんだ?
:10/01/22 13:59
:PC
:☆☆☆
#380 [ゅぃ]
※378と379は、私が書いたものではありません;;
:10/01/22 16:23
:PC
:☆☆☆
#381 [ゅぃ]
「え?なに、知り合い?」
一登が言った。
「おー、さっきたまたまぶつかってさ・・・・」
「マジ?偶然だな」
:10/01/22 16:24
:PC
:☆☆☆
#382 [ゅぃ]
「あ、さっきは、すいませんでした」
さっきの女は俺に頭を下げて謝った。
だから、なんとなく俺も、反射的に頭を下げて謝った。
:10/01/22 16:26
:PC
:☆☆☆
#383 [ゅぃ]
・・・なんか、礼儀正しいっつーか、律儀っつーか、
俺より年上なのかな。とか思ってた。
「翔輝、上がれよ」
「おー」
:10/01/22 16:27
:PC
:☆☆☆
#384 [ゅぃ]
「よかったらお詫びしたいので、連絡先教えて下さい」
?
俺はミミを疑った。
:10/01/22 16:28
:PC
:☆☆☆
#385 [ゅぃ]
一登の彼女の亜美は、多分酒の飲み過ぎで潰れていた。
・・・亜美の知り合いか?
「あ、心。コイツ翔輝。同じ鳶職」
「あ、どうも」
:10/01/22 16:29
:PC
:☆☆☆
#386 [ゅぃ]
「こんちは」
心ってゆうのか・・・。
俺は心に笑いかけた。
:10/01/22 16:30
:PC
:☆☆☆
#387 [ゅぃ]
「で、翔輝。こっちが心。亜美の連れ」
やっぱり・・・亜美の連れだな。
・・は?待てよ。亜美と同い年だよな?・・・1個下かよ・・・。
:10/01/22 16:31
:PC
:☆☆☆
#388 [ゅぃ]
「心・・・ちゃんね。さっきはマジごめんね」
一応ちゃん付けで呼んだ。
俺は、初対面のヤツでも誰でも名前で呼ぶから、
ちゃん付けで呼ぶなんて、なんか変な感じだった。
:10/01/22 16:32
:PC
:☆☆☆
#389 [ゅぃ]
心は照れたように嬉しそうにうつむいた。
「お前らなんか良い雰囲気だな」
一登が冗談を言った。
「は?」
俺は一登を睨み付けた。
少し、声が上擦ってしまったかも知れない。
:10/01/22 17:57
:PC
:☆☆☆
#390 [ゅぃ]
「ばか言ってんじゃねーし」
心が見てんだろーが
:10/01/25 09:37
:PC
:☆☆☆
#391 [ゅぃ]
心は照れたようにうつむいたままだ。
なんだか変な気分だ。
「いいから今日は飲もうぜ」
:10/01/29 11:43
:PC
:☆☆☆
#392 [ゅぃ]
誰か読んでくれてますでしょうか?…
:10/01/29 11:51
:PC
:☆☆☆
#393 [姫愛]
見てます

いつも楽しみにしてるんで
頑張って下さい(>_<)!!
:10/01/29 11:58
:P905i
:☆☆☆
#394 [ゅぃ]
姫愛さん
ありがとうございます!
がんばります
:10/01/29 13:34
:PC
:☆☆☆
#395 [我輩は匿名である]
:10/01/29 15:44
:W65T
:☆☆☆
#396 [ゅぃ]
作者のゅぃです><
389からは、私が書いたものではありません。
心sideを見て貰えば分かると思います。
今まで放置していてすいませんでした;;
また書いていきたいので、読んでくれたら嬉しいです。
※なりすまし・荒しはやめてください。
:10/02/18 15:09
:PC
:☆☆☆
#397 [ゅぃ]
384から書いていきます。
:10/02/18 15:11
:PC
:☆☆☆
#398 [ゅぃ]
失礼しました;;;
389から書いていきます。
:10/02/18 15:14
:PC
:☆☆☆
#399 [ゅぃ]
「や・・・こちらこそです」
「あ、翔輝お前また喧嘩したのか?」
「あ?おー・・・まぁ余裕で勝ったけどな」
一登は俺の口を見て言った。
・・・あぁ、さっきの、これみてハンカチ渡したんだな。納得。
:10/02/18 15:18
:PC
:☆☆☆
#400 [ゅぃ]
ってか、転んだだけで口に傷って・・・、
できなくね?(笑)
俺がそんなことを考えてると、携帯の着信音が聞こえた。
心が電話で誰かと話していた。
:10/02/18 15:20
:PC
:☆☆☆
#401 [ゅぃ]
「・・・一登、ごめん。明日仕事入ったから、そろそろ帰るね」
電話を切るなり、心はそう言った。
「マジ?」
「亜美には言っといてっ!」
「おー、気ぃつけてなぁ」
:10/02/18 15:21
:PC
:☆☆☆
#402 [ゅぃ]
・・・・・・・・
「・・・俺もそろそろ帰るわ」
何でか分からないけど、俺は心が気になった。
:10/02/18 15:22
:PC
:☆☆☆
#403 [ゅぃ]
「来たばっかじゃん、お前」
「や、二人の邪魔しちゃ悪いし」
「・・・亜美、潰れてるけどな(笑)」
:10/02/18 15:23
:PC
:☆☆☆
#404 [ゅぃ]
「まぁまぁ。・・・じゃ、これは確かに受け取ったぞ」
「おー、明日頑張れよ、現場」
「おーまたな」
あーだりぃ。明日も仕事かよ。
そう思いながら、俺は心のあとに、一登の部屋を出た。
:10/02/18 15:25
:PC
:☆☆☆
#405 [ゅぃ]
外灯が照らす道を、また歩いていく。
俺の数メートル前には、心の姿があった。
・・・心は、何かを大事そうに持ちながら、少し肩をすくめて歩いている。
自分の周りをキョロキョロしながら、少し小走りで歩いている。
:10/02/18 15:27
:PC
:☆☆☆
#406 [ゅぃ]
・・・・・あ。夜道怖いんだ。さっきも歩いてたのに。
おいおい大丈夫かよ・・・・。
俺はそう思いながら、少しずつ心との距離を縮めて歩いた。
:10/02/18 15:29
:PC
:☆☆☆
#407 [ゅぃ]
すると心はゆっくりと立ち止まり、後ろに振り返った。
「あ」
俺を見るなりそう言った。
:10/02/18 15:29
:PC
:☆☆☆
#408 [ゅぃ]
「あ、心ちゃん、だよね。危ないし、送ってこっか?」
「・・・・あの」
心は困った顔を見せた。
「車で来たからさ。ついでに送ってくよ」
:10/02/18 15:31
:PC
:☆☆☆
#409 [ゅぃ]
心は少し何かを考えた顔をして、そのあとすぐに
「あのっいいです!あたし、電車で帰りますから!」
と断った。
「や、マジ危ないし、送ってくって」
あんなに怖がってたくせに・・・
最近ここら、変質者出るんだよな。
出くわしたりでもしたら、あぶねぇし。
:10/02/18 15:34
:PC
:☆☆☆
#410 [ゅぃ]
俺は心の腕を引っ張った。
「・・・・・やッ!!!!」
・・・・・・・・・え?
:10/02/18 15:36
:PC
:☆☆☆
#411 [ゅぃ]
心がいきなり大声を上げた。
心は俯き加減で、下を向いたまま動かなくなった。
・・・・・・・なんかあったのか?
俺はそう感じた。
:10/02/18 15:37
:PC
:☆☆☆
#412 [ゅぃ]
「・・・・わりぃ、いきなり触ったり・・・・・」
心が大声を上げて思い切り拒絶した。
俺はどうしてもそれが気になった。
・・・男嫌いな女も中にはいると思ってたけど、
心は違うと思った。もっと・・・何か深いモノがあるんだと思った。
:10/02/18 15:41
:PC
:☆☆☆
#413 [ゅぃ]
「・・・・あたしも・・・ごめんなさい。いきなり大声上げて・・・・」
心がゆっくりと口を開いて言った。
・・・どっちにしても、夜道とか危ないだろ。
マジ、ほっとけねぇ。
:10/02/18 15:43
:PC
:☆☆☆
#414 [ゅぃ]
「・・・あのさ、夜道・・・怖いんだろ?」
「・・・・え」
「ずっとそわそわしてたからさ」
俺がそう言うと、心は俺を見上げた。
:10/02/18 15:44
:PC
:☆☆☆
#415 [ゅぃ]
「・・・うん」
良かった。認めてくれて。
「俺なんもしねぇから、送ってくよ。最近夜、変質者出るらしいし」
:10/02/18 15:45
:PC
:☆☆☆
#416 [ゅぃ]
俺のその言葉に、心はギョっとした。
それから少し何かを考えていた。
・・・知らない男についてくんの、躊躇してんだな。
どうしても送り届けようと思った俺は、心の肩を少し叩いて駐車場へ向かった。
:10/02/18 15:48
:PC
:☆☆☆
#417 [ゅぃ]
いったん今日はここまでです。
:10/02/18 15:49
:PC
:☆☆☆
#418 [ゅぃ]
心は少し戸惑っていたけど、やっぱ変質者には会いたくないらしくて、
俺についてきた。
俺は心を助手席に座らせた。
「人にぶつかられて転んだだけで、こんなとこに傷できんの
手使えない人くらいじゃない?」
:10/02/19 13:40
:PC
:☆☆☆
#419 [ゅぃ]
俺は心に傷を見せて言った。
「あ・・・・・」
・・・・こいつ、天然?(笑)
:10/02/19 13:41
:PC
:☆☆☆
#420 [ゅぃ]
「心ってさ、亜美と連れなんだよな?ってことは、俺より1コ下?」
・・・やっぱ、年下に見えねーわ。
「あ、そうみたいです・・・・」
「・・・・あのさ、敬語いーからね」
:10/02/19 13:48
:PC
:☆☆☆
#421 [ゅぃ]
俺は心に、『翔輝』って呼ぶように言った。
「・・・心ってさ、天然?」
「・・・・たまに言われる」
「やっぱり」
やっぱ天然だな。(笑)
:10/02/19 13:52
:PC
:☆☆☆
#422 [ゅぃ]
その後は車を走らせながら、少し喋る程度だった。
「送ってくれてありがとう」
心が礼を言った。
「おう。ちゃんと戸締まりしろよ?じゃあまたな」
「・・・うん」
:10/02/19 13:54
:PC
:☆☆☆
#423 [ゅぃ]
・・・?
・・・・今、なんか元気なかったか?
気のせいか。
俺はその後家に帰った。
:10/02/19 13:56
:PC
:☆☆☆
#424 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
・・・・
家に帰っても、頭の中にいるのは心だった。
・・・あの顔。一瞬だけ何か寂しそうな顔をしていた。
あれはやっぱり・・・気のせいなんかじゃなかったのか?
:10/02/19 13:57
:PC
:☆☆☆
#425 [ゅぃ]
なんか、また喋りてぇって思う自分がいる。
・・・・俺、きもい・・・。
その日は心のことを思い出してばっかりで、なかなか寝付けなかった。
:10/02/19 13:58
:PC
:☆☆☆
#426 [ゅぃ]
あの日から一週間位が経った。
「なぁ、一登」
「なんだぁ?」
:10/02/19 14:02
:PC
:☆☆☆
#427 [ゅぃ]
「今日さ、久しぶりに飲みに行かね?」
「あー今日さ、亜美と約束してたんだよ。3人で行こーぜ♪」
「おう。・・・あのさ、アイツは?」
「あいつ?」
:10/02/19 14:04
:PC
:☆☆☆
#428 [ゅぃ]
俺はまた心に会いたいと思っていた。
「・・・心だよ。こないだいたじゃん?」
「あぁ心か。心も誘うように言っとくよ」
「・・・・おぅ」
:10/02/19 14:04
:PC
:☆☆☆
#429 [ゅぃ]
「もしかして惚れたのかよ?(笑)」
「・・・ばーか」
会ってまた話がしたい。
:10/02/19 14:06
:PC
:☆☆☆
#430 [ゅぃ]
今日はここまでです><
:10/02/19 14:06
:PC
:☆☆☆
#431 [我輩は匿名である]
その日は、一登・亜美・心・俺で、飲みに行くことになって、
俺は内心浮かれていた。
「いらっしゃいませ〜」
居酒屋の店員がそう言ったから、心と亜美がきたか?
って思って、見てみると、一週間ぶりに会う心がいた。
:10/02/23 14:18
:PC
:☆☆☆
#432 [ゅぃ]
すいませんゅぃです;;;
:10/02/23 14:18
:PC
:☆☆☆
#433 [ゅぃ]
「やっほー♪」
「おー昨日ぶり〜(笑)」
マジ、こいつら(一登&亜美)仲いーってゆーか・・・
ラブラブってゆーか。
なんかいーよな。こうゆうの。
:10/02/23 14:19
:PC
:☆☆☆
#434 [ゅぃ]
心と目が合った俺は、心に笑いかけた。
したら心も、俺に笑い返してくれた。
俺はなんだかそれが、妙に嬉しかった。
・・・・乙女かよ、俺は。
:10/02/23 14:20
:PC
:☆☆☆
#435 [ゅぃ]
俺の隣に座ったのは心だった。
30分くらいが経った頃。
「・・・・さむい」
「心、大丈夫?」
「大丈夫かぁ?今日ペース早くね?」
:10/02/23 14:21
:PC
:☆☆☆
#436 [ゅぃ]
心がいきなり寒いと言い出した。
なんだぁ?酒飲んだら寒くなんのか?
心は身震いをしながら、頬を少し赤く染めている。
「あー、これ使えよ」
:10/02/23 14:23
:PC
:☆☆☆
#437 [ゅぃ]
俺は心に自分の上着を渡した。
心は少し遠慮していたけど、俺は無理矢理上着を着せた。
その日はみんな飲みまくって、話したりして、解散になった。
心とは少ししか喋らなかったけど、俺は楽しかった。
:10/02/23 14:26
:PC
:☆☆☆
#438 [ゅぃ]
帰り際、心が俺に「・・・・ぁりがとう」と、言った。
俺は心がいつ喋りかけてきてもいいように、
ずっと心を意識していた。
だから、心が何て言っても聞き取れるようにしていた。
:10/02/23 14:27
:PC
:☆☆☆
#439 [ゅぃ]
その後一登とタクシーに乗って、家に帰った。
「・・・・・あ。番号聞くの忘れた」
ベッドに入る前、俺は気付いた。
・・・・次会ったとき聞こう。俺はそう思い眠りについた。
:10/02/23 14:29
:PC
:☆☆☆
#440 [ゅぃ]
・・・・・・・・・
・・・・
ーーーン
・・ピンポーン
「・・・・誰だ?」
:10/02/23 14:30
:PC
:☆☆☆
#441 [ゅぃ]
次の日俺は、インターホンの音で目が覚めた。
・・・・一登か?
俺はそう思い、ベッドの近くにあったゴムで、少し伸びてきている前髪をくくった。
・・ちなみに、可愛い妹(小1)からもらった、キャラクターのゴム。
:10/02/23 14:34
:PC
:☆☆☆
#442 [ゅぃ]
「はーい・・・・」
俺は返事をしてドアを開けた。
そこにいたのは・・・・
「・・・あ」
「!?」
:10/02/23 14:35
:PC
:☆☆☆
#443 [ゅぃ]
・・・・心だった。
「・・・え?あ・・・・」
「えっと・・・おはよう」
「あぁ・・・・・おはよう」
いきなり(朝から)なんで心がいるんだ?
:10/02/23 14:36
:PC
:☆☆☆
#444 [ゅぃ]
心は俺のことをジっと見つめている。
・・・てゆーか、俺の頭?
「・・・・・キティちゃん」
心は俺の頭を見てそう呟いた。
「・・・・へ?」
:10/02/23 14:38
:PC
:☆☆☆
#445 [ゅぃ]
俺は少し素っ頓狂な声を出した。
「あ、ゴム。キティちゃんだなぁって思って・・・・」
「あー・・・これ、妹からもらったんだ」
「妹いるんだ」
「うん。今小1」
:10/02/23 14:39
:PC
:☆☆☆
#446 [ゅぃ]
なんか俺ら・・・普通に喋ってるし。
「・・・・あっ。実は今日・・・昨日借りた上着返しにきて・・・・」
そう言って心は持っていた袋を俺に差し出した。
「・・おー。さんきゅー。・・・・一人?」
俺は、なんで家知ってんだ?って思いながら聞いた。
:10/02/23 14:40
:PC
:☆☆☆
#447 [ゅぃ]
「亜美に連れてきてもらって・・・・ごめんね、朝から」
「上着なんか、いつでも良かったのに」
「・・・うん。たまたま仕事が休みで・・・・じゃあ、あたし帰るね」
心はそう言って帰ろうとした。
:10/02/23 14:42
:PC
:☆☆☆
#448 [ゅぃ]
「・・・・あ!ちょい待ってくんね?」
俺はそう言ってベッドに向かって走った。
携帯を手にして開くと、新着メールが入っていた。
・・・・亜美だ。
「今から心と家行くね!上着返しに☆」
・・・・俺、起きてねぇよ。
時計を見ると、もう10時半だった。
:10/02/23 14:44
:PC
:☆☆☆
#449 [ゅぃ]
俺は急いで心の所へ戻って、
「あのさ!携帯持ってる?・・・・番号交換しねぇ?」
俺は心に聞いた。
「・・・あ。うん、ちょっと待ってね」
心はそう言って鞄から携帯を取りだした。
:10/02/23 14:45
:PC
:☆☆☆
#450 [ゅぃ]
「はい」
俺と心は赤外線で番号を交換した。
「さんきゅー」
「うん。・・・じゃあ、亜美待ってるから・・・・」
:10/02/26 14:36
:PC
:☆☆☆
#451 [ゅぃ]
「おう。あ、亜美にメール気付かなかったって伝えといて?
・・・・またな」
「うんわかった。またね・・・・」
そう言って心は帰っていった。
:10/02/26 14:37
:PC
:☆☆☆
#452 [ゅぃ]
やべ。来るとか思わなかったし。
つーか俺寝起きじゃん?・・・・不意打ち(?)だろ・・・。
しかも普通に喋ったし。
あんな喋ったのって、あんまし無かったな。
ってまだ会うの3回目だけどさ。
:10/02/26 14:40
:PC
:☆☆☆
#453 [ゅぃ]
その後しばらく俺は、
新しく心の電話帳が入った液晶画面を眺めていた。
「・・・・いつ連絡しよっかな」
・・・・
:10/02/26 14:41
:PC
:☆☆☆
#454 [ゅぃ]
〜直哉side〜
:10/03/02 23:13
:PC
:☆☆☆
#455 [ゅぃ]
あの日・・・・・・
俺は心を裏切った。
・・・・・・・・・・・・
:10/03/02 23:13
:PC
:☆☆☆
#456 [ゅぃ]
・・・・・・・・
心と出逢ったのは、心が中学に入ってきた頃だった。
当時地元では、学年関係なくみんな仲が良かった。
男も。女も。
ある日たまり場に、クラスの女子が心を連れてきた。
:10/03/02 23:20
:PC
:☆☆☆
#457 [ゅぃ]
「あっサキだ!」
「サキ!おせーよ・・・ってだれだー?そのコ!」
「ごめんごめん!この子、心!2コ下だよ!
今日から心もよろしくね!」
「お〜心ちゃん!よろしくね!」
「よろしく〜♪」
:10/03/02 23:23
:PC
:☆☆☆
#458 [ゅぃ]
たまり場にいたヤツらが何やら騒いでいる。
サキが1年の子を連れてきた。
「直哉もこっちこいよ!」
「おー」
:10/03/02 23:25
:PC
:☆☆☆
#459 [ゅぃ]
連れてこられた子は周りの人とさっそく馴染んでいた。
「直哉!この子心だよ!」
「心です♪よろしくお願いします」
心は人なつっこい笑顔で俺に挨拶した。
:10/03/02 23:27
:PC
:☆☆☆
#460 [ゅぃ]
「おー。俺直哉。ってか敬語とかいーよ」
「そうだよ!ここじゃみんなタメだから♪」
俺が心に受けた第一印象。
それは・・・コイツかわえーな。妹みてぇ。犬みたいだし。
なんつーか・・・なつきやすいレトリバー犬みたいな???
いや、どっちかっつーと小型犬だけど。
:10/03/02 23:31
:PC
:☆☆☆
#461 [ゅぃ]
当時俺には、世菜っていう彼女がいた。
たまに喧嘩したりもするけど、仲も良かったし、
まぁまぁ付き合いも長かった。
世菜はおもしろいヤツだし、話も合った。
・・・だから、その時俺と心が付き合うなんて・・・・思ってもなかった。
:10/03/02 23:33
:PC
:☆☆☆
#462 [ゅぃ]
最初心は、たまり場でも、みんなの妹みてぇな存在で。
よく笑うし、犬じゃねぇけどよく走るし(?)
たまにドジだったりもする。
いつも一緒にいて笑ってた。
:10/03/02 23:37
:PC
:☆☆☆
#463 [ゅぃ]
「・・・直哉」
「んー?」
「直哉って、彼女とどこまで行ってんの?」
「ぶっ!!」
心がいきなり変な事聞いてきやがった。
俺は飲んでいたコーヒーを思い切り噴いた。
:10/03/02 23:40
:PC
:☆☆☆
#464 [ゅぃ]
「ちょっとー!!かかった!」
「おまっ!いきなり何言い出すんだよ!中1がそんな事に興味持つの、まだ早いわ!」
コイツ何言い出すんだよマジで・・・・・。
そりゃ男同士とかで話したりすんのは別だけど、
心になると話が違ってくる。
:10/03/02 23:45
:PC
:☆☆☆
#465 [ゅぃ]
「ねぇー!教えてよ!」
「・・・・だめ」
「んー・・・じゃあ、どうやってすんの?」
「・・・何が?」
:10/03/02 23:46
:PC
:☆☆☆
#466 [ゅぃ]
「・・・・・セック・・・」
数秒で心の聞きたい事を理解した俺は、
心が最後の言葉を言い出す前に、心の口を手で塞いだ。
「お前にはまだ早い!」
「んー!!・・・ぷはっ。いーじゃんか!」
:10/03/02 23:49
:PC
:☆☆☆
#467 [ゅぃ]
「だめなもんはだめ」
「なんでー!」
「なんでも」
「どうしてー!」
「どうしても」
:10/03/02 23:49
:PC
:☆☆☆
#468 [ゅぃ]
「・・・・いいじゃんか」
心がぼそっと呟いた。
「はぁ・・・心なんでそんなんに興味持つの?」
「・・・・あたしだけだったから」
「・・・・はい?」
:10/03/03 13:06
:PC
:☆☆☆
#469 [ゅぃ]
「・・・だから。そうゆー事知らないの、あたしだけだった。みんなは・・・クラスの友達とか、詳しかった」
「・・・そうか」
まぁ確かに俺も、中学入ってからはそんなんだったな。
でもやっぱ俺からは心に教えらんねぇな。
「心は、そのままでいいんだよ」
:10/03/03 13:11
:PC
:☆☆☆
#470 [ゅぃ]
俺はそう言っといた。
心は少しの間黙った後、「わかった」って言ってた。
それから時が過ぎて、俺は高校に入って、心は中二になった。
やっぱりみんな相変わらずで、高校に入っても、しょっちゅうたまり場にたまってた。もちろん心も。
:10/03/03 13:16
:PC
:☆☆☆
#471 [ゅぃ]
俺と世菜は、住んでいる区域が違ったから、中学も高校も違ったけど、相変わらずだった。週3くらいで会うペースだった。
・・・・・だから、俺と会ってない間に世菜が、誰とどこで何をしているのか、知らなかった。
俺は元々束縛とかもしないし、世菜を信じていた。
信じていたのに・・・・・・・。
:10/03/03 13:25
:PC
:☆☆☆
#472 [ゅぃ]
ある日俺はみんなでたまり場にいた。
世菜が、「今週中はずっと会えない」って言っていたから、俺はしばらくたまり場にいるつもりでいた。
・・・・・だけど、一週間の間心がずっと来なかった。
テスト期間でもないし、どうしたんだ?って思っていた次の週の火曜日。
やっと心が顔を見せた。
:10/03/03 13:34
:PC
:☆☆☆
#473 [ゅぃ]
「やっほー」
「あ!心!やっときたな〜」
「心にお菓子買ってきてるからおいで〜♪」
・・・・・・
「なぁ、直哉」
:10/03/03 13:36
:PC
:☆☆☆
#474 [ゅぃ]
俺の隣にいたヤツが俺に話しかけてきた。
「んー?」
「心さ、最近彼氏できたんだって」
「・・・・・彼氏?」
「うん。なんかさ、隣の中学のヤツらしーよ」
俺はそのとき心に彼氏ができたと知った。
:10/03/03 13:42
:PC
:☆☆☆
#475 [ゅぃ]
「そーいや俺らがまだ中三だった頃にも、いたって聞いた。誰だとは聞かなかったけど」
おいおい、俺は聞いてねぇぞ?
心のヤツなんも言わなかったじゃねぇか。
でも別に俺は世菜だけだったし、兄貴分として気になった。
:10/03/03 13:45
:PC
:☆☆☆
#476 [ゅぃ]
「直哉〜久しぶり」
そう言って心は俺に近づいてきた。
「おー久しぶりじゃん。元気か?」
心が近づいてきた時にふわっと甘い香りがした。
心は俺の隣に腰かけた。
その甘い香りは俺のすぐ近くにあって、俺の鼻をくすぐった。
:10/03/03 13:50
:PC
:☆☆☆
#477 [ゅぃ]
「元気だよ!高校はどう?」
そうやって俺に話しかけてくる心を見ると、睫毛がカールされていた。唇は、淡いピンク色。
なんだよコイツ。彼氏できたからって色気付いてんのか?
薄化粧しやがって。
「おー楽しいよ。・・・・心彼氏できたんだろ?」
:10/03/03 13:53
:PC
:☆☆☆
#478 [ゅぃ]
すると心は少し照れたように「・・・・ぅん」って答えた。
「俺の知ってるヤツか?」
「おい〜直哉。お前心の父ちゃんかよ!」
「みたいみたい」
周りの奴らがそう言ってきた。
:10/03/03 13:54
:PC
:☆☆☆
#479 [ゅぃ]
「父ちゃんじゃねぇよ」
「いや、直哉今本当にお父さんみだいだった(笑)」
「直哉パパ〜♪」
周りの奴らはそう言って笑っていた。
俺は心がそうやってだんだんキレイになっていくんだなぁ。と思うと、少し寂しかった。
:10/03/03 13:57
:PC
:☆☆☆
#480 [ゅぃ]
でもそれは、本当に父親が娘に対して思うような感情で。
てか、妹より父親かよ。って思った。
その日を境に心はだんだんキレイになっていくように見えた。
「サキちゃん!メイク教えて!」
心はサキやクラスの女子に、化粧の仕方とか教わってた。
:10/03/03 13:59
:PC
:☆☆☆
#481 [ゅぃ]
「おじゃましまーす♪」
「亜美きたぁ!」
「亜美、先生なんだったのー?」
心と亜美は仲が良かったから、亜美もよく来ていた。
亜美も彼氏がいるらしくて、最近はちょくちょくしか来ていなかった。
:10/03/03 14:03
:PC
:☆☆☆
#482 [ゅぃ]
「・・・・・みんな恋愛してんな」
「え、どうしたいきなり(笑)直哉もしてるじゃんかよ?」
「いやなんつーかさ、初々しいじゃん?」
「まぁなぁ。かわいいよなぁこの頃の恋愛って。てかお前らも充分らぶいから!」
「そうか・・・・?」
:10/03/08 13:15
:PC
:☆☆☆
#483 [ゅぃ]
「やっぱ付き合い長いと、新鮮味って無くならねぇ?」
「そーだな。女って新鮮味ばっか求めるじゃん?でも世菜は全然そんなんじゃねぇんだよな」
「へぇ。ま、直哉も世菜も大人だからな」
:10/03/08 13:21
:PC
:☆☆☆
#484 [ゅぃ]
男女の付き合いって、初めはすげぇ幸せそうにしてる。
お互いが言う事にいちいち照れたりして、ドキドキしたりして。
俺と世菜も最初はそうだった。
でも、段々慣れみたいなものが出てきて、俺はそっちの方が楽だったし、世菜もなんにも言わなかった。俺にわがままなんかも言わなかった。
:10/03/08 13:24
:PC
:☆☆☆
#485 [ゅぃ]
だから、心や亜美たちがやけに幸せそうに感じた。
彼氏できたんだろ?って聞くだけで恥ずかしそうにして。
例えば俺と世菜は、二人で外歩いてる時は手繋いだりするけど、
ただ手繋いでて、お互いなんか喋り会ってるだけ。
俺は幸せだなとは思うけど、ドキドキもなんもしない。
:10/03/08 13:28
:PC
:☆☆☆
#486 [ゅぃ]
そういうもんなんだろう。
・・・・・
俺の隣に世菜がいることが当たり前なんだ。って、毎日そう思いながら過ごしてきた。
・・・・でも、そんな当たり前な事が簡単に崩れ去ることを、俺は知ることになる・・・・。
:10/03/08 13:40
:PC
:☆☆☆
#487 [ゅぃ]
・・・・・・・
ある日。俺はいつものように学校へ行った。
その日は天気予報が見事に外れて、朝は晴れていたのに、学校が終わる頃になると、曇り空が広がっていた。
その日は世菜の家に行くことになってて、俺は放課後になると世菜の家まで急いだ。
:10/03/08 13:45
:PC
:☆☆☆
#488 [ゅぃ]
世菜の家に着く頃には、雨はぽつぽつと降り出してきていた。
・・・・・これは、きっとこれから起こる事の前触れだったに違いない。
ピンポーン・・・・・
俺はインターホンを鳴らした。
:10/03/08 13:48
:PC
:☆☆☆
#489 [ゅぃ]
でも世菜はなかなか出てこない。
・・・3回目くらいでやっと世菜が玄関に来た。
「ごめん!トイレ行ってた!上がって」
「おう。おじゃましまーす」
俺は特になにも気にしなかった。
:10/03/08 13:49
:PC
:☆☆☆
#490 [ゅぃ]
「お茶入れてくるから、さきに部屋行ってて?」
「はいよー」
俺は軽く返事をして世菜の部屋へ行った。
いつもは綺麗に片付いている部屋は、少しだけ散らかっていた。
俺はベッドに腰を下ろして待っていた。
そのとき、クラスのヤツから電話が掛かってきた。
:10/03/08 13:53
:PC
:☆☆☆
#491 [ゅぃ]
ピ
「あ!直哉?」
「おう。どうした?」
「あのさぁ!実はな・・・サキがこないだ、岡本と別れたじゃん?んで!今日気晴らしにカラオケ行くことになってさぁ・・・」
:10/03/08 13:55
:PC
:☆☆☆
#492 [ゅぃ]
電話の内容はカラオケに行こうって話だった。
サキには彼氏がいて、最近別れたって話を聞いていた。
「俺今、世菜んちなんだわ。行けたら行くな」
「了解!あ!あとさぁ・・・心も別れたんだと」
「・・・マジ?」
心も彼氏と別れたと聞いた。
:10/03/08 13:58
:PC
:☆☆☆
#493 [ゅぃ]
理由を聞くと、心の元彼は、心がたまり場に行くことを良く思ってなかったらしい。
自分の知らない男もいるとかって、反対していた。
でも心はみんな仲が良いし、みんな大事な友達だ。って言ったらしい。
その理由で彼氏と喧嘩して別れたと聞いた。
:10/03/08 14:01
:PC
:☆☆☆
#494 [ゅぃ]
「・・・ま、中学生の恋愛って喧嘩して別れるとか多いもんな」
「だなぁ。なんかみんな別れてね?」
しばらくの間ずっと雑談していた。
気付いたらもう10以上は経ってて・・・・
「ま、そーゆうわけだ。じゃまたな」
「おう、またな」
:10/03/08 14:04
:PC
:☆☆☆
#495 [ゅぃ]
電話を終えてからも世菜はまだこない。
どうしたんだ?そう思っていると世菜が部屋に来た。
「ごめんー。ちょっと時間掛かった」
「おーさんきゅー」
:10/03/08 14:06
:PC
:☆☆☆
#496 [ゅぃ]
それからテレビをつけて話したりしていた。
二人でベッドにねっころがりながら、キスしたりしていると、
自然な流れで俺は世菜の胸を触ったりしていた。
すると・・・・・
:10/03/08 14:08
:PC
:☆☆☆
#497 [ゅぃ]
「・・・・っ直哉、ちょっと待って」
そう言って世菜はいきなり部屋を飛び出していった。
・・・・・なんなんだ?
世菜は机の上に置いていた鞄の中からタオルを取りだした。
その瞬間机の上から鞄が勢い良く落ちた。
:10/03/08 14:10
:PC
:☆☆☆
#498 [ゅぃ]
バサバサ!!
鞄の中身がいっきに出てきた。
ノート・教科書・財布・手帳。
・・・・・俺は一点を見つめたまま動けなくなった。
:10/03/08 14:11
:PC
:☆☆☆
#499 [ゅぃ]
数秒間思考が停止した。
・・・は?うそだろ・・・・なんでこんなもん・・・・・
・・・・・・それは、エコー写真だった。
テレビや映画でよく見る、赤ちゃんのエコー写真。
:10/03/08 14:13
:PC
:☆☆☆
#500 [ゅぃ]
俺でも知っているその白黒写真に、俺は手を伸ばした。
・・・・・世菜、妊娠・・・してんのか?
うそだろ?・・・・ってことは、父親は俺だよな?
・・・・・やべぇ。俺、なにしてんだよ。
:10/03/08 14:14
:PC
:☆☆☆
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